カストキングのスピニングリールはアメリカ軍用なのか?【レビュー・インプレ】

リール

カストキングから発売されているスピニングリールのレビュー&インプレ記事です。

数年前から話題になっているカストキングといえばアメリカの釣り具ブランドとして有名ですね。

今まで僕らはダイワか、シマノか、アブガルシアか、ぐらいの選択肢しかなかったのに、インターネットの普及により個人輸入が可能になり、ついに海外製コスパリールという手段を手に入れたのです。インターネット万歳です本当に。

さらに、こちらのブログの読者様が、僕のアフィリエイトリンクを通して買い物してくださったおかげで、今回のリールを購入することができました。本当にありがとうございます。

というわけで、このブログのテーマでもある「コスパ」を極めるべく、安くてカッコ良いスピニングリールをテストしてきました。

手に入れたのはメラ2というなんともSFチックなリール。

とりあえず総論からいうと「軍用リール」という感想。

デザインもそうですが、安いスピニングリールなのに、タフで長持ちするコスパモンスター。

そんなミリタリーテイストなカストキングのスピニングリールのレビューをまずは紹介です。

カストキングのリールが届いたよ

カストキング

こちらが噂のカストキング・メラ2です。

アマゾンで注文して3日で届いたこの商品。

箱を見るかぎり、すでにカッコイイオーラでています。

では、さっそく開封してみましょう。

 

カストキング

おおおカッコイイイイィィイ!!

と一気に童心に戻されるデザイン。

正直に言うと、思ってたよりもカッコイイ!

基本コスパのことしか考えて無かったαトラウトですが、箱からでてきたメラ2のデザインの秀逸さに思わず腰を抜かします。

オールブラックの武骨なボディに、ハニカム構造のSFチックなスプール。

さらに通常よりも長く、シャープに伸びたハンドルのワルさ。

はい全部解決。

これね、間違いない。

ええ、米軍が作ったリールですよコレ。

でなきゃこのキモカッコヨサはありえない。

この武骨なSF感。ハンドル回したらビームのラインが出てきそうです。

 

それに価格帯もありえない。

リールの購入価格はわずか3280円

 

ね?そうでしょ?絶対税金つかってますよこれ?

間違いない。でなきゃありえない。

この政府の陰謀的ハイテク満載リールが、ったったの3000円代。

この貧乏人・αトラウト、これほどお得な買い物をしたことがありません。

では、詳しい詳細について見ていきましょう。

最強のコスパを誇るカストキングとは?

カストキング

カストキング(kastking)はアメリカの釣り具ブランドです。

創立者達はアメリカはCIAではなく、ニューヨークにあるシラキュース大学の出身。

彼らは貧しい学生時代に釣りにはまったそうなんですが、当時は自前のタックルがなく、皆で購入したタックルをシェアしてたそうなんですね。

というか驚きですね。釣り道具をシェアしているって。やったことあります?僕ですら自前のタックルあるんですから、これ相当の極貧ですよ。

で、そんな貧しき彼らは大学をなんとか卒業。

奨学金の返済などもあるでしょうが、そのころにはすでに釣りを仕事にしようと考えていたそうです。もう完全な釣りキチですね。

そこで、彼らは貧しき釣りを体験しすぎた結果なんでしょう。

メーカーに勤めるという発想はなく「もう自分たちでタックル一式作ったらどうだろうか?そしたら安くすむよね」と思い立ち、会社創立しはじめたそうです。ほんと釣りキチ。

でも、貧乏だからこそ自ら何かを作ろうとするのはよく理解できます。

αトラウトもお金がないので自作ルアーを作ったり、このブログを運営することで釣り具の購入資金をみなさんからもらっています。もし企業するなら、彼らとおんなじ発想に至るでしょうね。

コスパ最強を目指すベンチャー企業

で、彼らカストキングのコンセプトは、他の釣り具メーカーとは大きく違います。

まず第一にすえているのが「誰もが買える安くて使える釣り具」

コスパこそが正義、それが彼らのモットーなんです。

釣り具メーカーとしては変わってはいますけど、彼らのように2000年前後に生まれた通称「ミレニアル世代」と言われるアメリカの若者は、何においてもコスパ意識がとても高い。

なので、まさに今のアメリカらしいコンセプトでもあるんです。

 

続いて「デザイン性に富んでいて、今まで誰も見たことが無いもの」です。

 

デザイン性は、安さを補う力があるのは間違いないです。

大抵、趣味で人が高いものを欲しがるのってカッコイイからじゃないですか。

そのカッコ良さを、安いリールでも体現できたら、そりゃ言うことなし。

 

