ゲキブルを使う人はそう多くありません。
なぜなのか?正直僕もわかりません。
だって、こんなに釣れるのに。
こんなに安いのに、こんなに楽しいのに、なんで誰も使ってないの?
なんて不満がたまりはじめたαトラウトです。こんにちは。
だって最近釣りにいけなくてフラストレーションが凄いんです。
そこでネットを見ながら苦しんでいたのでゲキブルのレビュー+インプレ記事を書いた次第です。
これを読んで、貴方もゲキブルのとりこになってください。
メタルバイブレーション「ゲキブル」とは?
ゲキブル(激震)は株式会社浜田商会が販売しているメタルバイブレーションです。
ソルトウォーター用に作られていますが、その性能の高さやコストパフォーマンスの良さから川や湖でも愛用者が多いメタルバイブレーションです。
僕はもともとロックフィッシュ用にゲキブルを使ってましたが、今ではトラウトフィッシング専用のパイロットルアーと化していますね。
1個170円代の激安ルアー
激震(ゲキブル)を使う人は、大半はその安さに最大の魅力を感じてます。
一個170円で購入できるルアーなんて、メタルバイブレーションどころか他でもそんなに見ないですね。
でも、ただ安いだけのメタルバイブレーションなら使ってないです。
こいつはとにかく釣れる。
だからこそ常に一軍に居続けてます。
ゲキブルの詳しいスペック
それではゲキブル(激震)の詳しいスペックについてご紹介です。
販売元であるクロスファクトリー(株式会社浜田商会)さんのサイトを見ていると、現在販売しているのはメタルバイブゲキブルとメタルバイブゲキブルブレードの2種類となっています。
メタルバイブゲキブル
カラースペック:ピンク/ピンクグロー/グローチャート/ブルーシルバー/オレンジレッド
重量スペック:3g/5g/7g/14g/21g
一般的なメタルバイブです。
カラーのバリエーションが豊富で、重量も3~14gまで選べます。
フックはトレブルが一ついており、テールフックはありません。
価格は170円~200円以内が多いです。
ソルトでは14~21gがメインになりますが、トラウトやブラックバスを狙うなら5g~7gを、エリアや渓流で使うなら3gがベストです。
メタルバイブゲキブルブレード
テールにメタルブレードが装着されたモデルです。
カラーや重量がまったく一緒。ブレードを外せば普通のゲキブルになります。
データ参考元:株式会社浜田商会
おすすめはメタルブレード付き
ゲキブルの購入を考えているなら、おすすめはメタルブレード付きです。
なぜかというと、メタルブレードが付こうがなぜか値段がまったく一緒だからですよ。
しかもルアー本体も構造に変化がなく、フック数も変わらない。ブレードが邪魔だと思えば、単純にブレードを外すだけで普通のゲキブルに早変わりするんです。
だったら、はじめからブレードを付けていたほうがより幅広い使い方が可能になるわけです。
それに、あまったブレードは別のルアーに付けるという高コスパな発想もありますから、ぜひブレード付きを購入してください。
アルミボディに鉛を装着した小粒のメタルバイブレーション
ゲキブルのボディはアルミのプレートと鉛で作られています。
鉛はボディの前半分をほぼ覆っており、中心はアルミプレートがあるタイプです。
ボディサイズは僕の持っている3gで3cm、5gで3.3、7gで3.5cmとかなり小粒です。
ブレード付きのタイプは当然ブレード分はサイズ全長が延びますが、基本はかなり小さいメタルバイブレーションですので魚も食べやすいです。
ゲキブルの使い方
1年以上海や川でゲキブルを使っていますが、その使い方は無限大に近いと思ってます。
このルアーはとにかく汎用性の高さが魅力で、重量とアイの位置を変更すればどこでも攻めることが可能です。
アクションの特徴
ゲキブルは小さいながらも派手なバイブレーションアクションを得意としています。
小さいボディであるため沈下速度はかなり早めですが、立ち上がりがかなり早く、かなり細かいバイブレーションで魚を誘います。
ヘッドを下側にして泳ぐ典型的なバイブレーションの動きであり、他のメタルバイブレーションと同じくアイの位置を変更できるモデルです。
中層をただ巻きで
基本的には中層をただ巻きするのが一番使いやすいです。
海でも川でも湖でも、まずはこれから始めることをおすすめ。
バイブレーションが強いので、リトリーブ中は手にしっかりと振動が伝わってくるの
だからどんな動きをしているのか良くわかり扱いやすいです。
リフト&フォール
水深のある場所ならリフト&フォールが一番釣果を上げていると思います。
フォールがかなり早いので、リフト後は糸ふけを一気に巻いて、リフトの速度を落とす感じでやるとかなり良い感じです。
ドリフトで川底を
川でも使えるゲキブルは、よくこの方法でトラウトの釣果を上げています。
重量があることと浮き上がりにくいことから、5gや7gを流れのはやいエリアでドリフトさせるとお魚さんをキャッチしやすいです。
トゥイッチで渓流を
ゲキブルの3~5gは渓流域でも釣れまくります。
アップクロスに投げ、そのあとトゥイッチを入れると見事なほど渓魚をよせてくれますね。
立ち上がりが異常なほど早いからこそ使える釣り方であり、ゲキブル以外だとこう上手くはいきません。
デジ巻き
最後に、ゲキブルの禁断の使用法としてデジ巻きをおすすめします。
デジ巻きはエリアトラウトをやる方なら冬の定番アクションですが、ゲキブルでもこれが使えるんです。
