ラパラのフローティングミノーを愛し過ぎた男

ミノー
スポンサーリンク

 

ラパラの中でも一番好きなルアーは何か?

そう言われれば反射神経を凌駕する速度で「オリジナルフローティング」と答えるαトラウトです。

まぁ単純に説明しちゃうと可愛い、マジで尊い。完全に無理。

 

僕的にラパラの推しは断トツこれなんですけど、もちろんラパラの歴史やアクションなど魅力満載。

世界で一番売れているフローティングミノーの元祖。

オリジナルフローティングは使うだけで楽しませてくれる貴重なルアーです。

スポンサーリンク

ラパラのフローティングミノーとは?

 

ラパラのフローティングミノー(オリジナルフローティング)

正式名称はラパラオリジナルフローターであるこのミノーは世界で最初に発売されたフローティングミノーです。

ラパラの創始者、ラウリ・ラパラが初めて売り出した最古のミノー。

つまり、この世にあるミノーの始まり的なやつ。なんかこうRPGだったら神殿の奥で眠っていたり、エバンゲリオンだったらネルフ地下に拘束されてるようなやつです。

 

販売からの歴史はとてつもなく長く、ラパラ創立が1959年ですから、少なく見積もっても製品の販売はすでに70年近く行われ続けているんですね。もう生きた化石かってね。シーラカンスルアーです本当に。

ラパラオリジナルフローティングはバルサ

ラパラのオリジナルフローティングはバルサ材で作られているフローティングミノーです。

その特性は非常に軽く、アクションが軽やか。固定重心で昔ながらの作りを守り続けている伝統のミノーです。

世界最高のルアーメーカーが未だにバルサを使ったルアーを作っているのも良く考えたら不思議ですけど、そこにはただ伝統を守るという理由だけでなく、アクションへのこだわりがあるから。そして古い製法を守ることこそラパラブランドの魅力だから。

第二次世界大戦前から変わらずバルサで作らてるんですよこれ。

ヤバイよ。もうここまできたらバルサじゃないよ、ラパラのミノーはロマンで出来てるんだよ。

オールドルアーとは思えないミノー達のキレキレアクション

歴史はあれど、どうせ古いルアーだから大して動かないんじゃないの?

なんて甘くみてたらいけません。

この動画のとおり、動きは尋常じゃないほどキレキレです。

バルサの軽さがなせる技といいますか、立ち上がりもめちゃくちゃ早いですし、ウォブンロールの具合も最高。短いエリアでこれでもかとアクションを詰め込んでくれます。

スローリトリーブでもしっかり動いてくれるので、トップウォーター化させて使うことも可能。トゥイッチでダイブさせたりすると反応が凄い良いですね。

 

飛距離はでないけど気にならない不思議なミノー

バルサゆえに飛ばないという問題点もあるんですけど、河川はそもそもそこまで飛距離が重要になる場所が少ないんで特に困らないです。

あと飛距離アップのためのカスタム方法も存在しますしね。

それに着水音がものすごい静かなんですよね、これ。

リトリーブ中は中のラトル音が細かく響く程度でとてもナチュラル。

水にしみこむようなルアーとでもいいますか、魚のみならず人間の警戒心すら解くなめらかな動きは一目見て魅了されます。

ラパラのミノー達に共通する愛される古きデザイン

ラパラオリジナルフローティングが守っているのは、バルサだけではありません。

愛くるしいデザインはラパラの顔。いやーいつみても良いですね。まじで尊いよラパラミノー。

ボディのフォルムも昔とまったく変わっておらず、丸みを帯びたスティック状。

威圧感はまったくなく、むしろ癒し系。

これがバルサの質感もあいまって、何度も触りたくなる。

触りすぎるとラパラ依存症となりポケットの中にミノーがいつの間にか入っています。まじ魔性。

 

北欧はフィンランド生まれのルアーだけに、素朴さと愛くるしさがにじみでていて、北欧家具と一緒にインテリアにしちゃえるレベルですね。

 

この他のにも見ているだけで欲しくなるカラーが沢山あるんで、市場をチェックしてみてください。

ラパラのフローティングミノーで釣れる魚

 