というわけで、これを読んでもらえばわかったでしょう。

カストキングは、そもそもコスパ最強をはじめから目指しているメーカーなんですよ。

そんな理想を最も多く詰め込んだのが、このメラ2。

低価格で高耐久、つまり安くて長く使えるリールってわけです。

ちなみに公式サイトはこちら

製品情報などを見ることができます。

安価なのに大物対応のパワーと軽量化を実現

カストキング

さて、こちらのメラ2ですが、3000円代のエントリークラスのリールながら、その性能は驚くべきものです。

とくに軽量・小型化とパワーについては他のリールの追随を許さない仕上がりとなっており、冗談抜きでCIAの秘密兵器かと勘違いするスペックです。

最大ドラグ力12キロのアメリカン・モンスター

カストキング

今回購入したスピニングリールのメラ2(mela2)最大の売りといっていいのが、とんでもないドラグ性能です。

その最大ドラグ力は、4000番台でなんと12kg。

比較対象として、価格帯が2倍は上のダイワのエントリーモデル、レブロスの4000番を調べましたが、そのドラグ力はたったの6㎏。

つまり、ダイワのリールより2分の1の値段なのに、最大ドラグ力は2倍も上なんですよ。これがアメリカですよ、みなさん。

 

ちなみに僕が購入したのはメラ2の3000番。

こちらのドラグ力ですら、なんと11㎏もあるんです。

これだけあったら、ショアから狙える魚だったら大抵いけますし、青物だって余裕ですね。

ちなみに、僕がこのリールを選んだ理由はイトウを狙えるから。

大型になると1メートル以上に成長するとされるイトウを釣る上で、ヤワなタックルでは歯が立ちません。とくに安物はすぐに壊れてしまうでしょう。

しかし、メラ2の3000番であれば最大11kgまで耐える。

しかも耐久度も高い。

もしこの世に軍用リールなるものが存在するなら、メラ2がまさにそれ。これだけハイパワーなリールなら、間違いなくイトウとのやり取りが可能だと考えました。

ハニカム構造で超軽量+高耐久なスピニングリール

 

カストキング

カストキングのスピニングリールの代表格、メラ2の外見はかなり変わってます。

このスプール部分がハチの巣の様になっている所はとてもSFチック。ネットフィリックスのSF映画が好きな僕にはたまりません。

で、このハチの巣のようなスプールは見た目だけを重視したわけでもないんです。

これはハニカム構造と言い、軽量化をしつつ、耐久性を落とさないための構造なんです。

メラ2の耐久制度はかなりのものです。

ボディの艶消しは塗装ではなく、グラファイトボディのせい。

グラファイトとは炭素を固めた人口黒鉛のこと。カーボンの親戚みたいなもので、アルミ合金よりも軽く、熱や摩擦に強いため、荒く使っても傷がつきにくいタフな仕上がりです。

スプールとハンドルは見ての通りのアルミ合金製。シャフトには強化メタル。ドラグにはカーボンディスク付き。

さらに、メラ2にはボディ内部に10個ものボールベアリングを内蔵しています

カストキング

3,000円代のリールにしては多すぎるベアリング数ですが、これにより回転摩擦による消耗を防ぎっつ、ガタツキを抑え、リーリングの負荷を分散。パワースピニングとして使ってもリールの耐久力を維持します。

ちなみにベアリングの位置はこんな感じですよ。

 

カストキング

この図面の赤いパーツがすべてベアリングです。

ちなみに図面見ると10+1BBとなっています。

というか、これ見ると、ハンドル部分に3つも入ってる

て、どんだけハンドル強化したいんだってはなしです。

カストキング

これがベアリング3つも使って守っているハンドルノブです。

カストキングのリールといえば、このサメのマークが入った大き目のハンドルノブが特徴ですよね。ウーンアメリカン。

なお、ハニカムスプールやグラファイトなどの軽量素材を使った結果、3000番のリール重量はたったの236g。

またまた比較のために引っ張りだしたレブロス3000の場合、重量は290g。内臓されたボールベアリングの重量を考慮すると、ボディの軽さはかなりのものです。

リールにはスペアのスプールも付属

カストキング

3000円代のリールとしては珍しいですが、スペアのスプールが付属してきます。

スプールはグラファイト製。インポートブランドのアブガルシアも替えスプールが良く付いてますよね。

スペアのスプールがあるので、僕はこちらにナイロンの10lbを巻きました。

スペアのスプールは、基本ラインシステムに不具合が出た時にすぐに交換できるためのものです。

ただ、僕は同じタックルで色々な場所を攻められるように、メインのアルミスプールにはPEを、予備のスプールにはナイロンを巻いていきます。

コンパクトで使いやすいデザイン

カストキング

僕はカストキングのメラ2を購入するにあたり3000番をチョイスしました。

というのも、もともと8フィートのロッドに付けて天塩川本流や湖を狙うため。

このリールのほかにも安価な渓流用7フィートのため2000~2500番のリールを購入しようとしたんですけど、正直今は2000番のリールを買わず、こちらのリール一つで二つのロッドを使うことにしています。

