渓流トップウォーター。
それは僕にとっての課題。
むしろロマンというべきか
それともただ頑固なだけなのか
ただ一つ言えるのは、渓流用のトップウォーターは死ぬほど面白いっていうこと。
いや、本当に死んだらまずいんですけど、心臓とか止まったりとかしたら大変ですよね?
ということで、渓流トップやるならぜひとも道北貧釣保険に入ってほしいαトラウトです。アフラック!
道北貧釣保険はトップウォーター心臓発作専用保険。
トップウォーターで魚が水面バイトを直視する興奮によりショック死する可能性は
湖でミラクル・ジムがジャーキングパワーにより発生したエネルギー波に襲われ、投げていたジャークソニックが頭蓋骨を貫通する確率より高いんです。
わかります。
恐ろしですよね?
湖では定番のあの事故よりもトップウォーター事故の方が高いんですから。
だからこそ道北貧釣保険にご加入ください。
貧困層専門であるこの保険は、以前重篤な疾患にかかっていようともOK、生活保護受給者であろうともOK、もちろん前科3犯で刑務所から逃走中のシャブ中でもOK
もしトップウォーターで心臓発作をおこした場合、だいたい、その100万円は出せる・・・いや10万円?いや、えーとまてよ、今月幾ら残ってたか後で計算しておきます。
とにかく
莫大な金額が貴方の家族に支払われますので、孤独死しようが盛大な葬式をおくるはず。
このトップウォーター保険に入れば誰もが死んだあとのことを気にせず渓流トップウォーターが楽しめます。
ただし、加入条件は一つ。
レーベルのルアーを使うこと。
それもクリックホッパーとクローフィッシュを使うことです。
レーベルのルアーで渓流トップウォーターやってくるわ
というわけで、渓流トップウォーターでヤマメを釣る。
それもレーベルのルアーで釣らなくてはなりません。
金に困りすぎた僕がアコムへの支払い日に思いついたこのビジネスが成功すれば、生涯金に困らなくなるはず。
そうすればルアーも買い放題、釣りもしほうだい、一生釣りばかりして生きていける夢の生活が待っているはず。天才だ。こんな天才がなぜ今まで貧乏だったのかアインシュタインすらわからない。
しかし、そのためにはレーベルルアーで実際に釣ってみせなくてはならない。
ということで、渓流トップウォーターに適しており、なおかつ僕が大好きな餌ルアー・クリックホッパーと、新たに使うことにしたクローフィッシュを使うことにしたのです。
まずはクリックホッパーでヤマメを狙う
というわけで
最初に使うのは去年から渓流トップウォーターで成果を上げているクリックホッパーです。
REBEL(反逆者)の名を持ち、海外ルアーに溢れたアメリカのルアーフィッシングを変え、アメリカンルアーという巨大ブランドを作り上げた超重要メーカー。
このメーカーが「初心者だろうが子供だろうが簡単に釣れるルアーを作る」という目的で生み出したのが、このクリックホッパー。
マイクロルアーというジャンルの草分け的存在であり、もちろん子供でも簡単に釣れるルアー。投げてまくだけ。それで誰でも釣れてしまう。しかもトラウトでも大活躍。
そんなルアーなわけあって、そりゃ当然渓流のトップウォーターでも大活躍。
今のところ、僕が使う渓流用トップでも実績抜群。
ようは一番釣れるやつです。
で、まずはこいつを使おうってわけですよ。
なんせ前回の渓流トップウォーター釣行では魚の活性が低く、自作のトップで釣れないせいでDUOの反則ミノーリュウキ38Sを使うハメになってしまいましたよ。
けれど季節は6月下旬で水温もばっちり、ついでに虫も出てる。
これなら渓流トップウォーターも十分通用するし、ヤマメだって食ってくるはず。
というわけで、ここで自信のあるクリックホッパーを投入ってわけ
ようは絶対釣る気しかないですよ。
前回はトップで一匹も釣れないヤマメを釣るなら、餌ルアーだってためらいなく使う。そうしてトップウォーター保険を成功させ金を手に入れるのです。
