というわけで、釣りに行けないアングラーがストレスのあまり書き出す今回の記事。
なぜヤツは釣り場にいるのか?神が与えた試練なのか?存在理由がさっぱりわからない例の「嫌なアングラー」について、個人的にランキングを与えてみることにしました。
もう完全に冬となったせいもあるのでしょう、こういうときは嫌なアングラーのことでもボロクソに言ってスッキリしてやろう。そんなゲスな感情でランキングを行っていこうと思います。
第一位 長話をしてくる無敵のオジサン
僕が過去に出会ってきた嫌な釣り人で、もっとも厄介かつ回避方法がわからないのが
「釣り場で絡んで来たあげく、永遠と長話をしはじめるおじさん(おじいさん)」
しかありません。いや、もう他の追随を圧倒的なまでに許さないダントツの一位。もうこれが最強クラスだと断言します。
そもそも、べつに釣り場で声をかけられたり、掛けることが嫌なわけではありません。
やはり挨拶をするのは普通だし、釣れましたかーとか、ここ最近あんまりですーとか、なにげなーい話だとか、情報交換とかするなら、まったく苦ではありません。
しかーし、このおじさん・・・いやおそらく年齢的にはおじいちゃんの部類に入っているだろう人物は、そんな軽いものではありません。
そのおじいちゃんに出会ったのは、とある港。
そこでソイでも釣ろうと夕方にやってくると、どこからともなく現れたおじいちゃんに話かけられました。
最初は釣れたかどうかの話だったのですが
そのあとがとんでもなく長い
もう酔ってんのか?ってくらい絡みが長いうえ、最終的には政治の話を永遠されはじめ「いやそれはTwitterでやってくれ!」と思って退散。
もういいかげんにしてほしい。
こっちは嫌な仕事を忘れるために、仕事が終わって即釣りに来てるというのに、なんであんな面倒なじいさんに絡まれなければならないのか。
と思い、ルアーを投げながら防波堤を移動していくさ中、ふと後ろをみると
じいさんが、ついてきている
え?ちょっとまて?えまってまって?
いや気のせいだってこれ、たぶん偶然こっちに向かってるだけだって。
そうそう、たぶん釣り座がこっちのほうにあって、戻ってきてるだけに違いない
と思ったら
「そうえば兄ちゃん、さっきの続きなんだけどな?」
とはじまってしまった。
再びの捕獲
二度目の地獄。
それからルアーを投げてソロソロとあるきつつ、愛想笑いでその場からの離脱を試みるものの、じいさんが見事に歩調を合わせてくる。
一体なんなんだ?
どうしてそんな見ず知らずの人間と長話ができるんだ?なんだそのスキルは?
と思いながらも、逃れられずに釣りを続け、30分はゆうに超えた時間を謎のおじいちゃんに付き纏われたわけです。
しかもこのおじいちゃん、その間一切釣りをしていない。
おまけにそのあと、いったいどこに行ったのかも不明。そもそも釣りをしていたのか?ただの散歩をしていたのかもわからない。完璧になぞのじいちゃん。
その不可思議さと、あまりに長い地獄の会話・・・いや、一方的にしゃべられていたから、もう会話じゃない。
そのつらさゆえに、個人的に堂々の一位となりましたが、こんなじいちゃん他に居ないだろうーと思っていたら。
他のアングラーも、結構絡まれたことがあることが判明
さらに海水域だけでなく、淡水域にも出没するようです。
というわけで、このあまりにキツすぎるじいちゃんは色んな場所に出没するようなので、ヒグマと同じレベルで警戒してください。
第二位 妖怪魚取りおばちゃん
つづいては、じいちゃんではなく、おばちゃん。
個人的にはじいちゃんより、おばちゃんのほうがインパクトが弱く、だマイルドな存在だと思っているのですが、このおばちゃんは凄かった。
なにせ、魚が釣れるたびにサカナをもらいにくるんですよ。
これも防波堤で釣りをしている時に出会ったのですが、その時には昼間。
確か魚の群れが入っていて、サビキを投げてシャクリながら巻いてくれば、簡単に釣れてしまった時ですよ。