なぜそんな真似が可能なのかというと。

実は、3000番のボディはアブガルシアの2000番とサイズがほぼ一緒だったんです。

外見での違いはスプール部分だけ。

金型を減らすため、2000番のモデルを流用して作っているからこそ高いコスパを生み出しているわけですね。

で、このコンパクトさが結構重要。

もともと7フィートのロッドには2000番のハイギアを付けようと思っていたのです。

しかし、メラ2を買ったのでそれは中止。

だって、2000番のサイズで3000番の糸巻き量があれば実質HG化されてるのと一緒。

しかも軽量だから3000番だろうが2500番クラスの扱いやすさです。

なお、メラ2の3000番のハンドル一回転あたりの糸巻き量は73cm。

これにより、とりあえず3000番さえ持っておけば、7フィートにも8フィートにもフィットしてくれるわけです。

3000円代のリールとしてはあり得ない安さ

カストキング

ここでカストキングのメラ2の各シリーズのスペックについて一覧を載せておきます。

1000番~4000番までのラインナップとなっており、渓流からライトショアジギングまで幅広く対応しています。

それにしても、1000番のドラグ力が8㎏になっているのは高度なアメリカンジョークなのかと。ULロッドでサケでも釣れというんでしょうか?

ちなみにメラ2は現在品薄状態。

やっぱりこのデザインと安さが人気なのか、なかなか購入が難しいかもしれませんが、探せばどこかに売ってるでしょう。

実際にカストキングのリールをインプレッション

それではカストキングが誇る最強コスパリール、メラ2のインプレッションしていこうかと思います。

場所はダム湖。

タックルは7fのミディアムライトクラス。

ラインはPE0.8にナイロン3号のリーダー。

そこに14gのメタルジグを付けてブンブン放っていこうかと思います。

巻き始めは固かったリールがいきなりスムーズになる

海外製リールということで、最初はやっぱり巻き感が固いなと思っていました。

まぁこのあたりはアメリカ製だし。僕だってネットフィリックスで毎日のようにアメリカの日常を見ているわけで。若干そのあたりは寛容でしたよ。

だって、あのピザとコーラーとダイハードで作られた国のリール。ヒップホップにハッパが出てきてバカ笑いしているような人達の製品。だったらそれくらいのガサツサがちょうどいい・・・

と、思いはじめると

いきなりリールが軽くなったのです。

まじで?何これ?

いきなりブルースウィルスの頭くらいツルッツルだよこれ?

って、まぁそりゃそうです。

ボールベアリングが10個も入っていてそんな重いわけがない。

これはグリスが固まってたのが原因ですね。

なお、中は分解していないんですが、ハンドル部分からはみ出していたグリスは最初白色でした。

これ、確か汎用型の高回転用グリースで、安いリールによく塗ってるやつですよね?