クリックホッパーは簡単にトップが楽しめる
クリックホッパーをキャストしはじめると、いきなり水面に魚が出てきました。
いいです、こりゃ完全にトップの虫パターンの季節。
バッタルアーのクリックホッパーが大ハマリの状態ですよ。
しかし、やはりヤマメは食うのが下手。
なんか去年からトップで釣っていて思ったけど、ニジマスに比べて水面に浮いてるものへのアタックが妙にズレてる。
それでもクリックホッパーを着水させてから水面シェイクを繰り返すと、チェイスして食う時がある。
チェイスして食った場合は、ヤマメですらトップでがっちりテールフックを食ってくるのでフッキングしやすい。
だからオチパクよりも追わせて食わせたいってのが狙いで、クリックホッパーを水面でガポガポさせ続けます。
クリックホッパーは、垂直に近い形で取り付けられた大型リップが特徴。
これにより、ただびきで水面をトロトロと引くこともできますが、一番効くのは水面でのシェイクとポップアクション。
この大型リップのおかげで、ポッパーに近いアクションが出せるんです。しかも首振りもきっちりできる。
あと、ポッパーやペンシルに比べると、首フリの移動距離が短くてクイックなのが特徴。
ようは渓流みたいな超小場所に放り投げて、流れにのせながらアクションさせてもキッチりアクションを決めてくれる。
で、着水後、流しながらバシャバシャと溺れるような動きを繰り返しつつ、ヤマメさんのミスアタックを見続けていたら。
いきなりパション!とアタックしたヤマメがフッキング。
はいきたぁああ!
今年初のヤマメゲットじゃぁあ!
とばかりにお巻き上げ
き、きたぞ。
トップでヤマメがついにきた!
若干スモルト化が始まりつつあるらしく、背中が銀色の子でした。
やっぱり虫パターンが通用する時期
これならクリックホッパーがハマる状況なんで、そのまま釣りあがっていきます。
トップで出ない場合に即フォローできる
しかしながら、やはりミスバイトがかなり多い。
というか、ヤマメの中にはトップに出ないやつもいて、なんかチェイスしたのは見えたけど、ヒューっと戻るやつも結構いた。
そういう時は、トップから即水面下に切り替えられるのもクリックホッパーのいいところ。
ただ、潜航深度は大したことがないし、スローリトリーブにしか対応してないので、あまり速く引くとひっくり返るので注意が必要です。
で、さっきからトップには反応しない子めがけて水面下をブリブリ引いていくと、あのヤマメがまた追ってくる。
くえーくえーと足元まで引くと、そのままフッキング。
よーし!と思ったら、抜こうした瞬間にフックアウト。
惜しい、もう少しだったのに。
まぁとりあえず
トップで釣るのが得意なルアーですけど、リップがあるので水面直下を攻めることもできるので良いですね。ただ巻きでだいたい取れるし、ルアーチェンジの必要がないのですごく楽。
あと、おなじことはフローティングミノーでもぜんぜんできます。
ただリップ角度の問題で、どうしても潜りやすいのが多いんで、できるだけリップが垂直に近いタイプがいいですね。ラパラのフローティングジョイントとか潜りにくいブリブリミノーがいいです。
レーベルの名作・クローフィッシュもトップで使える
続いて登場するのは、同じくレーベルのクローフィッシュ。
こいつはザリガニ型のクランクベイトとして有名で、様々なパクリを生み出した名作。クロー系のカラーリングも、だいたいこれが元ネタですね。
といっても、元気でクローフィッシュ使ってマスなんてアングラーさんはいまだ出会ったことは無いんですが。いや、マジで。
しかし、トラウトフィッシングでも全然使えるばかりか、ばっちりヤマメを釣ってくる歴戦の猛者です。
トラウトに向いているのはティーニー・クローフィッシュ(F77)と言われるモデルで、サイズは3.8cm。2.8g。
