北海道の鯰釣りという、なんともマイナーかつコアな釣りをはじめた僕。
元々は雷魚を狙っていたのですが、なぜか鯰までいることがわかったのが理由なのですが。
僕のもとに匿名希望で鯰用タックルを送ってくれた人がいたんです。
「おう、これで鯰つってこいや」
てな具合に送って頂いたこのタックルを使わないわけにはいかない。
ということで、今回は頂いた93スコーピオンと北海道限定ザグナ。
そして、これらのタックルを使うために購入した鯰レンジャーの入魂の儀式を行っていこうと思います。
頂いたタックルを持って北海道の鯰を釣りに行く
てなわけで、頂いた93スコーピオンとザグナと鯰レンジャーで朝の鯰探索にでかけましたよ。
向かったのは、前回の雷魚釣りで偶然鯰を発見したポイント。
というか、今のところここしか見つかってないから、今回は他にも鯰が釣れる場所がないか探索も込めて探してるんですよね。
というかね?
何時の間に鯰レンジャー使ってんの?
ていう話ですよねええわかりますよごもっともですよ。
ただ、今回は先に入魂させて?
鯰レンジャーのレビューはあとでしっかりやりますよ。
とまぁ、皆さまへの言い訳もこのアタリにして、さっそく実釣開始です。
まずは、このタックルに慣れるために軽ーくなげてみる。
けどね、この93スコーピオンはやっぱり初めて使った感じがしない。
旧型のスコーピオンを高校生のころに使ってたのも理由なんでしょうが、この大きさ、すごいなじむ。なんだこれ。すごい懐かしい。
昔のベイトリールって、ロープロ機でも結構分厚くて横幅もあっったなー、そう、こういう握り方だったよーとか、いきなりしっくりきちゃいましたね。
で、昔懐かしの旧式SVSブレーキを開封。
と思ったら、カパって全部とれる。
うわーこれなつーーーこの全部とれちゃうやつなつーーー泣きそうーーー
とか思いながら中の遠心をイジってましたね。やばい涙出そう。
そうなんですよね、90年代とか2000年初頭のベイトリールって、一旦外したら全部とれちゃうの多かったですよね。
で、これを無くさないように握りながら、ひっしにブレーキをいじるし、開けて中をいじるのが怖いから、できるだけイジらないように我慢したり、オッコトしてどこに行ったかわからなくなり、釣りどころじゃない。エモすぎるだろこのリール。かつて落としたカバーが見つからなかった30代はここで前が見えなくなります。
しかもこのリール、いまだ全然現役ですね。
スプールの回転も年齢を感じさせないし、ピッチングがきれいに決まる。
スプールとレベルワインダーの距離も離れてるで、時代を感じさせないキャストができますね。
昔のリールだから最近のベイトにくらべると太目なんですが、これが鯰レンジャーにはジャスとフィット。力もこめやすくてパワーがいる釣りに良い感じですね。
音と揺らめきで誘うザグナ
つづいて、おすすめされたザグナですが。
カップが動くタイプのルアーなんでどんな動きをするか
とりあえずキャストして、グリグリと巻いてみると。
まず立ち上がりがめちゃ速い
しかもなんか凄いカポカポいってる。
ていうか、カポカポじゃない、途中途中で「カン!」っていう金属音がする感じ。
しかも、低速でも凄い動くのねこいつ。
この遊動式のカップがそうさせてるんだろうけど、にしても凄いアピール力ですわ。
ウェイトが17gあるんで投げやすいし、こら釣れるわ・・・こんなん使う前からわかるやつだわ・・・と思いながら、試しに撒いていると、もはやナマズさんが反応しだしました。
ナマズさんの猛攻開始
ザクトクラフトのザグナの動きをチェックしつつ、スコーピオンの試投、そして鯰レンジャーの使い心地を試す。
なんて、なにもかもニュータックルなので、とりあえず試しに何投かしてから狙っていたポイントを攻めようと思ったら。
いきなりのバッコン!
び、びびった。
なんだお前!強盗かお前!金ならないぞマジで!いやマジで!