いやーなんか知らんけど大量だなー、やばいなーこれは・・・
と思っていたら、急におばちゃんがやってきて
「お兄さん、これもらっていい?」
と、突然僕の開けっ放しのクーラーボックスを指さしてきたわけです。
見てみると、おばちゃんは手にバケツをぶらさげているものの、中は空っぽ。
きっと今日の夕飯のために釣りにでもきたけど、ボウズだったんだろう。
そこで「ああどうぞ、もってってください」
というと、おばちゃんはせっせとクーラーボックスの中から魚を持ってくる。
で、もう魚が釣れすぎて飽きていた僕は、おばちゃんに
「よかったらここ入ります?もう帰ろうと思うんで」
というと、おばちゃんは
「ああいいから!釣りはあたしやらないから!」
といって、せっせと魚をあつめ
「はいどうも!またくるね!」
といって去っていく。
・・・まて、なんだ、またくるねって・・
そして、釣りをしていない?いや、どういう意味だ・・・
と、それから数か月後、再びその漁港に行って釣りをする。
その次は投げ釣りをしていたのですが、そこに再びあのおばちゃんが現れたのです。
「釣れてるかい?お、魚もらっていい?」
いやまて、たしかにちょと釣れてはいるけど、いやまて!
「あ・・え、いいですけど・・・ええ」
と、半ば押し切られる形で魚をもっていかれる僕。
そして、おばちゃんは魚をもらい、姿を消す。
いった何なんだ、あのおばちゃんは。
釣りもせず、漁港にきては魚を奪い去っていく、なぞのおばちゃん。
その正体はいまだよくわかっていませんが、この世には恐ろしいおばちゃんも居るものだと思いましたね。
第三位 欲張りラインクロス
え、こちら第三位となるラインクロスですが。
ほんらいは一位レベルなものの、上位2名の圧倒的なキャラの濃さに負けたというだけで、実質は一位にはいってます。
でまぁ、ひとくちにラインクロスといっても色々あって、嫌なものと、まぁまぁ許せるものがありますね。
欲張りラインクロスはいつでも起きる
まず許せないラインクロスは「欲張りラインクロス」です。
釣り場で起きるラインクロスの大半がコレとしか言いようがないですが、一番嫌ですね。ほんとうに面倒です。
よくあるのが、距離をあけてルアーを投げてるのに、隣のルアーがこっちの真正面にまで飛んでくることです。
いや、まっすぐなげろよ、こっちまで欲張ってくるなよ?
としか思えないあのクロスは一番ハラが立ちますね。
あと、ルアーじゃなく浮き釣りでも、こっちまで仕掛けを流してくるやつがいますが、あれもハラがたちますね。ほんとうに欲張りで困る。
ああいう輩は普段から欲張りなんでしょう
たぶんピザとか分けても一人だけ多く食べようとします。最悪です。
マジでアブナいスーパーロングキャスト野郎
次にやなのが、スーパーロングキャストクロス野郎ですね。
もはや隣どころか、何十メートルも離れた場所で釣りをしているのに、とんでもない遠投でこっちまでルアーを飛ばしてくるやつです。
まぁこれ、だいたいキャストがミスったという可能性が高いので、故意とはいいがたいですが、そんなところまでルアー投げるあたりがイラっとする。
そして、まぁ人がいるけどいいやーと投げていたとしたら、たぶん根っからのアホ。車でさんざん事故ってる可能性が高いうえ、危険を避ける能力が元から低いので、とにかくヤラかしているに決まってる!(偏見)
出現率が低いですが、あぶない度合は欲張りクロスより高いので気を付けなくてはなりません。
ちなみに、単純にルアーを投げるのが下手という理由でラインクロスする人もいます。
とくに港でルアー投げてる人で、たまーにこういうパターンが起きますが、もうそのときは投げ方を教えてあげる。これが一番です。
僕も過去に、隣の人が横風が強いのにまっすぐ前になげて、こっちにクロスするものだから、投げ方を教えてクロスを防いでましたからね。しかもめちゃくちゃ褒めながら教えましたから!
