ダイワのクルセイダーで聖地渓流を奪還セヨ【レビュー】

スプーン
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こんばんはαトラウトです。

今回はダイワの定番スプーンであるクルセイダーのレビューです。

このルアーはトラウトフィッシングを始めた時からお世話になってますが、いかつい名前の割に扱いやすく簡単にトラウトが釣れるコスパスプーンですんでまぁおすすめです。

【2018/3/9日更新履歴】

記事内一部追記

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ダイワのクルセイダーとは?

ダイワ・クルセイダー(DAIWA CRUSADER)はダイワが販売しているスプーンです。

発売からすでに30年が経過してなお形が変わらない定番ルアー。

ネイティブトラウトをメインターゲットに作られていますがエリアにも適応し、使う場所もターゲットとなる魚種も選ばない万能スプーンです

クルセイダーはとにかく値段が安いことから、トラウトアングラーなら同じダイワのチヌークSと一緒に2~3個は必ずタックルボックスに入っているんじゃないすかね。

どれくらい安いかっていうと、一個500円以下が殆ど

サイズもカラーリングも豊富で、なおかつ大手メーカーのスプーンだけあって作りもしっかりしています。

十字軍を付けた色とりどりのスプーン軍団

クルセイダーの意味は、スペイン語で「十字架を付けた軍団」。

キリストの十字軍がこの名で呼ばれていますが、ダイワクルセイダーのボディにも十字が刻まれています。

エルサレム奪還のために100年戦争を戦い続けた十字軍と同じく、クルセイダーも100年はこの形を変えずに販売され続ける予定なんでしょうね。いやまじでそれ位完成されているスプーンですし冗談にも思えません。

とか突っ込んでみたんですが、詳しくは知らないものの、30年前のトラウトフィッシング事情を考えるとなんとなくわかります。

当時のトラウトフィッシング界では海外製のアイテムであふれかえっていました。

それこそリールはアブの独壇場、ルアーも海外製品が主流です。

そこでダイワが海外製品に支配されたトラウト達の住む聖地エルサレム……つまり渓流、本流のネイティブエリアを奪還したいと考えたんだと思います。

その成果もあり、今やトラウトを釣るために奪還を果たしたダイワーのスプーン。

ただし、今や聖地争いはシマノ原理主義派との厳しい争いが続行中。闘争は今だ終わらず、十字軍は結社を巨大化し続けているんじゃないかと。

まぁそんな恐ろしい妄想は置いておき、ようやく詳しいスペックについてチェックしますよ。

クルセイダーのスペック

トラウトの定番スプーンであるダイワ・クルセイダーは昔から定番のティアドロップ型が特徴。

扱いやすさとアップクロスでの水カミの良さなどから初心者には欠かせないルアーであり、僕もクルセイダーを使って本格的にトラウトフィッシングをはじめました。

アクションは大きくアピール力抜群

今回も水中でのアクション確認用動画を第七実験室(風呂場)で撮影してまいりました。

クルセイダーの特徴は戦意抜群の大きな動き。

深めのカップとドロップ形状によって水の抵抗を大きくしており、ウォブリングは派手め。アピール力はかなり強いです。

リトリーブ中は浮き上がりやすく、浅い場所を攻めたり、スローリトリーブを得意としているのが特徴。とくにアップクロスでは大きく水の抵抗を受けるこの形が効果抜群。

海外スプーンを蹴散らし聖地奪還を果たした性能は伊達ではありません。

渓流から本流や湖まで対応

ウェイトとサイズ:2.5g(28mm)4g(35mm)5g(40mm)/7g(40mm)/10g(65mm)/13g(57mm)/17g(65mm)