と叫ぶレベルの轟音と共に、いきなりナマズさんが足元にきたザグナに襲い掛かってきました。
いやほうんとうに怖い。
まだ全然ナマズ慣れしてないから、この爆音にはビビらされっぱなしですよ。
しかも、なんか完食的にフック触ったっぽい。
ということで、このナマズは諦めることにして、まぁあっち側投げとこかーてな具合に強めにキャスト。
うーん、ピッチングで気持ちよく飛ぶなこのスコーピオン。
と思って着水後巻き始めたら。
ここでもいきなりバコォーーン!
うそだーはええよ!ええはええよぉお!!
てな感じでギュンギュンに曲がる鯰レンジャー。
大慌てで斜面をかけおり、そのまま手前に寄せてランディング。
いやビックりしてばっかりだけど、ほんとビックリだよ!
あとでかいなアンタでかいよ!
にしても鯰さんがとんでもない勢いで襲ってきたんですけど、ザグナへの反応が凄い。
さっきはバレたけど、今度は鯰自体も大きいからしっかり食ってくれたのかも。
で、今回も自作ラバーネットでネットイン。
うん、ネットがあると鯰も安心してランディングできていいですわ。
足場が高いところから抜き上げる時は、鯰が地面に直接当たらないようにできるし。
そんなこんなでリリース後、再び別の鯰を探して打ち続けます。
この日も鯰さんのたまり場にお邪魔しているのですが、この日はあまり回遊していない。
てことは、沼のほうに行けばいるかな?と水路を上って行き、倒木の向こう側にキャスト。
すると、いきなり出てきた。
いきなりルアーをボフンと跳ね上げる
けどぜんぜ食わない!
うわ、これは追いきれてないパターンだと思ったら、やはり食い切らず。
フッキングを試みるも、スポーンと勢いよく飛んできた。
ううん、ザグナに反応しているけれど、いまいち追いきれてない。
じゃあコレ試してみようってわけで、ザグナをキャストして、着水後にシェイキング。
カップが遊動式なので、細かいアクションでカップがカチャカチャ動くし、ルアー本体も動きやすい。
てなわけで、蝉ルアーよろしくガチャガチャとシェイクしながらゆっくりと巻いていくと。
鯰が飛びだして、ルアーを咥えこんで水の中に潜った。
今度は一発でのった!
思いのほか作戦が成功したと思たら、倒木のせいでランディングポイントに近づけない。
「あぶな!これあぶな!」とかいいながら必死に倒木をよけながらランディング。これもまた良い鯰です。
というわけで、がっちり入魂が終わったわけですけど。
とにかくザグナは釣れる。
立ち上がりは速いわ、アピール力は高いわ、シェイクでも誘いやすいわ、なんですかこれ。
正直にいって、鯰をただ釣るっていう意味なら、このザグナだけあれば十分すぎる気がする。しかも北海道限定カラーですしね。
あと、93スコーピオンの使いやすさよ。
ピッチングメインだからもあるけど、まったく使いにくさを感じさせない。あとPEラインを使うのにも凄く良い感じ。
リールも昔のスコーピオンらしく大き目なので、鯰ロッドとの相性はかなりいい。力も入れやすい感じ。
そして鯰レンジャーですが、こいつが予想外によかった。
最初は持った時に重いからどうしようかと思ったけれど、いざ使ってみると途中から気にならなくなってました。
そしてバラさない。
アクションはつけにくいけど、ザグナみたいなジッターバグ系はただ巻きが基本だし、トップの巻物みたいなもの。
こういうのをPEラインで扱いつつ、バーブレスでばらさないっていうグラスロッドの良い所がしっかり出てる感じ。鯰レンジャーって名前だけれど、これなら色んな魚に使えそうでしたね。
いやー、しかし頂いたタックルが無事入魂できて安心しました。
夏の間は、鯰やら雷魚やらをもっとやろうかなーと思っているし、使っていないルアーも沢山ある。
それと、そろそろ鯰が水面に出る音になれてきた気もするけど・・・うん、正直まだビビル時あるけど。
これだけタックルがそろっていれば、しばらくは十分鯰釣りを楽しめそうですよ。
【使用したタックル】
ロッド:鯰レンジャー
リール:93スコーピオン
ライン:PE4号
ルアー:ザクトクラフト/ザグナ(北海道限定カラー)
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