渓流トップウォーター。
そんな奇妙な釣り方にハマってしまったのは、一体なぜなのか。
理由は定かではありませんが、今年から挑戦中のこの釣り、異常なほど楽しい。
正直にいって、夏の間はトップだけで釣っていたい。
そんな渓流トッパーになってしまったαトラウトです。ヘドン美味しい!!
てなわけで、トップウォーターといえばヘドンなわけですけど。
以前から渓流でずっと使っている渓流用トップウォータープラグが、ヘドン最小トップ用プラグであるティニートーピードですよ。
前回のレビュー記事では散々ティニートーピードの悪口ばっかり言ってた気がしたんですけど、見直したら間違いありませんね。ディスってました。はい。
しかしですよ。
最近発見したナマズ釣りを一旦休憩し、再び渓流に戻ろうと朝方釣りにいったら、気が付いたらティニートーピードを使ってましたよね。
どういうことだ?
なぜ僕は、あれだけトーピードじゃ釣れないと言っておきながら、なぜこいつを使ってしまうのか?
そんな疑問を持ちつつも、なぜかこの日も僕はトーピードのトップでヤマメを狙っていたのですよ。
ティニートーピードでトップウォーターのヤマメを釣る
というわけで、渓流にやってきてこの日もティニートーピードを投げてきましたよ。
それにしてもね、もうこう暑いとトップしか投げる気が起きない。
なんせ季節は渓流の虫パターンまっさかりですよ?
水面狙わなきゃ損ですよこんな時期は
と思い、やっぱり水面狙いで釣るんですよね。
季節は8月になり、水温はすでにマックスですから、もちろん水面を意識しまくってる。
そのため、ヤマメポイントに入るとすぐにライズが見えますが。
大半がウグイパイセンでしたよね。
ウグイパイセン「お!トップか!トップでこいよおい!」
てなぐらいウグイパイセンが浮いている。
さすがパイセン、トップにもがっつり出てくれる辺りすごくあり難いし、なんなら出方はヤマメよりも派手で凄い面白いんですけど、ほんとすいません。
といった感じで、ひとまずティニートーピードを投げて渓流トップウォーター開始です。
落ちパクで狙わず追わせて食わせる
ティニートーピードを使った渓流のトップウォーターは、基本的にはドッグウォークで食わせる釣りになります。
というか、これが一番楽しい上、ヤマメのフッキング率も良いんですね。
ドッグウォークさせるルアーを追いかけてくるヤマメが何度もアタックを繰り返して水面を割り、最終的にルアーを咥えた瞬間はすさまじく楽しい。
あと、オチパクよりも負わせたほうが、ルアーをしっかり狙って食ってくるし、テール側を食わせることができるのでキャッチ率も高い印象です。
てなわけで投げ始めると、まぁ出る出る。
水面めがけてバンバン出てきますね。
しかしまぁのらない。
いや、キャッチ率は高いとはいえ、乗るかどうかは別問題というか、ミノーの10分の1位しか乗ってきませんからね。
しかし、これだけ出てくれるともう楽しいから止められない。
どこで乗るのかドキドキしながら投げ続けると、かなり遠い場所で乗った!
一発目は遠くてバイトが見えなかったんですが、たぶん背っぽくなっている部分。
やっぱりこの時期暑いから、流れの中にヤマメさんがいて、その手前にウグイさんってパターンになってますね。
いきなり本命のヤマメちゃんが登場。
いやー、やっぱりこのルアーで釣るヤマメちゃんは格別ですね。
できたら、もうちょ手前で、スプラッシュを上げながらバイトするシーンが見たかったのですが、これだけ水面に反応する時期なら、チャンスはまだるでしょう。
水面下を狙いたい欲求と戦うのが渓流トップウォーター
この日は投げれば必ず何か反応がある感じでして。
とりあえずバンバン水面に出てきましたね。
で、だんだん気が付いてきたのが、ウグイさんとヤマメさんの出方の違い。
水面近くでがっつりチェイスしてくるのがヤマメさん。
ボンと出るけど追ってこないのがウグイさん。
というわけで、ドッグウォークで追わせるとヤマメが出て、落ちパクで狙うとウグイさんっていう感じ。
けどね、やっぱりのらない。
もーミノー投げちゃおうかなー、これミノー投げたら山ほど釣れちゃうかなー
と思ったら負け。
今日はこれしか使わんぞ!という強い意志を鍛えるのも渓流トップウォーターという釣りなのです。
と言いながらタックルケースからスピナー出そうとする右手に「しずまれ!こら!しずまれ!」と言い聞かせ、トーピードを投げ続けます。
ですから、トップ投げる時はミノーとかスピナーとか持ってきちゃダメです。
絶対そっちのほうが釣れるから、釣果だけならそっちが上!うん!間違いない!
