今回は初めての夜のナマズ釣りに挑んできました。
とはいっても普段は渓流アングラーであり、道北のトラウトを釣っている僕。
近所の渓流でヤマメを釣るのが好きなんですが、去年からこの道北地方にもナマズがいることがわかり、新しい釣りに挑戦している最中です。
そんなナマズ釣りでも興味深いのが
なぜかみんな真夜中に釣りをしていることですよ。
渓流メインの僕からすると、夜中に釣りをすること自体あまり考えられない。というか、夜の山とかウロウロするやつは気が狂ってると思うんですけど。
けど、ナマズアングラーの方は夜釣りがメインらしく、昼のナマズ釣りはあえて「デイナマ」と呼び分けてるくらいです。
んじゃぁ僕も夜釣りでナマズ釣ったことあんの?っていわれると、これが微妙で、基本朝方しかやったことないんです。
じゃぁ、ちょっと今年は夜釣りに挑戦してみようか。
と思い立ち、今年初のナマズゲームは真夜中からやってみることにしました。
なんでナマズは夜釣りがメインなのか?
まぁすごい素朴な疑問として、なんでナマズは夜に釣るの?
ていうのが結構最初はありました。
海では夜は普通にやってたけど、淡水域の夜釣りってなんかイメージがない。
そこで、まずはナマズの夜釣りについて色々と調べてましたよ。
ナマズは夜行性に特化した生き物だった
そもそもナマズは夜行性。
というのは知ってはいましたが、だいたいフィッシュイーターなんか夜行性ばっかりじゃないかーと思ってましたが、どうやらナマズは特別らしい。
まずナマズは目があまりよくない。
視力のほどは定かではないものの、基本的に目で魚を見つけてダッシュで食いに行くような目の良さは無いらしい。
かわりにナマズは発達したヒゲや側線を使い、水中の振動、つまり音や波動を感じて餌を捕食しているそうだ。なんか潜水艦みたいなやつだな。
そんなナマズは基本目が悪いので、視力が弱い魚が不利になる日中は行動を避け、夜間に行動をはじめる。
そのごアメリカに亡命を求めに行くのか?エニグマを積んでイギリスの海峡で輸送船を狙うのかわからないし、そもそも映画を見てない人のためにこのネタは後回しにするけれど、とにかく。
夜、めっちゃ泳ぐ。
日中は一か所でじっとしがちなナマズらしいが、夜間はぐりぐり泳いで餌を捕食しに行くそうなのだ。
つまり、明らかに夜のほうが釣りやすい。
だからナマズ釣りは夜釣りがメインになってるのか、ふーん。
僕は最近ナマズ釣りをはじめたけれど、今はYouTubeで釣りについて勉強することが多い。そうすると、だいたい日中のナマズ釣りばかり出てくる。いわゆるデイナマだ。
カメラの都合上、夜間よりも日中のほうが撮影がしやすいという意味でデイナマが多いのだろうけど、この習性がある以上、やはり夜間のほうが釣りやすいのは間違いないらしい。
しかし、夜になるとナマズはどこに移動していくのか?
そのあたりはさっぱりわからないけれど、聞いた話によれば、ナマズは夕方から活動を開始するので、日が沈む頃には岸沿いに付いているらしい。
それから次第に回遊をはじめ、様々なポイントに出没。それが明け方まで続き、日が出はじめてから物陰に隠れるそうだ。
僕が去年まで釣りをしていた朝方は、まさにナマズが元のポイントに戻ろうとしていた時間帯だから、当然岸沿い狙い。
けれど、夜になると今度は回遊が始まり、広い範囲にナマズが散っていると思われるので、岸沿いよりも沖目も有効になるらしい。
まぁなんだか難しいけれど、とりあえずナマズの夜釣りをやってみよう!
