レイチューン(RayTune)から発売されている尖りまくった金属ミノー「MT-01」についてレビューします。
こちらのミノーは前に頂いたもの。
その存在は随分前から知っていたものの、あまりに尖りまくりのスペックゆえに「これは本当に渓流で使えるのか?」と思ってたら、本当に頂いてしまった!ウレシィイイ!!
さて、実際に使ってきた結果ですが
【特徴】
・スパイラルしながら落ちるフォールが速い!
・プラグでは出せないレベルのハイアピール
・頑丈さはトップクラス
・飛距離は抜群
・とにかくスピーディーにチェックするスタイルの人向き
・深いボトムを攻めるのにうってつけのミノー
・ダウンクロスもけっこうイケる
・ラン&ガンで渓流を高速で攻め抜け
といった、やはりとても尖っている異質なミノーという印象です。
とにかく「スピーディー」に攻める釣りに向いているので、飛距離とフォール性能とレスポンスの異次元のバランスを生かし、オラオラオラオラ!と渓流をラッシュで釣りぬけたい方におすすめのミノーです。
レイチューンMT-01の基本スペック

さて、まず問題なのがこのルアーをミノーというべきなのか?
それともバイブレーションの一種というべきなのか?
という疑問すら沸いてくる金属製のボディですね。
僕が知る限り、全て金属の渓流ミノーというのはレイチューンのMT-01意外に知りませんし、一見してメタルバイブレーションのようにも見える不思議な形状です。
さらにウェイトはタングステンを使ているのですが、それを小さなボルトナットで締めているのも面白い。何から何まで風変りなミノーです。

【基本スペック】
全長:42mm
重量:5.2g(5.8g)
なお、装着されているフックはバーブレス。
スプリットリングはアイの形状ゆえなのか、少し大きめのものがセットされています。
M systemにより渓流で暴走するMT-01

とりあえず渓流やってると、ミノーは見た目でなんとなく動きも想像できるんですが、これほど見ただけで動きが想像できないルアーは初めて。
そこで渓流で使用してみたんですが、これも他のミノーとまったく異質な使用感。
こんな尖ったミノーは未だかつて初めてです。
さすがにカッ飛ぶメタル感

まず投げ感ですが、さすがメタル、めっちゃ飛びます。
けっこうリップがでかいんで、空気抵抗で飛ばないのでは?と思ってましたが、これが飛ぶ。
川幅のあるエリアで使うのにも十分仕様可能で、岩の裏を撃ちまくるのにも快適です。
スパイラルフォールの速度が尋常ではない
フォールは通常の渓流ミノーと違い、テール側からクルクルと回りながら落下するスパイラルフォール。
この速度は「スプーンの2倍」とパッケージに表記されているだけあって、落下速度はかなり速いです。
感覚的には、そのあたりのヘビーシンキングミノーより一段速く沈下する感じ。
これにより、深場の攻略が当然やりやすくなる。
なら、ほかのスーパーヘビーシンキング系ミノーでも可能じゃん?
と思うじゃないですか。いやいや、このMT-01はこの落下速度に対して、レスポンスが異常に良すぎるのが凄いんですよ。
重量にまったく釣り合わない超レスポンス
普通重いミノーはボトムの攻略はしやすいものの、レスポンスが悪くなる傾向にあります。
ところが、このメタルミノーは恐ろしいほどにハイレスポンス。
普通のシンキング系のヒラ打ちミノー並にギラッギラに水中で動き回ります。
これがかなり驚いたというか、たぶんプラグでこれは無理なんだろうな・・・と思った点。
こんなフォール速度の速さとギラッギラの動きはコイツだけですね。
引き抵抗はまぁまぁ高いですが、リップの大きさに比べてそこまでキツい感じはしないです。
ダウンクロスだとタイトに泳ぐ
さて、こんなメタル系のルアーがダウンクロスでまともに動くのか?
と思って使ったんですが、タイトな感じで泳いでくれます。
てか、驚くほどタイト。
もっと暴れるかと思ったんですが、意外ですはい。
若干絡みやすい気がする
レスポンスが良いゆえなのか、若干絡みやすい気がします。
個人的にベリー部分のフックを外すと快適に使える感じです。
基本ボトムを狙うルアーな気がするんで、ベリー外しちゃったほうが個人的に使いやすかったです。
異質のミノーで渓流をスピーディーに攻略

このルアーは普通のミノーと明らかに違って、めっちゃ尖ってる。
特にフォール速度、アピール力の両立が凄まじい。
これにより、ひたすら「サーチしてスピーディーにポイントをチェックしていく」能力に長けたアイテムだと感じました。
おまけに飛距離も良いので、多少幅広い河川でも使用可能。
素早く、ボトムまで、テンポよく探っていく釣りができるのが魅力。
いってみれば、スーパーヘビーシンキングミノーなんですが、その重量に対してレスポンスが異常なほど良いのが特徴ですねこれ。
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