ラパラはもともとトラウトを釣るための漁具として生まれたルアーであり、当然トラウトは全般釣れます。

オリジナルフローティング(フローター)もやはりトラウトをメインターゲットとしていますが、バス用もシーバス用のミノーも、ありとあらゆるミノーがラパラをお手本として派生したので、当然あらゆる魚種がターゲットになります。

これだけオールマイティなミノーっていうのも、良く考えたらラパラミノー位のもんですよね。

日本だけでなく、世界中であらゆるターゲット相手に成果を上げているので、使えないターゲットはサメかクジラかマグロ位じゃないかと思います。

可愛いのにコスパが良くて助かりまくる

バルサ素材のミノーなんて、まぁ普通に考えたらハンドメイドで2000円以上はするだろうなと思いますよね?

ところがラパラのオリジナルフローティングは、市場価格が1個1000円前後。

F7以下のモデルなら1000円以下で買えることも多いんです。

このコスパの良さは世界最大手ならではですね。

誰もが憧れのバルサミノーを低価格で買えるとか、ラパラじゃなきゃ絶対ありえませんよ。

F7のスペック

ラパラF7のスぺックについて見ていきましょう。

オリジナルフローティングシリーズはいずれも軽く、なおかつ潜航深度が深いのが特徴です。

ターゲットはトラウトがメイン。サイズ的にブラックバスでも使う人が多いです。

 

F7 (7cm)

潜航レンジ0.9~1.5m

ウェイト=4g

フック=2 No.7

 

F7は主に渓流~中流域で活躍しています。

ネイティブのトラウトでも少し大型が相手ですね。

僕はデザイン的にも動き的にもこのサイズが好みで、見るだけでついつい欲しくなります。

他にも色々なカラーがあるので探してみてください。

 

ラパラF7の使い方

フローティングミノーのF7の使い方は至ってシンプル。

ストップ&ゴーとトゥイッチ、この2種類のアクションで大抵なんでも釣れます。

個人的にはレインボー相手に使うので、潜航深度を活かしたストップ&ゴーのほうが使いやすいなと思っています。活性が高い時にはトゥイッチを使うのは表層付近でアピールしたい時が多いです。

 

飛距離が出ないけど河川では問題なし

元祖フローティングミノーというオールドルアーの一種でもあるF7は、バル材の軽さもあり飛距離がさほど出ません。

 

F7の場合はナイロン6lbを使って15mが限界ですかね。

これにオールドカーディナル付けて使うばりばりのラパラーもいますけど、その場合さらに飛距離でません。

が、彼らはいっこうにそんなこと気にしませんし、僕もラパラに飛距離なんてもとめてませんからね。

 

それに河川では15mも飛べばだいたい対岸まで攻められます。

これが野池やらダム湖やらだとオカッパりではまるで使いものにならないんですが、メインフィールドが河川の僕だからそこまでストレスないです。

 

それに、投げてるのはラパラのF7ですから。

誰もがこのルアーを飛ばないってわかってますし、それ込みで愛せちゃう魅力がこのルアーにはあります。それに、ミノーイング中のアクションのキレを優先して使ってる人が大半。魚がいれば絶対にバイトさせられるという自信をもってF7を使う人がとても多いです。

 

ラパラF7を使えば釣りがより幸せなものになる

 

ラパラミノーの魅力は単に釣れるだけにとどまりません。

懐かしさを感じるクラシックなデザインとフォルムは見ているだけで癒されますし、実際に飾っている人も多いです。

また、このルアーで釣れる魚は他のミノーで釣れるのとは全然違います。

アクションも気持ちい良いですし、飛距離が出ないのすらなぜか愛せる要因の一つになってしまうし、釣れた時の喜びは本当に気持ち良いですし、なんですかね…そう、幸せなんですよ。

 

釣りって、たぶんだけど、幸せになるためのもかもしれない。

 

なんて普段だったら絶対言わない台詞も、ラパラを目の前にすれば案外ナチュラル。

殺伐とした現実を忘れ、自然の中でそんな気持ちを持たせてくれるロマンあふれるラパラオリジナルフローティングで、最高の一匹をぜひ。

コメント