渓流にダイワのスピンキャスト80で挑むことになるとは。
渓流ルアーフィッシングをはじめた2年前にはまるで予想すらしていませんでした。
というか、スピニングでの渓流釣りのあとは、かくじつにベイトフィネスでもやるのかと思ってたんですが。
なぜか気が付けばスピンキャストを車に積み込んでいました。
なんで僕はいつもこうなのか?
誰かの期待通りにいかないばかりか、自分の期待通りにすら物事がうまく進まない。
それも釣りならば少しは思い通りになるかと思えば、それすらも不可能。
何故か不思議と惹かれてしまったスピンキャストは、驚くほどのローテクリール。
けれど買ったものは使うしかない。
というか、新しいリールなんて買っている余裕はない。
もういいよ!やってやると!インプレしてやる!
と開き直り、アクセルを踏み込んだ結果車の後輪がスピンキャストしたαトラウトです。アイス・エイジ。
ほんとうに冬道は安全運転が大事。
開き直ってアクセル全開なんて死刑執行と一緒。もう本当に怖い。
しかも目の前で事故車を見る率が1日1回くらいに増加。
道北地方の国道には毎日のように氷のIEDを仕掛けられ
住宅街の狭い路地では一時停止ができない車の巻き込み自爆テロ
4月になるまで終わらない雪まみれのゲリラ戦が展開しています。本当に死にたくない。
そんな地獄の道路を僕のポンコツ車はをノロノロと進み、凍てついた渓流へと到着しました。
ちなみに前回購入したスピンキャストのレビューはこちらです。

スピンキャストをもって渓流に到着
ダイワのスピンキャスト80をもって渓流へとやってきた僕。
しかし、息も絶え絶えに藪を漕いでやってきたポイントを見て愕然とします。
凍ってる。
渓流が完全に氷に覆われているっている
ということは
僕は氷河期にまでタイムスリップしてしまったのか?
いつ?どこで僕は時を超えた?時計台に雷とか落ちてないんだけど?
けれどスマホを取り出したあたりで、ここがいつもの渓流だと気が付きます。
それは、雪景色に覆われ、姿がまるで変ってしまった渓流。
岩が転がり音を立てて流れていた渓流の姿は消え
変わりに表面を覆う分厚い氷が、渓流の姿をすっかり隠していたのです。
道北の川は北海道の中でも一段と氷やすいのか、冬になるとこんな感じで姿すら見えなくなりますね。
こんな渓流にやってきてしまって、そもそも魚なんて釣れる気がしないんですが、今回の僕の目的は
スピンキャストってどうやって使うのか?
というのを学ぶためですができれば魚が釣りたかった。
キャストできる水が殆みえない状況なので
単純に雪山にスピンキャストもって登山しにきただけ
というか、ここまで来て今更引き返すってこともできないので、スピンキャスト80を投げて、最低限のインプレだけでもしていきたいですね。
スピンキャストはどんなロッドに合うのか?
スピンキャウトで釣りをしようと思った時、一番最初に迷ったのが
どんなロッドが一番合うのか?
という非常に難解な問題でした。
そもそもスピンキャスト用と銘打たれたロッドがあまりにもありません。
スピニングならスピニング用、ベイトならベイト用でわかりやすいし、丸型ベイトならチャンピオングリップだとか、ガングリップだとか一目瞭然。
しかしスピンキャストにはそれがない。
ネットでスピンキャスト用のロッドで探してみると出てくるのは
大抵セットロッドですし
シェイクスピアの機関車トーマスのコンボは今は欲しくない!
と、何度さがしても出てくるシェイクスピアの機関車トーマスにブチギレること数回。
そこで最終的には「じゃぁ皆どんなロッドに合わせてるのかな?」ということで調べ始めました。
スピンキャストに一番似合うのはガングリップ
スピンキャストを使っている人たちの動画や画像を漁り続けた僕。
その頃になると脳みそがスピンキャストに侵され、瞼がクローズドフェイス状態。
いかん、このまま寝るな、このまま寝たら夢に機関車トーマスが出てくる。
そう自分に言い聞かせ、様々な組み合わせを見ていきました
その結論としては。
スピンキャストリールにはガングリップが一番似合う。
ということです。
そもそもスピンキャストリールは50年代~60年代のアメリカでデビューし、ガングリップ(チャンピオングリップ)に装着することを前提に作られてきました。
その伝統はなぜか今も続いており
たいていのスピンキャストリールは垂直方向にやたらデカイ。
しかもデカイだけならいいけど
親指で押すボタンの位置までなんか高い。
そのため、リールシート部分が一段低くなっているチャンピオングリップが一番しっくりくるんですね、見た目としても。
でもね。
僕が買ったスピンキャスト80って、1900円だったんですよ。
新品で買っても3000円位しかかからないんですよ。
そこにグリップが中古で1万、ロッド部分で中古で2万だして滅茶苦茶良いセットを買うのってまぁきつい。
それも釣り具にお金を掛けられない貧乏な僕にしたらすさまじいハードルの高さ。
みなさんが犬小屋を跨いで乗り越える感覚なら僕はタワーマンションによじ登っているような気持ちですから。ぜったい無理だからこれ。
それと重量の問題もありますね。
渓流でガングリップ使いたいけど、今までのタックルに比べるとおしっこ漏れそうな位重くなる。
スピンキャスト自体重めのリールなんで、いきなり重量UPはきつい。
けど、それならどうしようか。
ゼブコやシェイクスピアなどのスピンキャストを売っているバスプロショップでは、実売3000円位でバス用のガングリップULロッドが売ってるんですよ。
なんか見た感じFUJIグリップに激似でけっこう渋い。
で、これならいい感じにロッドにはまるかも…
と思ったら、まさかのアイテムを見つけてしまったのです。
ベイト用の鱒レンジャー・ダークナイトが闇より復活
スピンキャストに価格的にも見合うベイトタックルは無いだろうか?
このさいガングリップとかじゃなくて良いから!送料とかも無料で!
とか思って定期的にAmazonを眺め続けていると
ついに見つけてしまいました。
なんと、ベイト用の鱒レンジャーが再び売られていたのです。
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