本日も月末だというのにお昼に腹ごなしにカメラを持って散歩に行ってきました。
とりあえず特に撮りたいモノはキメず、出会った動物を撮影するというラフなすたんすで道を歩き、公園へと向かいます。
と、すぐにエゾリスを発見。
地面の上をゴソゴソしているところに近づいていくと、ヒョコっと立って警戒態勢へ
そして、見事にリスらしいフォルムで走り出し、近くの木へと一気に登ります。
この日はカメラの設定もまだマシだったので、動くリスも一応なんとか捉えることに成功。
ただし、やはり300mmのズームでは距離が遠すぎた。
人間にしっかり警戒心のある野生のエゾリスです。
それから木に登り僕のことを観察していましたが、エゾリスという生き物は正面と横ではまるでフォルムが違う。というか、もはや別の生き物にすら見える。
「あれ・・・あの暗がりにいる丸いの、エゾリスだよな・・・」
と、木の枝の暗がりに隠れたエゾリスをカメラ越しに捉えながら、自分でもあれがさっきのリスなのか疑いながらシャッターを切りました。
で、撮れたのがこれ。
なんというか・・・トトロ?
木に登り正面をむいたエゾリスは、どういうわけかエゾ・トトロとでも言うべき丸くドッシリした生き物へと変貌していました。
これがエゾリスのマジックなのか?
横からみたらあんなにリスなのに、正面からみるとトトロ。
冬毛がのびて脂肪も蓄えた状態で、さらに下からの煽りだとよけいに丸い。
そしてハラの白い毛が目立つので、この角度だとトトロにしか見えない。
ああ宮崎先生、トトロは北海道にもいましたよ。
しかし横からみると、しっかりとリス。
たしかに大柄で、なんか毛もながくて太っている気もしますが、そのフォルムはたしかにエゾリス。
さらに横から木を登っている姿は、もう完璧にリス。
いったいなぜ見方によってこうも形が変わってしまうのか?
しかし体を縮めると途端に丸くなるみたいですね。
斜め下からのアングルだと、ほどよい丸さ加減になります。
というか、トトロは当初はミミズクから名前をとってミミンズクという名前だったことから、ミミズクがモデルだっと言われています。
ええそうです、当然あれはリスではありません。
というか、リスがあんな丸くなるほうがおかしい・・・エゾリスはなんとも不思議な生きものです。
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