ダイソーフロッグをカスタムして弱点を克服していく話

トップウォーター
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ダイソーフロッグの欠点をおぎなうべく、強度アップとウェイトチューンを行ってみました。

前回の記事でダイソーフロッグのレビューをしたαトラウトです。

しかしこのフロッグ、色々と欠点はあるものの、全て「100円」というパワーによってオールオッケーになってしまう、非常にずるい、いや、有難い商品でもあります。

なんせ欠点がっても、100円だったらなんでもゆるせる。

さらに、たった100円ならば、カスタムフロッグの材料としては最高の素材。

去年からナマズと雷魚でフロッグを使いはじめ、色々とカスタムも行ってきたので、なんかもう「フロッグは買ったら改造するものだ」というミームを植え付けられてしまっています。

怖いですね、情報というものは。

先人たちのせいで、知らず知らずに洗脳を受けてしまい、フロッグ=カスタムという図式を覚えこまされてしまう。

だから、このフロッグを買った時も

僕「ウボォ!ゴレハガイゾウシガイがアルゾ!」

てな具合に、ゴリマッチョな思考の雷魚アングラーに洗脳された僕は、フロッグ使いに洗脳された僕はすぐに改造に着手してしまいました。ダレカタズケテ。

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男らしくダイソーのフロッグを改造していく

フロッグを見たら即改造しようと思うのは、もう末期症状なのか?

なぜか今回もフロッグをカスタムするために12個もダイソーフロッグを手に入れてしまったんですよ。

いや、でもすごいよね。

フロッグって小さいやつでも1200円とか普通だから、同じ値段だして12個買えちゃうのはまじですごい。前回のレビューでも言いましたけど、ほんとうにありがたい。

https://douhokuhinntyou.com/2020/06/12/%e3%83%80%e3%82%a4%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%83%95%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%b0%e3%82%92%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%8b%e3%81%91%e3%81%a9%e6%9c%89%e9%9b%a3%e3%81%bf/

まぁサイズが小さいから遠投用フロッグとかにはならないので、僕が行くエリアの雷魚は厳しいんだけど、サイズ的にナマズはベストなんじゃないか?

とか思って、今回はフックを強化することなく、対ナマズメイン。むろんバス用にも使えるカスタムであり、ついでに雷魚釣れたらいいな位で改造していこうと思います。

ダイソ―フロッグの問題点をもう一度確認

さて、カスタムをするなら問題点を解決する方向でやるのがベスト。

てなわけでダイソ―フロッグの問題点をもう一度見ていくと

・浮き姿勢的に吸い込みしにくそう

・水が入りすぎて使いづらい

・テーブルターンはできるけどドッグウォークしずらい(ネチネチ攻めずらい)

・フックが回転しやすくフロッグが壊れそう

・軽いからカバーの上に乗っかってしまう

・もう少し飛距離出したい

・シンプルだからブレード付けてみたい

てな感じですね。

とくに水が入りすぎてしまうのは本当にストレスなんで、ここは絶対解決したい。

あとドッグウォークをさせやすくして、なおかつ吸い込みやすく、ある程度のカバーなら突き抜けられるようウェイトアップもぜひやりたい。

それとフロッグの強化ですね、一つのフロッグを長持ちさせるなら、フックがぐるぐる回りがちな所も改良したいと思います。

まずはダイソーフロッグをシンプルにウェイトアップ

まずはダイソーフロッグをシンプルにウェイトアップさせてみました。

方法は雷魚フロッグのカスタムの応用で、フック交換と専用シンカーを使わない感じですね。

フック上部にウェイトを足してPEラインでぐるぐる巻きにする

まずは中身を出して、フックの上側にシンカーを足してやります。

なんで上かっていうと、まずダイソーフロッグはボディ後方にシンカーがくっついているんで、後ろ側にはあまり足せないから。単純に重量を増やすなら、フックの前方に足してやるのがベターです。

