ついにジャクソンがダニエルの7gと14gを発売。
こいつはウカウカしてられないわけでお久しぶりですαトラウトです。
ここ最近何かと忙しくてブログの更新が進まなかったのですが、思ったよりもアクセスが集まっているということもあり再度復活してきたわけです。リジェネ―ション。
さてしばらく記事を更新しないうちに自分的には大ニュースだったのがジャクソンからダニエルの新たなサイズが発売されたこと。
しかもそのサイズは7gと14g
このブログでもそれはそれは何回も「ジャクソンさんはよダニエルのネイティブトラウトモデル出してくれよ」という記事を書いてたんですが、それが2018年になりいつの間にか市場に出回りはじめているではないですか。
しかし、その量はさほど多くない様子。
たぶんジャクソンさん的には「なんかネットでネイティブモデルのサイズ出せ出せうるさいやついるから試しに出してみるか」的な感じなんでしょうよ。
はいそうです。それが僕です。
というわけで、おそらく量も少なく貴重なモデルになってしまいそうなダニエルの7gと14gをさっそく紹介したいと思います。
ダニエル7gと14gのスペック
(画像引用元:ジャクソン公式ページ)
ジャクソンから2018年に入り新たに発売されたダニエルの7gと14g。
ちなみに「飛びすぎ」の名が付くダニエルはソルトゲーム仕様でトレブルフック×2が標準装備。ダニエルという名前だけのモデルがトラウト仕様となっておりリアのシングルフック一本になっています。
それにしても、この発売を待っていたのは僕だけじゃないはず
僕なんてダニエルの7gが出ないこともあって自分でダニエルのカスタム版である「鉄男」なる自作メタルジグを作っている位ですからね。
7gと14gで新たに発売されたダニエル。
実のところ、14gに限っては「飛びすぎ」のほうですでに発売されていましたよね。
けれど、今回はスペックからもわかる通りネイティブトラウト仕様になっており、今までのダニエルとはまるで別物になっています。
ダニエルはトラウトの口に合わせてサイズダウン
今回の7gと14gはネイティブトラウト用に設計を見直された新たなダニエルと見ていいでしょう。
というのも、以前まで発売された飛びすぎダニエル14gは61mmだったのに対して、今回の14gは57mm とサイズダウンされています。
このサイズダウンはトラウトの口に合わせたものでしょう。
トラウトは大抵6㎜以下のベイトを好む生き物ということもあり、ネイティブでのトラウトフィッシングでは57mmは都合の良いサイズなわけです。
さらに7gになると46㎜になり相当小型化されています。
小さな餌を好むトラウト向けにダニエルを改良しているのが良くわかりますね。
ネイティブエリアでの使い方
さてネイティブフィールドを攻略するために設計が見直された新なダニエル。
これをフィールドでどう使うのかスペックを元に考察です。
湖などの広大なエリアの攻略
今回のダニエル14gと7gはトラウトフィッシングの中でも広いフィールドを攻略するためのモデルだと見ていいです。
というわけで、真っ先に使うべきは湖などの広大で水深のあるエリアでしょう。
今までスプーンやシンキングミノーでは届かない距離まで飛ばせ、なおかすサイズダウンで挑めるというのはダニエル最大のメリットだと思います。
さらにダニエルの動きはウォブリング主体でスローリトリーブにも対応。
今までのレイクショアジギングでは早すぎてついてこれなかった魚も、このダニエルなら取れるチャンスが増えますね。
本流でミノーに変わる釣りを
7gと14gといえば、本流でのトラウトフィッシングで良く使われるスプーンのサイズです。
つまり、本流も勿論意識しているでしょうし、こいつを河川で使わない手はないです。
ウォブリングが強めのダニエルなので角度を抑えたアップクロスでも十分使えますし、トゥイッチも実は使えるので流れに乗せつつ魚を誘えたりします。
