スピアヘッドシリーズのリュウキバイブ(RYUKI VIB)のレビューです。
DUOのスピアヘッドリュウキといえば渓流ルアーの決定版。
初心者から上級者まで使いたせるばかりでなく、コストパフォーマンスにも優れた超優秀なルアーです。
そのスピアヘッドシリーズから生まれたバイブレーションを、このバイブマスターαトラウトが使わないわけがない。
震えている。
DUOと僕が共鳴して新たな波動が生まれている。
これがスピアヘッドの力。
世界を揺るがし、海を割り、山を爆破
そして渓流各所に大渦を発生させるほどのアピール力。
うなれ!光れ!唯我独尊渓流バイブ!
まぁ、そんな事したら全てのトラウトが消えて無くなってしまうので、ほどほどのアピールを紹介します。スレさせたらだめです。
【2018/2/28記事更新】
水中アクション動画を追加しました。
リュウキバイブのスペック
リュウキバイブ(RYUKI VIB)のスペックを紹介です。
サイズ:45mm
ウェイト:5.3g
タイプ:重心固定・シンキング
フック:#12
値段:1,100円(オフィシャル価格)
45mというとリュウキの45Sと同じサイズですし、形も良く似ています。
(↑こちらがリュウキバイブ)
リュウキ45Sのリップを外し、背中にフィンを付け、ボディにより丸みをもたせたのがリュウキバイブです。
このフィンの役割などはのちに詳しく解説しますが、基本設計はリュウキシリーズ共通のもので、特徴的な目や口元は見るだけで「お、リュウキだ」とわかる形になっています。
リュウキバイブのカラーバリエーションは豊富
さすがリュウキ系ルアー。カラーバリエーションはとてつもなく多いです。
ちなみに僕のお気に入りはやっぱりチャート系。
モモキンヤマメとフルチャートヤマメ、それと虫系が良い時のためにテレストリアルブラックなんかがお勧めです。
リュウキバイブのアクション
次にリュウキバイブのアクションを見ていきます。
細身のボディにフィンが付いた形が特徴的。一見してミノーと間違えてしまいそうなボディなど、バイブレーションとしてはかなり異質な存在なのでちょっと解説してみます。
なお、動画も作ってみたので参考までにごらんください。
毎回お風呂場で撮影していますが、そもそもアクションもわからないのに買うのってリスク高スギィ!と思っているので出来るだけ水中アクションを紹介していきます。
背中のフィンで高速立ち上がりが可能
リュウキバイブの背中にはフィンがありますが、このフィンのおかげで立ち上がりがかなり早くなっています。
リュウキバイブは細身のバイブレーションなので、ルアーの左右から水を受ける面積が小さくフィンが無ければ振動はほどんどでないでしょう。
しかし、ルアーの上部にフィンを付けることで左右から受ける水の抵抗が大きくなり、このフォルムの細さですら立ち上がりから即バイブレーションを発生させることができるのです。
さらに細かく見ていくと、ルアーの後ろ側にフィンがありますよね。
このフィンの位置が後方にあることで、バイブレーションで最も大きく揺れる部分が後方に下がり、ウォブリングに似た怪しい揺れ方をするようになります。
バイブレーションはウォブリングに近い動き
リュウキバイブのバイブレーションはお尻を振りながら細かく振動していきます。
その動きを真上から見るとウォブリングに近く、ロールを入れたらリュウキ系ミノーにそっくりになるのではと思ってしまいます。
普通のバイブレーションと違って派手すぎないので、スレがあまり怖くありません。動きはあくまで小魚の動きに似せていて、フォルムもあいまってトラウトを刺激する作りになってます
重心は固定式ですが、アクションのたびにウェイトが少しだけ動いて「カチカチ」という小さな音がしますが、これもトラウトが好む抑え目の音です
この音でアピール力を増しているので、濁りにもかなり強そうですね。
ミノーライクなフォルムがトラウトに強い
バイブレーションにしてはミノーライクなフォルムをしているリュウキバイブですが、これが渓流トラウトに効果抜群です。
細身のボディは魚の幼魚、もしくは虫を演出しやすいです。
それにこのシルエットは流れの中で扱いやすいのも良いですね。
渓流では背の高いバイブレーションは流れに負けがちで扱い辛いですけど、ミノーとほぼ同じサイズ感のリュウキバイブは渓流でもそれほど使いづらさが無いです。
フォール姿勢も良い
リュウキバイブは顎先を下にして着底後、わずかに後方を浮かすようにゆらゆら沈んでくれます。
バイブレーションは何かと根掛が怖いルアーですんで、ストーンとそのまま落ちるルアーだと根掛が怖い場所も多いんですが、これ位の沈下速度だと渓流では使いやすいですね。
リュウキバイブはコスパが良いのか?