それにあらがい、水面を割って出てくる魚に掛ける。
それが渓流トップウォーターなんああぁあ!!だめだ!やめろ右手!スピナー触るな!!
二匹目はがっつりトーピードにチェイスしてくる
続いてのヤマメが釣れたのは、こんなトローっとした場所。
ここはまぁ居ないだろうなーと思いながら、とりあえずクリアするためにポーンと投げてアクションをかけていたら、なんか後方からチェイス。
ああきたぞ、きたきたききた!
ティニートーピードのドッグウォークを繰り返していると、なんどもアタックし、最終的にノッタ!
たまらない、なにこれもうイクわ。
と絶頂しながらフッキングして釣れましたね、ふぅうう!!
2匹目のヤマメさんが釣れましたが、これは出方が気持ちいいですね。
距離も近く、目の前でチェイスして食ったのは最高。
これが渓流トップウォーターの醍醐味というか、もうたまらない。
これが面白すぎるせいで、今年の夏はずーっとトップ投げ続けてますよね。
スキッピングでぶちこんでドッグウォークで出てきたヤマメさん
しかしまぁ、このポイントは木が多い。
こんな渓流ないだろって話なんですけど、ものすごい狭い里川ポイントなので、ひたすら木が多いんですよね。
それをかき分けつつ進み、要所でキャストしていくという無茶なことをやっていました。
もう慣れちゃってるんで大丈夫なんですけど、さすがに草木が伸び切っていたこの時期はキツいですね。もう水の中でヤブ漕ぎですよ。
で、なげにくい場所にトーピードをブッコんでやりましたね。
というか、もう勝手にスキッピングしてたんですが
あーヤマメにスキッピングなんかしたら逃げるのかなーとか思いつつドッグウォークさせると、いきなり水面を割って出てきた。
いたー、スキッピングでも反応したー
とドッグウォークさせると、バシャバシャとアタックを繰り返し、ヒット。
なんていう出方をしてくれたんだ
間違いなく今日一の光景。
ランディングすると、これまたキレイなヤマメでした。
釣れたのはナイスプロポーションなヤマメちゃん。
縦長パーマークが美しいし、出方も最高だし、いやーほんとうにミノーとスピナー封印してよかった。
そんな感じで、渓流トップウォーターを思うぞんぶん楽しみ帰宅しましたよ。
もちろん、トップで出すってのはどの釣りでもヒット率は低いし、渓流でも同じ。
しかもアップクロスのドッグウォークで釣るっていうのは難易度がかなり高いんですが、そのぶん釣れた時の興奮が凄い。
目の前で追わせて、アクションで食わせて乗せるっていう一連の動作がはっきりとわかるから、数が出なくてもやみつきの釣りなんですよね。
そのうち渓流トップウォーターについてより詳しく解説しようと思いますが、一回やってみるとハマる人も多いかもしれません。
【使用タックル】
ロッド:鱒レンジャーSP40改
リール:17セドナC2000s
ライン:PE0.8号(ラピノヴァX)
リーダー:ナイロン6lb(サンライン)
ルアー:ヘドン/ティニートーピード・ペラカットカスタム
装着フック:ガマカツシングルフック6番、テールのみ
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