フック:トレブルフック

価格:450円(オフィシャル)※一部カラーが510円

渓流域から本流域、しいてはソルトフィッシングまで、あらゆるエリアで使うことが想定されているラインナップです。

後述しますが同じウエイトでもサイズが同じだったりするので注意しないといけませんので、購入前には注意が必要です。

バリエーションも豊富

クルセイダーは長年にわたり様々なカラーを出しています

カラーバリエーションはとんでもなく多く、歴代のクルセイダーシリーズをくわえると数えきれないほど。30年も戦っていれば十字軍兵士の数が尋常ではありません。

ちなみに現行型は白銀仕上げなのでトラウトへのアピール力抜群。

お気に入りなのはクルセイダーらしいFOSと、ヤマメ。それとグリーンパーG。渓流で安定のブルピン。基本この4つ持っていればカラーには困らないなと思ってます。

その他にも4g・2・5gだけのカラーや激アツなどのモデル別カラーがありますよ。

とにかくカラーバリエーションが多く、市場では過去のカラーがいまだ売られているんでネットでサイズごとに見ていき、気に入ったカラ―を購入すると良いです。

コストパフォーマンスに優れすぎたクルセイダー

ダイワのクルセイダーは公式で450円とう超低価格。

これが市場にやってくると300円代で買えてしまいます。

性能抜群ながらコスパが良いスプーンは、ルアーロストが怖い初心者にうってつけのルアー。

ちなみに僕がはじめて50UPトラウトを釣ったのも4gのクルセイダーでした。

カラーはブルピンの4g。

渓流の落ち込みのボトムを狙って引きずりだした一匹です。

僕にはじめての50Upをもたらしてくれたルアーだけに性能と信頼度は抜群ですけど、まぁとにかく使いやすい。

とくに何のアクションもつけずリルトリーブするだけでガバッと食ってきました。

7gは河川万能兵士

個人的にめちゃくちゃ好きなのがダイワ―・クルセイダーのが7gです。

7gは河川でのトラウトフィッシングでは万能ともいえるサイズ。

しかもクルセイダー7gは5gと同じ40mmなので丁度良い。

飛距離もいいしフォールスピードもめちゃくちゃ理想的。

リトリーブ速度もちょうど良いバランス感。河川のトラウトを狙うならこれさえ持っておけばとりあえずどこでも使える万能スプーン。

十字軍の最強兵士としてあらゆる場所で作戦を実行しトラウトを釣り、さらに人々を洗脳。十字軍の計画を成就させる要となる恐るべき存在です。

渓流域のアサシン4g

ダイワの聖十字軍は至るところに存在します。

渓流域で暗躍しているのがアサシン4g 達。

小さな体をいかし、源流部を含むあらゆるポイントを攻略。

音もたてずトラウトに忍び寄り、虫のそぶりで誘惑し釣りあげるのが得意。

警戒心が高いトラウトすらつい口を使う絶妙なシェイプとローリングが魅力。

僕に50upをもたらしてくれた十字軍伝説のアサシンです。

 

その他ぶっちゃけ何でも釣れる十字軍

ダイワ・クルセイダーのターゲットとなる魚はかなり豊富です。

チヌークSほど多くはないですが、トラウト相手ならまず何でもいけます。

トラウト:ニジマス、イワナ、ヤマメ、アメマス、サクラマス、カラフトマス。サーモン

その他:ブラックバス、バチ抜けシーバス、ナマズ

北海道ではクルセイダーは良くカラフトマス釣りに利用されています。

カラフトマスはアキアジよりもワンサイズ小さなスプーンを使うのが主流で、スローリトリーブがメイン。ダイワクルセイダーがソルトゲームで一番多用されているターゲットです。

クルセイダーのデメリット

 

万能ルアーであるダイワのクルセイダー。十字軍の進撃は止まることなくワールドニューオーダーのためにシマノスプーンと抗争を続けつつも結社を巨大化させています。

しかーし、ここで注意してほしいことが一つ。

ダイワのクルセイダーはサイズとウェイトに要注意。

普通の感覚で購入するとうっかりミスってしまうことが多いので、購入前にここだけはしっかりと読んでおいてください。

10gはトラウト相手にものすごい使いにくい

まずはこちらをご覧ください。

写真下は僕が良く使うクルセイダーの7gです。

で、上の2倍ぐらい大きいサイズ。

これ、実はクルセイダーの10gなんですよ。

嘘じゃありません。

まぁ、なんすかねこれ。

 

いきなり巨大化するにも程がありますよ

 

3gだよ?たった3gでなんでこんな巨大化してんだよ

何これ成長期?

中学から高校になったら急に身長のびちゃった感じなの?

牛乳沢山のんで鉄棒にぶら下がって一日1万回垂直飛びでもしたの?