使うのは板重りで、こいつで3gほど重量を増してやります。

その上から8号のPEラインを使い、グルグルと巻く。

このままでも使えるんですけど、デカイのが掛かった時にダブルフックが開いてしまう可能性も無きにしもあらず。

てなわけで、ここはPEラインでフックのカーブ手前までぐるぐると巻いて接着剤で固定です。

なお、ここは針金でも良いですし、ウェイトシンカーでもイケると思いますね。僕は雷魚用のフロッグは針金でやってます。

その上からも接着剤を塗ってやり、ガッチガチに固定。渇くまで放置です。

ダイソーフロッグにはめ込み口の上側を閉じる

つづいてフックを元通りはめ込んだら、口側をPEラインでぐるぐる巻いて、おもいきり絞ります。

ダイソーフロッグの浸水がひどい原因が、じつはココがめちゃくちゃゆるいから。

だから、ここをPEラインで縛ってやると、いっきに水漏れしなくなります。

PEラインで思い切り縛ったら、あとは上から接着剤を垂らしてコーティング。

ここで使うのはPANDOとかセメダインのスーパーXとかです。

ちなみに僕はPANDO持ってないんで、ホームセンターに良く置いてあるスーパーXを使っています。

フックと空気穴を接着剤で埋めて固定

最後にフックと空気穴を接着剤で埋めて固定してやります。

使うのはさっきのスーパーX。本当はPANDOの方がいいけど案外これでもいけます。

ちなみにココは厚めに塗りたいんで、塗布は2回に分けてやります。

一回目はまんべんなく塗って、2回目はがっつり盛る感じ。

ただし、ここで注意してもらいたいのが、ボディとフックの間に隙間があるまま固めると、フッキングしにくくなることです。

なので、一回フロッグのシンカーを外して、逆さまにつけてやることをおすすめします。こうするとフックとシンカーがピタっとくっつきます。

また、さらにくっ付けたい&フッキング率強化のために、割りばし等をフック先端とボディ上部の間にはさんで接着面を軽く押し付けてやるといい感じです。こうするとフックとボディの間にだいぶ隙間ができます(ウィードレス効果は薄まります)

これでフックをボディに固定して回転をふせぎつつ、水抜けが悪い上、簡単に空気が入るおなかの穴をふさいでやりますよ。

んじゃぁ空気穴どうすんのって話ですけど、やっぱり開けちゃいますよ。

最後にテールに穴をあけて完成

雷魚で学んだテール側に穴をあける方法は、このダイソーフロッグでも通用します。

やり方は簡単で、テールの先端の少し下側めがけて穴をあけるだけ。

穴の開け方は色々あるんですが、僕は使い古した小さなドリルの先端をライターで熱して、そのままズボ。

そのまま少しグリグリっとして引き抜くと、見事穴ができるわけです。

この穴の位置のメリットは、なんといっても水があまり入らない上、水抜けまで良いこと。テール後方なら遠心力で水が抜けるんで、キャストするだけで簡単に水抜きができます。

