これは渓流におけるキャスティングがスピニングのフリップキャストだと主張する、道北に住む渓流アングラーの主張です。
渓流用のタックルといえば、今や時代が持て囃すのはベイトフィネスタックル。
いや、かういう僕も渓流ベイトフィネスにはお世話になっている、それはもう信じられない位。
それほど今のベイトフィネスタックルは渓流というフィールドに向いている。と、感じているのは僕だけじゃないでしょう。
手返しが良く、低弾道で、しかもピンポイントにルアーを入れられる。
それが誰でも簡単に出来てしまうベイトフィネスこそ、今や渓流での主権を担うタックルになっている。
しかし、ここで僕はあえて声を大にして言いたい。
渓流最強はベイトフィネスを使ったキャストではない!
スピニングタックルのぉおおおお超絶技巧ぉおおおおフリップキャストだということをぉおお!!
サンシャイン貧釣によるスピニング・フリップキャスト講座
というわけで、今回はハイテンションに解説していこうとおもうんですけどぉおお!!!わたくしぃ!!!道北貧釣がぁあああフリップキャストノぉおおスピニングのぉおお解説をおぉおおさせてもらおうとおもいますぅうううフゥゥウウウウウ!!!
ちなみに私のアコムのカードの暗証番号はぁああ87560!ヤナゴロォと覚えてくださぁああいいい!!
はい!という感じでたらお客さんが全員帰りましたね。
ほんと帰らないでほんと!やめて!ほんとやめて!冗談だから!ごめん冗談なんだよ!
といってもあとの祭り。そんなもんです人生は。仕方ないことはあきらめましょう。
でまぁ今回はアコムのカードに暗証番号なんか無いというブラックなお話ではなく、渓流ルアーフィッシングにおける最強キャスト「スピニング・フリップキャスト」について詳しく解説していこうと思います。
ちなみに前回鱒レンジャーを使ったフリップを紹介しましたが、こちらは普通の渓流用カーボンロッドを使ったキャストになるので、汎用性は高いです。
でまぁ、なんで僕がスピニングのフリップキャストが渓流最強だと言っているのか?
じつは、このキャストをやることで、手持ちのスピニングタックルがベイトフィネスを超える性能を発揮しはじめるからです。
恐るべきキャストアキュラシーと飛距離を両立させるスピニング・フリップキャスト
僕が渓流でスピニングタックルを使うのは鱒レンジャーだけではありません。
というか、鱒レンを使い始める前は当然カーボンだったし、今でもカーボンのスピニングも使います。
で、そっちでも当然フリップキャストを多用していています。
なぜかって、このキャスト方法を覚えてしまうと、逆に他のキャストが使えなくなるから。
いや、バックハンドやフォアは使いますけど、出番が少なくなる。
だってスピニングのフリップキャストは、弾道もホドホドに低い上に、飛距離もでやすく、おまけに超高精度のキャストが可能。
それゆえに、鱒レンジャーのようなグラスソリッドだけでなく、カーボンロッドでもフリップを多用しています。
まぁ実際のキャスト方法は動画を見てもらったほうがわかりやすいので、ここではスピニング・フリップキャストを僕が渓流で多用する理由なんかを書いていこうと思います。
アキュラシーが高い上に飛距離も出る不思議なスピニングフリップキャスト
僕がやるスピニングのフリップキャストは、ベイトのソレとは大きく違います。
ベイトのフリップキャストというのは、ロッドティップを下に振り下げ、ルアーを下から放り出すように投げるもの。超低弾道かつ高い精度を誇る投げ方であり、見た目もかなりカッコイイですね。肩があがって、肘が大きく動いて、ロッドをすごい下に振るの、なんかめっちゃカッコイイ(語彙力)
一方、僕がやるスピニングのフリップキャストは、そもそもロッドを下に下げることがありません。
ロッドは前方に構えた状態から、あくまで竿先を上下に振るだけ。
だから、肩もあがらないし、肘も大きく使わない。
で、ベイトのフリップを良く使う人は思うでしょう。
「そんなんでフリップできるわけ無いやろ」と
しかし、スピニングの場合は、まじでコレで投げれてしまうんですよ。
しかし、弾道はベイトほど低くはありません。やろうと思えば足元からも撃てますが、主に使うのは腰の位置から打ち出すような軌道。
これでまっすぐ打ち出して、そこからゆるゆると落ちていくところで着水。
そういうキャストでピンポイントを撃っていくってのが、僕のスピニングフリップキャストです。
なんで楽な姿勢でフリップキャストができるのか?
