今年釣りをしていて一番ハマっていたのはスープンであった気がするのですが、その中でも裏面にカラーがあるタイプが意外にも使いやすいと気がつきました。
とはいえ、とっても個人的な発見というか、基本的な先入観により
「スプーンは裏面がキラキラ光ってないとダメ」と思い込んでいました。
特にネイティブはその傾向が強いと感じますが、逆にネイティブほど裏面が塗装されたスプーンが使いやすい。
渓流になるとルアーを通しているコースがわかりやすいので、釣果アップに繋がっていく他、ロストも防げる気がしています。
といった事を言っていたら「裏面塗装してあるスプーンあげるよ」と頂いたのが、このアートフィッシングのドルフィン。
裏面が目立つカラーになっていますが、表面はナチュラルという普通とは反対と塗装が施されている、今シーズンの僕のマストスプーンになっています。
裏面が派手なスプーンの良いところ
アートフィッシングのリバードルフィンは大変使いやすいスプーンです。
細身であり、動きはナチュラルでレンジを下げやすいのが特徴。
魅せつけて誘い、食わせて掛けるという基本コンセプトをしっかりと追求したトラウト用スプーンです。
アクションは公式動画を参考にしてください。
とっても滑らかで、いかにも釣れそうなスプーンです。
僕も頂いた色々なリバードルフィンを使わせてもらいましたが、とくに水深がある場所や、流れの強い場所での安定感がたまりません。
表面はカットが入ったナチュラルな仕上がりになっています。
なんだかんだ言って、ナチュラルなシルバーやゴールドが万能ですからね。
あとカットが入っているのが良い。なんか特別感があります。
しかし裏面は派手なカラーになっています。
こうやって裏面が派手になると、魚に対するフラッシングのアピールは損なわれてしまうのですが、その代わりにカラーによるアピールが強くなる気がします。
というのも、表面にあたる所は水中では下をむいています。
逆に、裏面は上をむいて泳ぎます。
このルアーに水中で光が当たるのは、当然上をむいている裏側に集中しやすくなる。
また、チェイスした魚がルアーの後ろにつく時、見えているのは裏面だけになりやすい。
だからこそ、ここにカラーを塗ることで、カラーによるアピール効果を生むのが裏面塗装なのだと解釈しています。
そして、裏面は水中では上をむいているので、アングラーから見えているのも実は裏面。
なので、ここを派手にすると水中での視認線が一気にあがります。
これが渓流では効果的。
複雑な流れの中、どのコースを通すか神経をつかう渓流ルアーフィッシングでは、よくミノーの背中に蛍光シールを張ることがありますが、それと同じ効果がスプーンでも出せるのです。
そして、魚のアタックも良くわかります。
視覚的にスプーンを捉えやすくなると、魚がアタックした瞬間に横方向に吹っ飛ぶ動きも目で見えるので、とっても興奮しますね。
また、水中でのルアーの動きが見やすいので、アクションも掛けやすいです。
トゥイッチを入れた時に、ルアーがどんなヒラ打ちをしているか目に見えるので、それを参考に次のルアーの動きを決めながら、よりゲーム性の高いスプーニングが楽しめます。
といったかんじでメリットはとても多いですが、一番のデメリットは、魚に対するフラッシング効果が薄まる所ですね。
ここはなんとも言えませんが、フラッシングすれば釣れる魚はスルーしてしまう事になるので、その場合は普通のスプーンを使うのが良いと思います。
しかし、魚はフラッシングで釣れるのか、それとも動きで釣れるのか?
という問題は未だ僕にもわかりません。なんせ、真っ黒なスプーンでも釣れるので。
とはいえ、裏面を蛍光カラーにすると、スプーンが楽しくなるのは事実。
皆さんも次の釣りでは、試しにスプーンの裏面を派手にして遊んでください、きっとより面白くなると思いますよ。
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