メタルジグの亜種でもあるのでボトムを攻めることはできますが、浮き上がりが強いので直ダウンで使うのは難しいでしょう。基本はアップクロス~クロスで表層からボトムまで、流れにのせつつ探るスタイルがメインでしょう。
ダニエルを買ってきたのでレビュー&インプレ
それではジャクソン7gを購入したので、そのレニューから。
個人的にはジャクソンから出ているルアーの中では一番のお気に入り。
飛びすぎダニエルのフレッシュウォータバージョンの7g。
シーズン開けと同時に旭川に行ったときに釣具屋さんによって買ってきたのです。
7gのネイティブ向けダニエル
こちらがその7gのダニエルです。
サイズは46mm、かなり小型で幅広いサイズの魚に対応できます。
装着されているフックは#5のシングルがテールに一本。スプーンと同じ感覚。
オープン価格は850円となっていますが、売り場によっては700円位で売ってますね。
トラウト用ルアーの中ではかなりマニアックな部類に入ってくるかもしれませんが、僕はこのルアーがかなり好きなんですよね。
パッケージ裏に色々と書いてありますが、メタルジグでもない、ブレードジグでもないわけで。
ただ、アクションが出る仕組みは自作したことがあるので理解。無理やり分類するなら、たぶんチャターなんかのブレード系に入ってきます。
ただ、動きそのものはメタルバイブによくにてますし、使い方もかなり近いです。
カラーも結構豊富
ダニエル7gのカラーラインナップは結構豊富です。
個人的に好きなのはアカキン、それとキンヤマメとヤマメですね。
カラーラインナップもトラウトを意識しているものが多く、これ完全に渓流アングラー向けに作ってるなーという感じです。
ダニエル7gのアクションは?
はい、というわけで肝心のアクションです。
アクションはダニエルシリーズとおなじで一貫したハードなウォブリング。
なげて巻くだけでブリブリお尻と頭を振って魚を誘ってきます。
飛距離はさすがに抜群。
7gのルアーの中ではトップクラスに飛びます。
なお、実際の水中映像についてはジャクソンさんのユーチューブがあったので張っておきますね。
うーん、いつ見ても特殊な動きですね、ほんと。
ちなみに、渓流用になって飛距離はやはり抜群。
同じレベルで飛ぶのはメタルジグ位ですが、場合によってはダニエルのほうが飛ぶこともありますね
で、ダニエルはこの飛距離が一番使えるところ。
7gのルアーでかなり広い範囲を攻められるのが一番のお気に入りです。
なので、渓流渓流いってますけど、もっと広い場所の止水域でも使えます。
僕はダム湖中心に使ってまして、アピール力も高いのでパイロットルアーとして使用しています。
スプーンよりも浮かない丁度よさ
こちら、きちんと7gと書いてあるジャクソンの優しさが見えるボディ。
このおなか部分が水のあたる部分となっており、ウォブリングを起こす秘密でもあります。
ちなみにキャストして使ったところ、まぁそれなりに浮く。
しかし、スプーンよりは浮き上がらない、というなんとも絶妙かつ微妙な浮き上がりを見せてくれました。
で、これは結構使えるなと思ってます。
流れの厚い場所で、ダウンでボトムをがちがちに狙うというのはさすがに無理ですし、そっちはリップ付きのプラグ系のほうが強いです。
案外メタル系ルアーは重さでダウンでボトムを狙えると勘違いされがちですけど、さすがにそうでもないです。
ですが、かといってスプーンを使うよりは浮きません。
水を受ける面積がスプーンよりも小さいんで、まぁ当然ですね。
で、この微妙さが、実は結構おいしいところだったりします。
飛距離を出しつつ中層から上を狙える
僕的に使った感想は、メタルバイブレーションにほぼ近いです。
狙うレンジもかなり似ていますし、流してアクションさせた感覚も近いものがありました。
ただ、浮き上がりやすさでいったら断然ダニエルのほうが高い。