動画を見てもらえばわかる通り、僕のスピニングのフリップキャストはあくまで自然体です。
肩も上がらなければ、肘も大きく動かない。
たぶんスピニングであろうとフリップキャストをやる人は、ベイトとほぼ同じように、肩をあげて、肘を大きくふって、結構頑張ってキャストしてた人が多いでしょう。
でもね、スピニングにはそれは必要ないし、やってもあんまり意味ないんですよ。
まず、スピニングは超低弾道でフリップするメリットって殆どない。
そもそも、ベイトが超低弾道で撃てる理由って、スプールの回転があるからなんですけど、スピニングにはそれがない。
だから、超低弾道で撃つには、ひたすら初速を上げるバックハンドやフォアのサークルキャストしかできない。
けど、このキャストは精度を出すのが難しい。
なんせ初速が鬼速いから。
ショートキャストが多い渓流でこれを使いこなせるのは、運動神経や動体視力が良い人がひたすら練習してようやくって感じなんです。
じゃぁフリップのようなキャスト精度の良い投げ方で、ベイトのような振り方で超低弾道を狙うとどうなるのか?
簡単です、ルアーが速攻で着水します。
スピニングはスプールの回転でルアーを上に引っ張れない以上、何もしなくても弾道が低いままルアーが飛んでくことはないので、まったく飛距離が出ない。
そこでフェザリングを使い、少しでもルアーをホップさせるって方法もありますが、あれはおすすめしませんね。あれこそ超絶技巧が必要です。
だから、腰の位置からフリップキャストをするんです。
これくらいから撃てば、だいたいのエリアでは障害物に当たることがないし、おまけに着水までの飛距離を稼げる。難しいフェザリングも着水前だけでいい。
そして倒木の下なんかも意外に打ててしまう。たぶん落下中の放物線がゆるいせいだと思われる。奥まで届かせるってのは無理なのだけど、だいたいそこまでやる必要性はあんまりない。
それよりも、ルアーをロストせずに倒木まわりを攻められるという利点のほうが大きいから、サークルキャスト使ってルアーをぶちこむよりも、フリップで丁寧に攻めたほうが安心できるんですよ。
そして、着水もソフトなんです。
スピニングで低弾道で撃ちこむキャストは、たいてい着水がそんなソフトじゃないです。理由は、フェザリングが凄まじく難しいから。急ブレーキをどうしても掛けるしか無いからですね。
でも、フリップキャストなら、着水も静かで、魚にプレッシャーをかけにくい。
てなわけもあって「ああここに絶対魚いるな」ってところに打つ時は、丁寧でソフトにアプローチできるスピニングのフリップを多用するわけです。
そして、僕はそんなキャストが上手くないんです。
さっきも言いましたけど、スピニングの短距離における低弾道+精密キャストはどれも難しい上、習得が大変。
で、そんな才能の無い人間でも、スピニングのフリップキャストは簡単にやれてしまうんです。
あと、初速のはやいルアーの軌道は目が良い人じゃないと捉えきれない。いやまじで、卓球のラリーより速いからねあの速度。
でも、フリップはスピードが遅いから、飛んでいくルアーも見やすくて、軌道の修正もやりやすい。
つまり、めっちゃ楽。
距離15m以内で、低弾道の精密キャストをやるなら、これほど簡単なキャストはないですね、はい。
渓流ならスピニングフリップキャストでだいたい行けてしまう
渓流におけるスピニングのフリップキャストは、ほんと、どこでも投げてる。
なんでかって、まじでこのキャストだけで攻めれてしまうからですね。
まず障害物に強い。
これはスピニングのキャストの中で一番強い。
竿先が振れる範囲さえあれば良いので、ピッチングよりも投げやすい。
だから、もう竿先さえ突っ込めれば、そこからキャストできる。枝の密集地帯とか、いやそこはもう投げれないだろって場所でも、竿先が振れる空間さえあれば、そこに竿をつっこんでシュパっと精密キャストができちゃうんですね。
