年末ということで、再び釣りに行けない言い訳を供養する会をライブ配信で開催しました。
今年も多くの釣れなかった時の言い訳が飛び出してきましたが、イエローカードからレッドカード、はたまた大罪ゆえの無期懲役。さらにその上をいく「もうそれは釣果偽装だから」という危険な発言まで飛び出しました。
しかし、それも全て供養する年に一度の懺悔大会。
それが釣れない言い訳を供養する会。
僕は今年も多くの言い訳を聞きましたので、その一部をご紹介すると共に、皆さまも胸に手をあて「自分はこんな釣れない言い訳をしていないか?」とか「ああこんな言い訳自分もしてしまったな」といった純粋かつ紳士な気持ちで一年の釣りを振り返って頂ければ幸いだと思います
山が「帰れ」と言った
魚が釣れない言い訳の中で惜しくも今年の優勝を逃したのが
「釣れないんじゃない、山が「帰れ」と言ったから帰った」です。
まぁね・・・神様ですから、山は。
僕ら渓流アングラーにとって山が「帰れ」といったら、そりゃ帰るしかない。
危ないぞ、もう山を下りろと山の神様が言ってるんですから、そりゃ釣りなんかしてる場合じゃない、さっさと帰らないと命が危ないんです。
──本当に?
えまって?ほんとうに山が「帰れ」っていったの?
それなんか、釣れずに帰ってきたの山のせいにしてない?
山が帰れってほんといった?まだ言って無くない?てか山の声ちゃんと聞こえた?聞こえたの?
と思わずにはいられない言い訳。
この釣れなかった言い訳シリーズで常に高得点をただき出す「スピリチュアルな言い訳」の中でも山の神という恐るべき存在を盾にした脅威の愚行。
なにせ神を利用してますからね、これはかなり悪質だと優勝にしようかと思いましたが、惜しくも今年は2位になりました。
スレっ枯らしの激タフフィールドデスリバー
「いやーここスレっ枯らしの激タフフィールドデスリバーだから」
釣れない言い訳のスーパーコンボ「スレっ枯らし」から「激タフフィールド」に繋げてからの「デスリバー」フィニッシュ。
釣れないゲージがマックスにたまった時にだけ使える必殺技ですね。
たしかにメディアでは良く見かける言葉ですが、こちらはもう煽り文句みたいなもの
つまり「全米が泣いた」の釣り版。
これを3つ重ねるってことは「全米が泣いた!」「世界が歓喜の嵐!」「史上最高傑作の登場!」くらいです、ぜったい信用できません。
元から盛ってるワードなので、使う以上は「盛ってるな」と思われても仕方ないですが、これを3つ繋げるのは相当釣れないゲージが溜まっていたと判断。
釣れないことへのストレスがあまりに激しかったと考えられます。
ダメだ、生命感がない
去年は使わないと決めたのに、今年もやってしまった言い訳シリーズでは
「生命感がない」「波動を感じない」といったお決まりのスピリチュアルパターンが多く出そろいました。
やはり生命感はね・・・使ってしまうよね。
釣りってのは基本スピリチュアルワードが良く似合うんですよ、なんだかわからない生命感とか、波動とか、すごく似合う。
なので、やっぱりアタリが何もない、ライズもないとなると
「ダメだ、生命感ないな・・・」とか、言っちゃうんです、ほんとごめん!
おまえと一緒に来たから釣れない
雨男や雨女の釣り版「釣れない君」が今年は飛び出しましたね。
これは悪質です、一歩間違えれば喧嘩に発展すること間違いなし、最悪メタルジグの投げ合いになり凄惨な事件に発展する可能性すらあります。
そもそも「一緒にいる人間のせいで釣れない」わけがない
これはもう単純に「釣れない自分の腕の悪さを他人のせいにしている」わけです。
なんと愚かな行為でしょうか、そんなのTwitterの自分のゴミアカでやれば良いわけだし、こういうやつは陰謀論とか言い出すんで信用してはだめです。地球は丸いですからね?
釣れなかったら前に撮影した魚の写真をSNSにあげる
そして、もう釣れなかった言い訳というよりも、ただの釣果偽装まで飛び出しました。
よくありません、釣果偽装などやるべきではない。
そもそも前に釣った魚の写真なんてすぐバレるじゃないかと思ったんですが。
「いや、魚の右と左の側面はけっこう違うから大丈夫」と仰っておりました。
いや、ぜんぜん大丈夫じゃない。
しかも、なんか釣果偽装のプロみたいな発言をしている。
ボイスチェンジャーで声かえられたアングラーしか言っちゃいけないことを言ってくる。
とにかく、よくわからん釣果偽装の技術は捨て去り、来年から更生してもらうよう説得しました。
今年の優勝「ビーガンだから」
今年優勝した釣れない言い訳、それは
「ビーガンなので」
ですね。
素晴らしい、なんと素晴らしい方でしょうが、やはり魚を釣るということはそもそも生きものがかわいそう。環境に対して悪い行為。釣らずに帰るのが最も良いわけですね、うんうん。
じ ゃ あ 釣 り に 来 る な よ
ビーガン絶対釣りにきちゃだめだろおい
と思わずに言われないこのセリフ。
なんとタイムリー、なんという時事ネタ、SDGSほど言い訳に使えるネタは無いというのか?
しかし、もしこんなアングラーが釣り場に溢れたら、そのうち防波堤にスープをぶちまけたり、ロッドに接着剤で手をくっつけて良くわからない抗議とかしそう。
なのにエコギアのワームぜんぜん分解しないことに気が付いてなさそう!
もう何考えてるかわからなくて怖い。
SDGSもいいけど!なにごともホドホドに!
来年こそは釣れない言い訳をしないことを目標に
こうして今年やってしまった様々な釣れない言い訳を供養しましたが。
やはり色んな釣りれない時の言い訳がありますが、釣りは言い訳ばかりしてはだめ。
言い訳ばかり上手くなると、そのうち釣れるものも釣れなくなる。
だからこその毎年の供養というわけで、来年こそは釣れない言い訳をせずに釣りを楽しんでいきたいと思います。
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