こいつもザ・反則的なルアーであり、絶対プラグで釣る的なレーベルの狂気が生み出した小さな怪物です。
水面クネクネアクションが未知の生命体並みにキモい
このクローフィッシュは、クリックホッパーのようにポッパー的な使い方をするタイプじゃありません。
主な使い方は、スローリトリーブ。
クランクで水面をブリブリ引いてくる感じですね。
で、その動きがまぁキモい。
いやザリガニとかそんなの関係なく、未知のイモムシが水面をクネクネ動きながらコッチにやってくるような感じ。
正直いって、虫がきらいな人がコレみたら引くってレベルでして。
ちょうど曲線を描いているボディラインとか、リトリーブに対して異様にテールを振る様などが相まって、完全に遊星から物体Xになってます。絶対に触ってはいけないし、触れたら最後体をのっとられそうです。
その危険すら感じるキモウォブリングが魚を誘い出してくるので、水面へひきつける能力は抜群です。
キモすぎて我慢できずヤマメがバイト
クリックホッパーでとりあえず釣れたので、クローフィッシュにチェンジしてから数投げ。
こちらもオチパクでポーンと出たり、シェイク気味のアクションでポーンと出たりするけど、やはりヤマメは乗らない。
やはりトップは難しい。
一発で乗るときもあるけど、そうじゃない場合が圧倒的。
その難しさと、トップに出た時の興奮がたまらないからやめられ
デ、デターアァア!!
ゴチャゴチャ言ってたらきたぁあ!!
バラシたくない、これはバラシたくない!
必死にリールを巻いてよせる。
なんだ?ニジマスか?トップ大好きニジマスさんなのか?
と思ってたら
ヤマメだぁあ
可愛いヤマメさんが、クローフィッシュをがっつりバイト
ありがてぇ、ありがてぇよヤマメさん。
こんな凄まじくキモいアクションに反応する性癖をちょっと疑うけど
でもでも
アメリカンルアーに、しかもトップにばっちり出てくれる楽しさたるや。
渓流でのヤマメトップはそう簡単じゃないので、それに出てくれるのが凄い楽しい。
それも自分の好きなルアーならなお楽しい。
もちろん数釣りするなら、この時期でも中層から下を狙うほうが効果的。
というのも、クリックホッパでヤマメをバラしたポイントで
「ヤマメどんな所にいんの?」
と思ってカメラを沈めてみたら
ちょっとわかりにくいでしょうが、画面の中に擬態化したヤマメが3匹ほどいます。全員ボトムガッチリですね。
で、バイトは1回。
つまり、ぜんぜんトップに出てこない奴がいますね。
ということで、クリックホッパーを頑張って潜らせつつ、ラインを通してヤマメ達に語り掛けることにしました。
「みなさん、どうしてトップに出ないんですか?
先生悲しいです。みなさんのことを考え、こうやってトップで投げているのに悲しいです。いいですか?トップに出ないと、将来いい尺ヤマメになれませんよ?」
という感じでやんわりと説教したのですが、完全にシカトされました。ヤマメはみんな不良です。先生悲しい。はやくトップに出る良い子に更生してください。
それでもトップでヤマメを釣るのは楽しい
というわけで、レーベルのマイクロルアー。
クリックホッパーとクローフィッシュを使たアメリカンな渓流トップウォーターでした。
トップで出てくる興奮はやはり楽しいですし、目で見えるバイトっていうのは凄い楽しくて、おもわず突然死しそう。
そんな時はぜひレーベルのルアーを使い、道北貧釣保険におはいりください。
さっき預金通帳を確認したら5000円しか無かったので、とりあえず葬式にピザハットは出せます。ぜひおはいりください。いや死なないで。
【今回使用したタックル】
ロッド:鱒レンジャー改SP40カスタム
リール:17セドナ2000HGS
ライン:ラピノヴァX
リーダー;モーリス8lb
【使用ルアー】
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