モテたかったの?

ねぇ、すんごいモテたかったの?

と、つ問い詰めずにはいられないこのサイズ。

実はダイワのクルセイダーの10g は17gとまったく同じ型を使用しているのです。

そのため、7gで40㎜だったのが、3g増えた途端いきなり65mmにまで巨大化。

しかもプレートの厚みは半分程度に薄くなっており、飛ばない、沈まない、やたらデカイの3重苦ルアーになってるんです。

これは人間もルアーも同じこと。無駄に背伸びして中身が無い状態になるとよけい苦しくなるもの。

わかりずらいと思うので、これをテキストに置き換えると、まるで無意味な言葉、例えば唐突に

ドンタコス

みたいなガバガバな言葉を大文字でぶっこんじゃうようなもの。もう意味わかんない。使いどころていうか理解できない。お腹へったの?メキシコに行きたいの?何なんなの?ただのコミュ障なの?みたいな混乱しか生まないケイオスワードになってしまう。

まぁ、クルセイダーの10gはそれ位意味わかんないんです。

これをトラウトフィッシングでつかうために間違ってネット注文してしまった僕ですが、この10gのクルセイダーを使えるスポットが殆どなくタックルボックスで眠ってます。

ちなみに同じ10gのダイワ・チヌークSでこのサイズですからね。

どう考えたって同じ10gでトラウト相手ならチヌークSのほうが使いやすいんですよ。

 

これは5gと7gにも言えることで、5gも7gとまったく同じ型を使っているので、サイズは一緒でも軽く薄いスプーンになっており性能がまるで別物。

飛距離も2gどころの差ではなく、5g買うなら7gのほうが河川では俄然扱いやすいですし、どうせ5g買うな渓流アサシンの4g買ったほうが便利です。

もちろん薄いボディの10gと5gにもメリットが無いわけでもないんですが。

10gはトローリングで使うひとが多いし、ビックスプーンのようにナマズやバスを釣るのには使えますよ。

ただ、キャスト性能は地獄。他のスプーンの10gと思って投げるとあまりに飛ばないのでビックリします。

クルセイダーの使い方

クルセイダーの使い方は簡単です。

とくに特別なことをやるひつようもなく、投げてリトリーブ。それだけ。

ただ、特徴であるフォール速度の遅さを活かしてフォール時間を入れたストップ&ゴーがネイティブエリアでは効果が高いです。

クルセイダーのストップ&ゴー

クルセイダーはストップ&ゴーを使うと釣果が全然違うと感じます。

ネィティブのトラウトはノーマルリトリーブよりも、食いのタイミングがあるストップ&ゴーのほうがスプーンは食ってきます。

クルセイダーも同じなのですが、フォール速度がかなり遅いスプーンなので、ストップの時間が長くとれるのが特徴です。

僕は巻き一回に対して1秒ストップ、また巻きを一回いれて1秒ストップという動作を繰り返すことが多いです。

河川の場合は、半分巻いて一瞬止め、それからまた半分巻く動作を多用しています。

クルセイダーは食わせの時間を作りやすいという特徴を知っておけば釣果も全然変わってきます。

 

浮き上がりやすさを考慮したスローリトリーブ

ティアドロップ型のクルセイダーは浮き上がりやすさも特徴です。

この手のスプーンはスローリトリーブが使えます。

 

スローリトリーブのメリットは、ゆっくりと魚にルアーを見せられること。

低活性の時にはこの方法が有効ですし、レンジキープがかなり楽です。

 

一方、警戒心が高かいトラウトの場合、スローリトリーブで長くルアーを見せると見切られることも増えます。

リトリーブ速度を速める場合はストップ&ゴーを多用。スローに巻くばあいはそのまま巻き続けるようにするといいでしょう。

ダイワ・クルセイダーは初心者から使える万能スプーン

なんだかんだ言ってますけど、ダイワの十字軍は使えます。

僕が初めてトラウトを釣ったのもクルセイダーですし、伊達に100年戦争戦ってないなっていうか、何がなんでもエルサレム奪還する気合と根性と性能は賞賛しかないですね。

扱いやすさは抜群かつ値段もめちゃくちゃ安いので、はじめてスプーン買うならクルセイダーをおすすめします。

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