今回はラパラから発売されているBXジョインテッドシャッドについてレビュー&インプレしていきます。
こちらはプレゼントとしてN氏から頂いたルアー。なんかニジマスが良く釣れるとのことで、ほえーと思って使ってみたんですが、そのアクションのブリブリっぷりに驚愕。こんな動きジョイント系ミノーがあったのか驚きでした。
【結論】
・とにかくめちゃくちゃ良く動く
・デットスローでも使える
・ファストリトリーブでもなぜか破綻しない超バランス
・河川でのアップストリームにめちゃくちゃ強い
・飛距離はそこまで飛ばない
・シャッドとあるけどフローティングのジョイントミノー
ラパラのBX ジョインテッドシャッドとは?
BXジョインテッドシャッドは体高高めの関節式ルアーです。
最大の特徴は「バルサコア」と呼ばれるシステムであり、耐久性の高さにくわえ、高いレンポンスを誇るというラパラ独自の不思議なルアーです。
【スペック】
全長:6㎝(実質7㎝近く
重量:7g
先行深度: 1.2~1.8m程
フック:8番トレブル×2
バルサが中に入ったABS素材のルアー?
このルアー最大の特徴は、なんといってもABS素材の中にバルサ材が入っていることです。
ラパラ曰く、これによりハイレスポンス化と高耐久性を両立しているとのこと。
いや中空ボディじゃダメだったの?
と、まぁ普通に思ってたんですが、これ実際に使ってみてわかるのが。
たしかに中にバルサが入っているせいなのか、めちゃくちゃレスポンスが良い。
というか、このサイズのルアーであればダントツ1位のハイレスポンス。こんな動くの見た事ない。
つまり、これがバルサコアのお陰・・・?なんでだろうか、ここまで仕組みがわからないのに、なんか結果だけ出てるあたり、オーパーツ感が半端ないです。
アクションをチェックしにダム湖へ向かう
てなわけで実際にアクションをチェックしてまいりました。
場所は止水と流水の2ヵ所。なんせニジマス釣りにめちゃくちゃ良いルアーってんで、やっぱ河川での動きもチェックしておきたくて。
なお、使用タックルは写真の通り。
リール:ロキサーニBF8
ロッド:クロスフィールド662ML-BF
ライン:PE1号+ナイロンリーダー12lb(ロング)
めちゃくちゃ動きまくって驚く
このルアーを投げた時一番凄いと思ったのが、圧倒的な高レスポンスです。
おそらくラパラのルアーの中では確実に最高クラス。
他のメーカーのルアーに比べても、ジョイントミノーの中ではやはり最高クラスのレスポンスと考えてもらっていいです。
なので、止水エリアではデッドスローから使える優秀なミノー。
流水エリアでは、アップクロスから巻き始めても確実に動いて魚を誘ってくれる安心感が魅力。
にもかかわらず、ファストリトリーブで動かしても動きが破綻しないのが凄い。
アクションの性質的にはフロントが大きく動き、テール側は細かなロール運動をしつつ誘うタイプ。
フロントでしっかい水を押すけど、テール側の暴れが少ないのは、規則的な動きを好むニジマス系にたしかに向いている。あとブラウンも良い。
バイトが下手なトラウト系は、あんまりダートしたり激しいヒラをうつルアーを捕食できないことが多いので、こうした動きのほうが確実にルアーを咥えてもらえます。
河川では当然ダウンクロスでの使用も可能なので、たしかにこいつはニジマスを釣るのに向いているルアーだと思いまいました。
投げ感は悪くないです、この形、大きさを考えるとむしろ飛んでる方というべきか。
ただ、やはりジョイントは飛距離がでない。
重心移動も付けられないし、なにより扁平で体高があるボディのルアーなので、空気抵抗はバンバンに受けます。
ただ、このルアーを使うシュチュエーションは、どう考えても飛距離はいらないです。
ベイトフィネス機で投げても十分届くような近距離で、巻きを中心に、トゥイッチをいれて短距離で誘う。この釣り方以外の用途がないので、飛距離の無さはデメリットとしてはあまり心配しなくても良いです。
むしろ、デメリットとなりえる点があるとすれば、マッチザベイトの際に割と体高がある魚にしか向かない点でしょう。日本の淡水域では細身ベイトが多いので。
ただ、ギルとかフナとかには結構似てる。
当然トラウトで使う予定でいましたが、バスで使っても高い効果が出そう。
あと浮力がめちゃくちゃ高いので、ウェイトでコントロールしても面白ろそう。
このルアー、わりとスローフローティングにしたら低活性の時の魚に凄まじく効く気がしてます。
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