てなわけで今回は鱒レンジャーのキャスト方法でおそらく最強と思われるスピニング・フリップキャストについて詳しく解説していこうと思います。
このキャスト方法は特に渓流域に向いていて、鱒レンジャーがとんでもないキャスト精度を誇る怪物ロッドに生まれ変わります。ぜひとも試してください。
鱒レンジャーのキャスト精度はかなり悪い
渓流では絶対的な相棒として長らく愛用している鱒レンジャー。現在ではベイトフィネスロッドも鱒レンジャーを使っています。
そんな鱒レン使いの僕でも、このロッドの擁護できない部分があるとすれば
それは、キャスト精度ですよ。
鱒レンジャーはフルソリッドグラスロッド。しかもファストテーパーのです。
先細りがすごいグラスロッドは、魚を掛けたあとの粘りは凄いんですが、とにかくティップが柔らかすぎて、キャストがしずらい。
しかも、ただしずらいだけじゃなくて、その精度がゴミ以下レベルなんですよね。いやマジで。
なんでそうなるかって、キャストの最中にとにかくティップが暴れてしまうからです。
とくに渓流で多用するフォア、バックハンドでのブレっぷりは凄いですね。普通に投げてるのに、ティップがグーンと下に下がってキャストしてますから。
しかも、リリース後の竿先の暴れ方もすごい。もうブルブルブルっとなる。
というわけで、当然キャスト精度が低くなるわけですよ。カーボンと比べたらとても同じルアーロッドと言えないレベルですよ。
ですが、僕の釣り動画を見てもらっている人は「そんな精度ないやろ?」って思うかもしれません。
そこまでルアーがすっ飛んで行くこともないし、狙ったところにきちんと入っている感じもするでしょう。
しかし、さすがに普通のロッドでそれをやれといわれても、僕でも無理。
ただ僕が鱒レンジャーのために、スピニングのフリップキャストをマスターしたからんですよ。
スピニング鱒レンジャーのフリップキャストの解説動画
(※↑鱒レンジャーを使ったスピニングのフリップキャストについて動画を作ってみました。
実際に言葉で説明するよりも、見てもらった方が確実なんで、まずは動画を確認してください)
でまぁ、上記の理由により鱒レンジャーのスピニングフリップキャストを学ぼうを思った僕は、ユーチューブでまずは動画を探しましたよね。
で、唯一見つけたのがimaの辺見さんの動画を見てからですね。
で、その説明を聞きながら、キャストを見て
「まて、これ鱒レンジャーでやってもキャスト精度高いんじゃないか?」
で、実際にやってみると、最初は難しい。
けれど手ごたえはある。これはいける。鱒レンジャーでピン打ちができるはず!
と信じて練習していき、ついにスピニングのフリップキャストをマスターしたその日、僕の鱒レンジャーは、とんでもないキャスト精度を手に入れていました。
いける、いけるぞ。
これなら渓流ベイトフィネスの連中にだって、スピニング鱒レンジャーで勝ててしまうのだ!
鱒レンジャーはフリップキャストの鬼になれる
鱒レンジャーを使ったフリップキャストのやり方はとても簡単。
適切なたらし(だいたい10㎝以内で、3gのルアーなら1㎝もあればOK)をとり、ロッドを前方に構えたまま、上にふり、今度は思い切り下へ。
そこでグンと曲がったティップの先で、たらしをとったルアーが思い切り振り子のように自分のほうにやってくる。
続いてロッドを上にあげると、元に戻ろうとするティップがルアーをひっぱり、今度は前方へとルアーが振られる。
そのタイミングでラインを放出すれば、前方へと引っ張られたルアーがそのままの勢いで、スコーンとまっすぐ飛んで行く。これがスピニングのフリップキャストです。
これが鱒レンジャーだとすごくやりやすい、ぶっちゃけカーボンロッドの2倍はやりやすいですね。
なぜかといえば、ロッドが柔らかいぶん、軽いルアーでもしっかりティップが曲がるから。
これにより、グンっとしたにロッドをたたきつけるような動作がいらず、じつにスムーズにティップをまげてルアーを放出できます。
さらに、普通のカーボンよりも小さい動作でロッドを曲げられるので、キャストにかかる負担が少ない。.
これにより、最小限の動作で、低弾道で正確なキャストができてしまうんですね。
で、もともとフリップキャストはキャスト精度が高いので、ピンうちも余裕。手返しもかなり良いので、まるで渓流ベイトフィネスをやっているようなキャストアキュラシーが得られるわけです。
なので、一度これを覚えた僕は、鱒レンジャーでのキャストの半分はフリップを使うようになりました。
やっぱり手返し良く、キャスト精度が高いというのは渓流じゃ無敵。
しかも障害物があっても余裕でキャストできるし、精度も高い。
こうなってくると、もうベイトフィネスが要らないんじゃないかって気すらしてくる。いやそこまではいってないけど、スピニングロッドの中では各段に近距離ピン打ちに強いロッドにはや変わりしてくれます。
スピニング鱒レンジャーをフリップキャストで使いこなせ
てなわけで、スピニングの鱒レンジャーで圧倒的な低弾道+精度で投げれるフリップキャストを使えば、渓流がより楽しめるという話でした。
やっぱり、ロッドも使いようで何とかなるし、フリップに関して言えば他のロッドよりやりやすい。
もし鱒レンジャーで渓流を攻めようと思うなら、このフリップキャストだけは覚えておいて絶対に損はありません。
コメント
鱒レンジャーにPEラインでガイドは大丈夫ですか?またはガイド交換をされてますか?
PEラインを使っても結構大丈夫ですが、ガイドは交換したほうが良いです。
僕は交換してるのと、無いのがあります。からまるのは一緒ですけど、そのあと抜けやすいです。
正直PEライン使ったことないんですけどガイドに絡まるんですか?
又、トップガイドの交換を考えていますが
素人では難しいでしょうか?
渓流だと別に交換しなくても大丈夫ですね、ルアーが重くないんで、絡まったとしても鱒レンだとティップが折れるまではいかないです