というわけで、遠投して中層~表層を狙う時に便利だと感じました。
例えば魚の活性が上がって、水面で餌を食ってるような時。
遠くでボイルが起きて、そこにルアーを届けるために遠投するとなると、やっぱり重いルアーを付けないといけません。
でも、重いルアーはすぐに沈み、表層を狙うのが大変。
プラグ系はまだ浮きやすいですけど、こっちはルアーサイズが上がりすぎ。
てな時に、ダニエル7gを遠投。
着水と同時にロッドを立ててリトリーブすれば、いとも簡単に表層を狙えるわけですね。
あと、河川ではアップクロス気味に投げて使うのも結構イケてます。
なんですかね、このルアーはアクション具合が手元にものすごい伝わってくるんですけど、キャストしてから巻きはじめからよくブリブリと動いているのが手に伝わってきました。
アップで投げた場合、ルアーが本当に動いているのか案外わかりにくいじゃないですか。
でも、このルアーはアップでもしっかりと動いてますし、動いてこない場合は手元に何も伝わってこないので、かなり扱いやすいと思いましたよ。
それと、このルアーはトゥイッチが使えるのも強みです。
アップクロスで動かしにくい場所でも、ミノーのようにトゥイッチをいれて強制的にルアーを動かすテクニックが使えます。
トゥイッチも使える
ダニエル7gは渓流で使えるメタル系ルアーだけあって、トゥイッチにもかなり反応してくれます。
トゥイッチした時の動きは、急浮上するような形になり、左右に首をふります。
この動きは案外魚の本能を刺激してくれるのか、7gが発売される前に自作していた鉄男の場合、この手のトゥイッチアクションで結構お魚さんをキャッチできました。川の流れの中でトゥイッチを連発させる釣り方も案外効果的です。
それと、湖や流れの緩い場所の場合は、キャストしてボトムをとったあと、リフトした終わりに1~2回トゥイッチを入れてからフォールっていう動きも結構いいです。
リフトさせてから、最後にトゥイッチさせるアクションは、たぶん逃げる魚ぽいんでしょうね。フォール手前で食ってきます。
基本は巻物系に分類
このなんとも特殊なルアーですが、基本は巻物系に分類されると思います。
とりあえず巻いていけば釣れるタイプのルアーなんで、使い方も特殊なのかと思いきや、メタルバイブやスプーンと扱い方がすごい似てます。
ただ、動きそのものがミノーぽいので、魚食性の強い魚へのアピールが高いなと思います。
とりあえずまだ川が増水していて本気で使えるチャンスがありませんが、魚が連れたらインプレも含めてさらに詳しく追記していこうと思います。
ダニエル7gのインプレッション
実際に渓流やダム湖で釣果が出たのでインプレッション記事を書いていこうと思います。
このルアーは色々な場所で使えるのですが、やっぱり水深が深めの場所のほうが使い勝手は良かったです。
使うのも中規模河川の本流、深めのプール、ダム湖なんかで威力を発揮するタイプですね。
落ち込みにルアーを入れてアイスジグのように動かしてヒット
まず落ち込みにルアーを入れて、そのままアイスジグのようにルアーを動かしてヒットしました。
やはり重さがあるメタルジグのようなルアーなので、ボトム攻めには効果大。特に落ち込みでは。
落ち込みにいる魚は、流れの巻き返しが始まる地点のボトム付近に大量に群れています。
この場所にルアーを届けるのは、普通のシンキングミノーでは無理。同じような重さのミノだったとしても、ルアーに受ける水の抵抗が大きいので、流れのって魚の後方にルアーが落ちてしまいます。
が、このダニエルは後方重心。つまり落下速度が速い。
その特性を生かしてボトムに落とし、ブリブリとアクションさせながら持ち上げ、また落とす。この繰り返してニジマスをゲットしました。
この点についてはユーチューブの動画でも解説があります。
動画内では釣れてはいませんが、僕はこのパターンでアタックを何度も経験したので、やっぱり有効な方法だと感じました。
ほんとおっしゃる通り。