「いいよ!そう!うまい!そうそうそそう!才能しかない!」
といった具合でやったら、ラインクロスも簡単に無くなりました。
もし隣の人が初心者だとおもったら、褒めて防ぐのが一番効果があります。
第4位 釣り場を住処にしてるやつ
えー第四位は、釣り場を住処としてしまい、めちゃくちゃウザい人達ですね。
これも防波堤なんですが、過去に何度か防波堤をキャンプ地とし、キャンプファイヤーをしながらガヤガヤしているヤカラたちがおりましたよ。
しかもね、広い防波堤とかじゃなく、せまーい場所でやってるんですよ。防波堤のさきっぽの方とかで。
いや、おまえどこでキャンプしとるねーん。
と見た瞬間に心のツッコミが収まらなかったのですが、こういうのは一度や二度じゃなくて、結構見てきましたね。
とくね、なぜか団体で釣りしてる人がこのパターンに入りがちですし、そしてめちゃうるさいです。
まぁ最近防波堤ってのはマナー守らんやつ居たら即釣り禁な!
という態度で釣り人に厳しめに行ってるんで、今後はこういう人達も減ってくれると良いですね。せめて車中泊にしとけよーと常に思います。
第5位 人の釣りがまったく理解できないおじさん
でまぁ最後に登場するのが、なぜか人の釣りを理解できず、小ばかにしてくるおじさんです。
これは結構いますが、そこまでイラっとはしないので、まぁだいたいは許せる部類ですね。
だいたい小ばかにされるのが「ソイなんか釣ってて面白くないだろ」とか言われるケース。よくありました。
でもね?
たぶん、あんまりライトゲームでルアーを使ってソイを釣るって方法に馴染みが無い人達(高齢の釣り人)だから、そんなん面白いん?っていう疑問符がついての発言なんですね、これ。
でまぁ中には「そんな釣りやる位ならヒラメ狙え!」とヒラメ釣りをすすめてくるタイプもいましたが「いや面倒じゃん?ちょっと来てちょっと釣るのが良いから」とまぁ返すと「まぁな、ヒラメはぜんぜん釣れんからなぁ」みたいな感じになります。
僕が釣り場で見たバカにしてくるタイプの人は、別にそんなに悪い人ってのは居ないです。
単純に「なにそれ?知らん釣りだわ」っていうタイプとか、「それ何が面白いん?」という価値観の違いからくるのが多いし、そういうのは僕にもあるんで、まぁわかるんですよ。
でも、中にはタックルをバカにしてくるやつとか、なんか釣り場で悪口ばっかり言ってる性格の歪んだやつだとか、厄介な輩もいるらしい。
運よく僕は、本当に厄介なその手の奴に絡まれては居ないんですが、人が多い釣り場や、頭が悪くてトラブル起こしそうな奴が多い所だと、当然面倒なことになりそうですね。
道北の渓流釣りでは嫌な人というか、そもそも人に出会わない
でまぁ、思い返すとヤベェやつ居たなと思うのは、ほぼ全て海。
そのご道北で貧乏人がやりはじめた渓流釣りでは、ヤベェ奴ってのはあまり見ないというか・・・いや、密漁関係とかはいるけど、あれは嫌な人っていう話題で軽く済ませられないし、今回話題にあげるのはヤメておきたい。
けれど、渓流釣りってのは海に比べると人も居ないので、やはり孤独な釣りだなとは思う。
そういう孤独さが心地良いから、渓流が一番好きっていうのはあし、さらにいえば、人に会わずに釣りができるのは、僕にとってはメリットが強い。そのかわり、携帯の電波が弱くて大変ですけどね。
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