で、これはスピニングのフリップだけで、ベイトのフリップだとそこまで上手くいかないことが多い。なんせロッドを真下にもってこないと投げれないことが多いから、竿先だけ突っ込んで投げれるケースはスピニングよりも少ないです。
それから、立ち位置によってキャストが制限されることが無いんです。
渓流だと、かなりの精密キャストが要求され続けるから、よほどの熟練者でもない限り、フォアかバックハンドのどちらかにキャストが傾くんですよね。
だって、オーバーヘッドキャストが使えないから、そりゃバックかフォアのどちらか。で、どっちも得意なんて人、まぁまぁいない。
もし渓流じゃなければどっちでも投げれるって人は多いけど、渓流で投げるとなると、得意などちらかで投げ続けるって人はまぁ見ますよね。
で、結局それによって立ち位置まで変えるしか無い時もある。
バックハンドが得意な人は、左に草や壁を作りたくないし、フォアが得意な人はその反対だから。
でも、フリップキャストはそれがないんですよ。だってまっすぐ振り出すから。
おまけに正面に障害物があっても、ロッドを突っ込む隙間があれば投げれる。つまり、いつでもベストな立ち位置から正確なキャストができる。
でまぁさらにですよ。
スピニングのフリップキャストは、飛距離が結構出るんですよ。
スプールがフリーということもあって、軽いルアーでも飛びやすい。
おまけにキャスト角度を変えることで飛距離を調整すれば、15m投げれることもある。
だから、その精度の高さを利用して、オープンなエリアで岩の後ろなんかを丁寧に撃ち続けるのにも使えてしまう。
つーまーり?
スピニングのフリップキャストは
渓流最強のぉおおおおキャスト方法ぉおおおなのでああああるぅうううう!!!
ぶっちゃけデメリットやリスクが極端に少ないチート技
まぁこんなわけで、スピニングのフリップキャストは、ベイトのフリップキャストよりも使えるところが多いところか、渓流の大半のエリアを攻めれてしまうチート気味のキャスト方法だったりします。
いわば、スピニングタックルの弱点を消していく投げ方だったりするんで、ベイトフィネス並みの渓流適合性を生み出せると考えてもらえれば良いですね。
で、デメリットはあんまり無い。
ほぼすべての渓流域において使用できるし、これで投げたから悪いことが起きるとしたら、なんか見た目が若干おかしい位です。
だって、竿を前に突き出して、それを上下に振ったら、ルアーがスコーンって出てくからね。あの投げ方なんやねん?ってすごい不思議にみられると思う。
あと、デメリットというよりも、そこは攻めずらいってのは、カバーの奥にルアーをぶち込んだりする時。スピニングでそれをやるのは初速の高いキャストでぶち込むしかないですからね。
でまぁ、もしスピニングで渓流やろうって人がいるとしたら、僕は絶対このキャスト方法だけは覚えてくれと言いますよ。
そうしたら、本当にルアー無くさなくなるから!!
いやほんと最後の最後で本当に言っとくけど、スピニングはルアーが飛びすぎてルアー無くす率半端ないから!!
スピニングフリップ覚えたら、ほんとルアー無くさなくなるので!
ぜひとも覚えてクダサイィイイフゥウウウウウウウウウ!!サンシャァイイイインン!!
コメント
初めてコメントさせて頂きます。
私は五十路中盤のヲッサンなのですが、改めてスピニングフリップの良さに感激しています。
オーバーもサイドもバックハンドも、視界から一度はルアーが消えるんですよね。
それがフリップだととても少ない。慣れれば軌道を外すことも少なくなる。
私も肘は立てず、腰だめぐらいの自然体で手の甲をターゲットに向けてクイッと動かすだけで弾かれたルアーは飛んで行くのにもう自分でやっていて感動。
地元の渓流では、10mぐらいのキャスティングレンジをカバー出来ればOKなので、本当に必要にして十分なテクニックだと思います。動画参考にさせて頂きます!