DUOのミノーといえばコスパの良さが売りです。
スピアヘッドリュウキシリーズの販売価格は大抵1000円代で、市場価格はそれ以下という所が多いですが、このリュウキバイブも同じような値段で売られています。
900円前後が市場価格
リュウキバイブの市場価格は900円前後が相場となっていますね。
カラーによる価格の変化はさほど無く、メール便で送料も安いところが多いです。
このレベルのバイブレーションなら1500円位が相場になるかとおもいきや、やはり価格が安いのはDUOがデザインから設計、製造まで全て自社でこなしているから。
さらに言えば、リュウキシリーズはボディの基本設計が同じで、このリュウキバイブももともとミノーのリュウキ45Sのボディを流用しているのも安さの秘訣です。
ボトムを狙うために使うため、何かと根掛が怖いのがバイブレーションですが、コスパが良いとガンガン攻めれるので釣果アップにつながります。
渓流での使い方
リュウキバイブは渓流域で使うことを前提に作られたバイブレーションです。
渓流域でバイブレーションを多用する人はあまり見ませんし、そのメソッドもいまだ未知の領域。
が、しかしここは道北貧釣。
渓流域とわずトラウト相手にとち狂ったようにバイブレーションを投げまくっている僕がリュウキバイブの真の実力について詳しく解説します。レッツバイブ!
とりあえずアップクロスで投げてみて
まず渓流に行ってやることといえば、アップクロスで釣り上がっていくことです。
というわけで、まずはリュウキバイブをアップクロスで投げていきましょう。
バイブレーションをアップクロスで投げてまともに動くの?とか思うでしょうが、リュウキは一味違います。
背中のフィンのおかげで立ち上がりが以上に早いので、アップクロスでも十分にアクションしてくれますし、基本釣りあがりで使える設計。
投げて巻くだけでも良いですけど、アクションを加えたほうが釣れます。
ショートジャークで万能アピール
公式ではリフト&フォールを推奨していますが、僕はただ巻きか、ショートジャーク気味にアクションを付けてあげるほうが好みです。
あまり早くジャークさせなくてもアクションはでます。流れより少しだけ早めに煽って、わずかに止める。その繰り返しでアクションを付けてあげると魚もバイトしやすしですし、深場でなくともアピールし続け、なおかつ食わせのタイミングも作れます。
渓流ではそう深い場所は多くないですし、なにも深場にだけ魚がいるわけでもありません。リュウキバイブを使う場合、どのエリアでも通用するのがショートジャークだと思ってます。
ただ巻きでも全然余裕
次におすすめなのがただ巻きです。
ただ巻き状態のリュウキは水面下10㎝程度の所を泳ぎ続けます。
浮き上がりがミノーよりも低い分、その性能を使って瀬の中を通してあげることもできますよ。
バイブレーションというと深場を狙うアイテムだと思われがちですが、実際にはリトリーブスピード次第であらゆるレンジを狙えます。
たとえ浅場であろうとも、ミノーを通しても反応が無い時にリュウキバイブを通してあげると食ってくる魚もいるのでフォローで通してあげると良いでしょう。
落ち込みを狙ってリフト&フォールは定番
渓流でバイブレーションを使う場合落ち込みは格好のエリアです。
ミノーよりも重く、素早くフォールするリュウキバイブなら、落ち込みの底についている魚にもアピールしやすいです。
落ち込みで狙う場合は、ボトムに落とした後にリフト&フォールを繰り返すと効果的です。
大抵落ち込みにいる魚は弱った魚や虫を狙っているので、安定して泳がすよりも不安定なリフト&フォールで誘う方が効果的だったりします。
ダウンでもリフト&フォールを使ってしまおう
ダウンクロスで釣り下がる時もリュウキバイブは活躍してくれます。
ボディ全体で水を受けているリュウキバイブは浮き上がりが同タイプのリュウキ系ミノーよりも抑えられているので、ダウンでも中層からボトムが狙えます。
ボトムを狙う場合は、やはりリフト&フォールを繰り返しながら底へとルアーを送り込む方法が良いです。流れた多少早く、ボトムへと送りにくい場所でも沈みやすいバイブレーションならボトムをとりやすいです。
ダウンで使う場合でも、落ち込みに投げ込むと簡単に釣れます。
上から落として、そのまま自重を生かしてボトムに送り込みちょいちょいとシャクリながらルアーを送り続けるとそのままドン。アップクロスで落ち込みを狙うよりも弱った魚の動きを演出しやすいのでおすすめです。
アングラーの使い方次第で自在に変化するリュウキバイブ
スピアヘッド リュウキ バイブ(SPEARHEAD RYUKI VIB)はアングラの使い方で様々なポイントを責められるトラウト用バイブレーションルアーです。
ボトム狙いはもちろんですが、多少の浅場もクリアできる能力があるので、巻きの速度を変えてこのルアー一つで色々なエリアを攻めることができます。
扱い方もとても簡単で、スペックにも特に弱点はありません。
渓流域をメインとしつつ、水深1メートル以内のエリアならどこでも使えます。
一緒にリュウキ45Sのミノーも使えば、この二つで渓流域はほぼ全てカバーできちゃいます。
アピール力も強すぎることがないですし、スレにもさほど心配がありません。
まず試しにトラウト用バイブレーションを使ってみたいという人におすすめです。
今回紹介したルアー
コメント