これで実際に釣ってくれたらもっとカッコヨカッタノニナー!とか思ってますけど、いやほんとうに、このパターンは鉄板です。
ダウンでのリフト&フォールが良い感じだった
ダウンでの性能はいまいち信じていなかったんですが、実際にダウンでも釣果が出ました。
今回の渓流用7gは浮き上がりが抑え気味になっているので、ダウンクロスでの使用にも十分耐えていました。
流れがゆるめの本流ならボトムも取れますし、少し早い場所でもリフト&フォールを使ってボトムにルアーを送れます。このルアー、沈下速度がかなり早いので。
ヒットしたのはリフト&フォールのパターン。
ブリブリ急浮上し、スーと落ちて、ブリブリ急浮上。
この動きが虫や、パニックになった魚を演出しやすいのか、リフト中にガツンと食ってきました。
ボトム攻めすぎは要注意
このルアーの注意点としては、ボトムへのコンタクトをできる限り少なめにしたほうが良いということ。特に岩がゴロゴロある所では。
砂や泥ならなんてことないんですが、この細いボディーがボトムの石に挟まることが良くあります。
特にアップクロスで使う時は、この現象に要注意で、ボトムを切るイメージで操作してください。
飛距離が良いぶん対岸の根掛に注意
ジャクソンのダニエルは飛距離が良いぶん、渓流だと対岸に突っ込むリスクも高まります。
同じ7gのスプーンの感覚で投げるとあっという間に対岸にいるので、多少抑え気味の力で投げつつ様子をみてください。
ただ、やっぱり飛距離がいいので川幅が広い場所ではかなり有利。
ダウンに遠投しつつ釣り下がるような場面でも飛距離が生きるので、力加減さえ注意しておけば強力な武器になりますね。
バイトはお尻に来るとは限らない
活性が高い時、ダニエルはお尻だけじゃなくて腹部にもアタックされやすいです。
なので、フッキングはなるべく鋭いほうが良いですね。口外だろうが掛けたいなら、咥えた瞬間に勢いよくフックです。
トゥイッチ時には大抵背中か腹めがけてアタックしますから、表層付近でやるのが効果的。
魚が下から上に向かって食いあげる時、そこにダニエルのお尻があるようなイメージでアクションを掛けてあげるといいです。
ジャクソン、ダニエル7gのスペック
Jackson(ジャクソン) メタルジグ ダニエル 7g UAY アユ.
サイズ:46mm
ウェイト:7g
システム:Sinking
フック:#5
価格:850円(公式)市場価格は800円前後
ダニエル14gのスペック
サイズ:57mm
ウェイト:14g
タイプ:シンキング
フック:#2
価格:900円(公式) 市場価格は800円前後
カラーバリエーション
(画像引用元:ジャクソン公式ページ)
アカキン/グローシルバーオリーブ/ヤマメ/レモンキャンディ/すもークヤマメ/キンヤマメ/アユ/ウォーターホロワカサギ
カラーラインナップはトラウトを意識したものになってます。
個人的にはスモークヤマメとキンヤマメ、それとレモンキャンディが釣れそうだなと思ってます。
ダニエルの新作で巻きメインの釣りを楽しむ
7g、14gのモデルが発売され、いよいよネイティブエリアでダニエルを本格的に使うことができるようになりました。
湖などで釣りをしている人にはまずおすすめしたいですし、本流、止水域でトラウトを狙う人なんかにも良さそうです。
基本は巻きの釣りになるのでパイロットルアー感覚でまずはダニエルを投げて様子見なんてのも良いでしょう。狙えるレンジはボトムから表層まで全ていけますよ。
ただ、ジャクソンさんが今後ダニエルの7g、14gを続投してくれるかは疑問ですね。
公式HPではサイト内リンクが切れているという謎仕様になっていますし、まだ市場にも数は出回ってません。
店舗に卸している量もまだ少ないみたいですし、これは無くなる前に買っておかなければ。
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