ってことで、とりあえず去年と同じ装備で真夜中に釣りにでかけました。
初日は深夜1時にナマズ釣りを開始
てなわけで2020年一発目のナマズ釣りなんですが、夜の1時にポイントに到着しました。
しかしまぁ、めっちゃ怖い。
正直YouTubeとかツイキャスでライブやっている人の夜のナマズ釣りとかも見てたから、あーそうかこんな感じかーと思ってたんだけど。
道北のナマズポイントは圧倒的に暗い。
おまけにシカ臭い。なんかポイントに到着した瞬間、さっきまでシカがそのあたりにいた空気がプンプンする。
あとキツネが凄い。
道中はもちろん、ポイントに付いてすぐキツネがその辺りを走っていったのを見てしまい。
「これでクマまで出たらおしまいだな」
と、すでに腰が引けた状態でタックルを準備していました。
くそう、これだから道北の夜は怖いんだ。
なんかナマズは夜釣りなんだ、んじゃぁ釣れやすい真夜中に来てみようと思ったらコレ。もう普通に怖い。
とりあえず鈴を装着し、警笛をならして出陣です。
初のナマズ夜釣りは案外難しい
夜釣りというからには、朝のマヅメまでに一匹釣りたい所。
幸い、最近は昼夜逆転ぎみで朝に弱く夜に強いぼくとしては、深夜のほうが調子がいい(逆に朝起きれなくて入渓できない)
では、ずとやってみたかったケミホタル装着ルアーを使おうか
と思って最初に使ったのが、頂きモノのスミス・キャタピー。
なぜか去年はビッグバドにはまってしまい、使う機会がまりなかったコイツ。
ナマズ用のルアーとしては知名度ナンバーワンらしいので、とりあえずコレで釣りたい。
あと、ルアー本体にすでにケミホタルの取り付け穴が開いているので、夜釣りにはもってこいだと思ったのもある。うん。
で、キャタピーの目にケミホタル差し込み、光る眼の夜戦用キャタピーをキャストしてみる。
けど、どこに投げてんのかぜんぜんわからない。
ケミホタルのおかげでルアーの位置はわかるけど、障害物の位置なんかがおぼろげにしかわからない。
で、沖に向かってキャストしてすぐ、いきなりロッドが重くなる。
うん?なんだ?と思ってみるも、引っ掛かってきたのは大量の水草。
まずい・・・キャタピーを使おうと思ったのに、すでにこんなにカバーが生い茂っていたとは。
違う場所なら使えるけれど、オープンな場所はもう普通のルアーが通せない状態になっているらしい。
ポイントについても水辺が見えない夜釣りならではの自体に焦るも、テスト用としてもってきたダイソ―フロッグがある。
それじゃぁコイつを投げてみようと、フロッグを投げると水草はぜんぜん引っ掛からない。
けれど、まじでフロッグがどこにあるかわからない。
フロッグにもケミホタル付けられればなーと思ってるけど、なんか丸のみされることが多いから、付けてもすぐ吹き飛ばされそう・・
とか思いつつ暗闇にフロッグを投げていると、なにか「ゴパン」という派手な音がする。
あれ?出た?フロッグに出たのか?
と思って少しロッドを下げてから、思い切りフッキングをしてみるが
釣れるのは水草だけなんだな。これが。
たぶんフロッグに出たとは思うけれども、まず乗ってないっぽい。
しかもこの一度だけでなく、この後なんどもフロッグにナマズが出る音がする。
けれど乗らない。
徹底的に乗ってこない。
上をみると満点の星空が広がっていて、とてもきれい。
なのに水面ではボコンボコンとミスバイトの音だけが空しく響く。
これが、ミスバイトの宝石箱なのか・・・
そんな心の彦摩呂がつぶやいたころ、すでに明け方となっていた。
見てみると、やっぱり水面は水草だらけでフロッグ以外投げれるスペースが殆どない。
わずかに岸際だけが開いているので、今度はそこにキャタピーなんかを通したらイケるかもしれないな。
という次回の反省点だけわかった一回目の釣行、みごとボウズで終わってしまいました。
夜のフロッグゲームが滅茶苦茶難しいことが判明した
てな感じで、今年初の夜釣りの話でした。
ものの見事にフロッグで散ってしまったんですが、明るくなってからダイソーフロッグのテストなどをして家に帰ったんで、収穫ゼロってわけではない。ボウズだけど。
ちなみに作ったダイソーフロッグですが、やっぱりカスタムしたほうが使いやすいのは明らかでしたね。
一番のお気に入りはドッグウォークカスタムで、明るくなってからも何度かナマズのミスバイトを誘えました。うん、ミスバイトだけね。
とりあえずこの釣行のあと、今年の初ナマズをゲットするべく次の作戦を考えましたよ。
まず、暗すぎて足元すら見えないから、やっぱりヘッドライトを付けて歩きたいっていうこと。動物除けにもなるしね。
あとはフロッグ以外が使えるポイントでやれれば良いなってというか
なんかただ巻きで釣れる感じの場所のほうが、目で見てフッキングできない場所は一番良いなと思いましたよ、うん、マジで。
この夜釣りで、普段から自分の目でフッキングのタイミングを確認してるんだなーと思ったのと同時に、ブラインドゲームでは、やっぱりキャタピーみたいなただ巻きのトップが使いやすいなと思いましたね。
てな感じで、色々と考えて次回の釣行のために試行錯誤。
その結果、次の釣行ではなんとかナマズが釣れたんで、その話もしようと思います。
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