さらにナマズや雷魚相手の場合、分厚い口でフロッグを噛むと、おなかの下の空気穴が塞がれてしまい、フッキングできないことも結構ある。

けれど、テール側に空気穴があれば口で塞がれにくいため、フッキング率も向上するってわけですね。超便利。

てなわけで、これで3g追加で15gのフロッグが完成です。

これなら太いラインでもまぁまぁ投げやすいし、吸い込みもしやすい。カバーの上に乗せた時も振動も伝わりやすいから、なかなかいい感じに仕上がりました。

なお、ウェイトはさらに1g位なら足せそうな予感がしてます。

ドッグウォークが得意なダイソーフロッグを作ろう

続いてテーブルターンではなく、ドッグウォークが得意なネチネチ系のダイソ―フロッグを作ってみようと思います。

やっぱりフロッグ使いによってはドッグウォークさせやすいほうが好きって人もいますしね。僕も好きですよ。

なお、やり方はほぼ一緒なんですが、中のフックにウェイトは足さず、ボディ外側のシンカー部分にほんのりウェイトを足す感じです。

フックと穴を埋める時に板重りを足してやる

このカスタムでは、フックを接着剤で固定する時に、ついでに切った板重りを足してやることでドッグウォークがしやすい浮き姿勢に調整してやります。

つまり、浮力を維持した状態で、姿勢を斜め45度にしてやるんですね。

だから使う板重りも少しでいいです。僕は1.5gほどを三角形に切って、フックの間に収まるように設置しました。

やり方は簡単で、一回目の塗布が終わったあと、その上から板重りを接着。

それから上にもう一度接着剤を厚塗りして、ガッチガチに固定するだけです。

口の力が強い雷魚相手だと強度が不安な改造ですが、ナマズやバスであればこのカスタムで十分だと思いますね。

多彩なアクションが出せるダイソーフロッグが完成

※画像奥の赤いフロッグがドッグウォークカスタム。

手前側のノーマルと比べると姿勢が45度で動かしやすそう

ヘッド部分が持ち上がって水を受けやすい感じ。

元々せり上がり気味の頭部なんで、斜め45度でだいぶ水を押すようになります。

 

こうしてウェイトを外側に足してやると、斜めの浮き姿勢が完成。

これで首を左右に動かしてドッグウォークがやりやすくなる。

さらにスケーティング、ダイビングといったトップウォーターならではの多彩なアクションが出せる面白フロッグができました。

やっぱりフロッグってトップウォーターだし、同じポイントでネチネチ攻めるなら、やっぱりこのカスタムがベター。

あと、浮き姿勢が斜めになるとウィードにも引っ掛かり難くなるという利点もあるんで、カバーゲームでは結構おすすめのカスタムです。

定番のブレードカスタムもダイソ―フロッグでやってみる

最後にやってみたのが、フロッグカスタムの定番であるブレードチューンです。

まぁこれ、ブレードを単純に足してやるだけなので説明は不要ですね。

とりあえず色々な方法があるんですけど、僕はPEラインを使ってフックを取り付けるわっかを作り、そこにスペイルとブレードを装着するだけですね。

ちなみにスペイルを取り付けるワッカですが、フックを固定しているPEラインの余りを利用して作ってみました。

こうするとブレードがよりフロッグ本体に近づきフッキング率も向上するんじゃないか?

なんて甘い考えをもっておりますが、ナマズ相手のフロッグゲームなんてミスバイトの嵐になるから、あんまり効果はないかもしれません。

ブレードを付けて巻物ダイソーフロッグの完成

このブレード付きダイソーフロッグはトップの巻物として使えます。

投げてから、そのままウィードエリアを巻いてくるだけ。

広いエリアをサーチするためのフロッグとして使う予定です。

あと、ブレードに反応が良い時とかは、やっぱりこっちのフロッグのほうが良いはず。

ちなみに浮き姿勢的にもウェイトを足さず、ただブレード付けたほうが良いですね。

カスタムしたダイソーフロッグで最初の一匹を狙う

こうしてダイソーフロッグのカスタムを楽しんでしまいましたが、目的はやはり釣ること。

トラブルが予想される個所はできるだけお金を掛けずに改良できたと思うんですけどね。

ちなみにアクションはテスト済みですが、一番のお気に入りはやっぱりドッグウォークカスタムです。

ノーマルよりも多彩なアクションが出せるし、ダイブとかスケーティングとか色々楽しめるフロッグになってるんで一押しですよ。

で、やっぱりコイツで狙うのはナマズ。

雷魚でも良いんだけど、ウイードエリアからフロッグでナマズを釣るの楽しいから、ぜひ成功させたいですね。うん、ぜんぜんノラないけど。

あと、今年はナマズの夜釣りも挑戦しようと思っていて。(去年は朝方の明るくなりかけた頃しか行ってない)

なんとかナイトのナマズを成功させたいと思います。

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