で、この手のグリスが固いのは最初だけ。

低温で固まったグリースも回してつかってやると、一気に柔らかくなり、突然回転がスムーズになります。

最初は固すぎてオルタード・カーボン並みのガッチガチのSFハードボイルドかとおもいきや、使っていくと突然童貞卒業コメディ並みの柔らかさになります。爆笑です。

長めのキモカッコイイハンドルは結構巻きやすい

カストキングノリールはこの若干キモカッコイイ系のハンドルが付いてます。

このハンドルは普通のリールよりも長めに作られてるんですけど、どうやら「ロングキャストハンドル」という正式名称があるそうで。

リールのハンドルは、確かに長いほうが早く、簡単に巻けるとは聞きますしね。

で、実際にジグを投げて巻いてみると、たしかに巻きやすい。

リールからハンドルが遠いので回しやすいですし、トゥイッチやジャークを入れつつの巻きだとより実感します。

それと、このノブは結構持ちやすいですね。

デカ過ぎないですし、滑りもしないし。

遠投して巻きまくる釣りをする人には向いてますね。

ラインローラーのシャー音が若干気になる

PEを使っているので仕方ない部分もありますが、ラインローラーのシャー音が時々でますね。

あとでグリースを少し足して、ワッシャーを噛ませたりすればOKかも。

ちなみに、ナイロンラインを使った場合は音はあまりしません。

たぶんラインローラーがかなり広めに作られているのも原因ですね。アメリカ感がついにきました。

ただ、3000円代のリールでのその他の性能の高さを考えると、この辺りは許容できるかも。

剛性が高いので変な軋みは無し

海外リールでも、アメリカ製ということで気になるのは、やっぱりガタツキですよね。

僕のアメリカ機械のイメージは「子供がかくれんぼできるエンジンルーム」というシボレーなんで、もう隙間とか凄いんじゃないの?と。

でも、実際に使ってみると、ガタ付なんて一切ありません。

 

そうです。

アメリカは変わったんです。

 

頑丈で壊れない精密さも兼ね備えている。

つまり、僕らの知っている大雑把なアメリカはもういない。

この手に握られているアメリカは、フェイスブックとネットリフィックスと節約志向が大好きなミレニアル世代のアメリカなんです。

全体的にかなりしっかりとした作りで、ハンドルノブも緩みはありません。

軋みもガタ付もなし。タフでハードに使っていける感じのリールという印象です。

高所から引っこ抜いてニジマスが釣れる

ダム湖のほとりでジグを投げていましたが変化がないので、とりあえずダムの落ち込みに移動。

そこでメタルジグを入れて動かしていると、30㎝前後のニジマスちゃんがヒット。

というか、なんでダム下でメタルジグ使ってるんだって話ですけど。

いやこれが結構便利なんですよ、こういう所。

で、高いところから抜く場合でも、テンションが掛かった状態でもベアリングが10個も内臓されているので、負荷がそれほど掛からないんでしょうね。

これは、もっとパワーゲームでデカイ魚相手に激流の中で試したいと思わされます。

本流を泳ぐ道北の渓流雷魚も釣れた

北海道雷魚

存在すら疑わしかった幻の北の渓流雷魚も釣れました。

巻き取り力は十分。さすがにドラグ力11㎏とロングハンドルによる高トルク。

なんでも青物にしてしまう本流の流れ乗って下る重い雷魚にビビったものの、意を決したゴリ巻きで短時間勝負できるパワーがありました。

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カストキングの様々なスピニングリール

メラ2が売り切れがあいつでおりますが、他にも様々なスピニングリールを取り揃えているカストキング。

ベイトのほうが知名度高いメーカーですが、僕的にはスピニングの方が剛性も高くてダメな部分も少ないメーカーな気がしています。

なお、どのリールもベアリング数が多いのと、最大ドラグが対モンスター用の設定になっているのが特徴です。

スピニングで安心してデカイ魚とやり取りできるでしょう。

高コスパ性能のSharkyIII(シャークリー3)

現在カストキングの定番リールとなっているのがシャークリー3(SharkyIII)

5000円代にはあまりも高機能な破格な最強コスパリール。

ボールベアリング10個搭載に、PEライン対応スプール搭載。

海でも川でも使えるカストキングオリジナルの防水シールド機構搭載。

特徴である最大ドラグもメラ2以上に高いので、フィネスからパワースピニングまで、ありとあらゆる釣りに対応してくれます。

【スペック】

番手:1000/2000/3000/4000

BB:10+1(ステンレス)/KastKingシールド搭載/最大ドラグ18kg

Summer/Centron(サマー/セントロン)

カストキングで最も安いスピニングリールであるサマーとセントロン。

その価格は驚きの2000円代。

白いリールがサマー、黒いリールがセントロン。

見た目が違うだけで中身はまったく一緒。この価格ながらPEラインを巻いて使うことを前提に作られたアルミスプールを採用。入門機ながら、やはり遠投でのキャスティングゲームにも役立ちます。

【スペック】

番手:2000/ 3000 /4000 /5000

BB:9-1 /2色陽極酸化アルミニウムスプール/最大ドラグ力(kg):8

カストキングのリールは買って損無しの超コスパリール

カストキング(KastKing)は最強のコスパスピングリールメーカー。

3000円代のリールなんて。

しかも海外製なんて、と思うのは完全に古い!

その実態は明らかに値段以上のスペックです。

しかも大物相手に使えるハイパワーさと剛性まで兼ね備えているわけで。

これほどのコスパリールが生まれているアメリカ。もうやばいですね。

お金がないけど釣りがしたい。

だから、安いリールで、きちんと使えるものが欲しいなら本気でおすすめできるアイテムです。

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