デジ巻きはよく引っかかるのでルアーロスト率が高いですが、一個200円もしないゲキブルならルアーロストを恐れずに底を攻めまくれます。
ゲキブルで狙える対象魚
ゲキブルで狙える魚は無限大です。
基本フィッシュイーターなら何でも行けますし、虫や甲殻類を好む魚にもいけます。
釣果はかなり多くて、正直ゲキブルさえあればもういいやとすら思えるレベルです。
ゲキブルで狙える魚の種類
シーバス:メタルバイブレーションなのでシーバスは余裕です。
根魚:ソイをメインにかなり釣果をあげています。他にもメバルに使う人も多いですね。
ヒラメやカレイ:サーフにひそむヒラメやカレイにも効果を発揮します。
ニジマスなどのトラウト:僕がメインで使用しているのがトラウトです。ニジマスやイワナ、ヤマメ、アメマス、そのほか大抵のトラウトはゲキブルで釣れます。
ブラックバス:ネットで見てみると、ブラックバス相手でもゲキブルは活躍しているみたいです。
ウグイやコイ:狙ってないけど良く食ってくるの彼らも当然ゲキブルで釣れます。
ゲキブルの釣果
ゲキブルで釣った過去の魚たちです。
ブログをはじめるまえは海でも使ってたんですが、最近はトラウト専門ルアーと化していますね。
お腹パンパンのこちらのニジマスさんは落ち込みにゲキブル5gをアップクロスで入れてキャッチ
こちらは最近の釣果。
雪のふる中川底にべったりはりついていた良型ニジマスさんをボトムずるずるでキャッチ。
こちらは近所のダム湖で。
このダム湖のニジマスさんは警戒心が高いのですが、ゲキブルを使いはじめてから面白い程釣れるようになりました。
ゲキブルを使うメリット
恐ろしいほどに僕がゲキブルを多用しているメリットは数えきれません。
このブログの読者の中には、αトラウトはなんでこんなにゲキブルばっかり使っているの?という人もいるでしょうしついでに説明させて頂きます。
ロストがまるで怖くない
一番のメリットは、値段が安いからルアーロストがまるで怖くないってことです。
コスパがとにかく良いというルアーは世の中に沢山あります。
でも、色々使ってみてゲキブル以上にロストが怖くないルアーははじめですね。
トラウトフィッシングでコスパ最強と言われていたスプーンすら足元にも及ばない激安ぶりは、ロストを恐れず厳しいポイントを責める勇気をくれます。
飛距離が出せる
オカッパリメインのトラウトアングラーである僕にとって、飛距離は最大の武器。
その飛距離を確約してくれたのがゲキブルです。
小さくて高比重だから思い切り飛ぶ。その距離はミノーじゃまず出せないし、スプーンですら届かない。
しかもバイブレーションは水の抵抗が大きいから、早巻きしなくてもアピールできる。
だから警戒心の高い川や湖の中央で休んでいるビッグな魚を釣れる確率もあがります。
ボトムを攻めまくれる
比重が高く、ロストも怖くないゲキブルは水の底を取るのがとても楽です。
川底にへばりついているような時期では、ゲキブルを投げて底を叩くように細かくリフト&フォール。
それでもダメなら、最終手段のデジ巻きで食わせる。
トラウトのようにソフトルアーが使えない釣りではゲキブルのような安価なメタルバイブレーションはワームの代用品として使えます。
アップクロスで引ける
川でメタルバイブレーションを使うメソッドはここ数年の間に出来つつあるそうですが、実際にはアップクロスで動かせるメタルバイブレーションがそうそう無いってのが現実です。
しかも、わずか170円で渓流でアップクロスで投げて動かせるのは、正直ゲキブル以外知らないです。
立ち上がりの速さが勝負の分かれ目となる渓流では、ゲキブルはかなりの武器になってます。
メタルバイブレーションに慣れていない魚が多い
メタルバイブレーションで普通釣らない魚にメタルバイブレーションを使うと釣果が上がります。
ミノーでやってもだめ、スプーンもだめ、そんな魚にゲキブルを通すとなぜかバイトするシーンが多々ありました。
これはゲキブルがリアクションを誘発させる激しいバイブレーションがあるからかもしらませんが、なにより3㎝台でそこまで激しく振動するルアーを今まで魚が見たことが無かったのが一番の原因だと思うんですよね。
だから、メタルバイブレーションを見慣れていないような魚。例えばネイティブのトラウトなんかはゲキブルに凄い反応が良いです。リアクションで一気に食っちゃうような感じですね。
パイロットルアーとして効果絶大
ゲキブルは遠投でき、なかつアピール力が高いのにサイズが小さい。
そのため、広いフィールドで魚がどこについているか分からない場所の探るパイロットルアーとしての効果はかなり高いです。
海はもちろんですが、僕は湖やダムなどのポイントが絞り切れない場所でランガンする時に良くつかいます。
ランガン用のルアーは大抵サイズがデカイので警戒心の高い魚は食わないことが多いですが、ゲキブルはサイズが小さく、振動だけで魚を寄せます。だから大きいルア―を食わず見切ってくるトラウト相手のパイロットルアーとしても使えちゃうわけです。
ゲキブルのデメリット
ここまで万能なゲキブルですが、やっぱりデメリットも存在します。
使い過ぎると場が荒れる
ゲキブルに限らずメタルバイブレーションのデメリットとして、やはり場が荒れやすいです。
渓魚など警戒心がMAXの魚は1~2投目が勝負。
水が濁っていたり、活性が高い時は面白いほどゲキブルにヒットしてきますが、使いすぎると振動が逆効果になることもあります。
塗装が剥げやすい
ゲキブルは安さゆえに塗装が面白いほどはげます。
特に、僕みたいに川で使ったり、ボトムをせめていれば10投げもしない内に頭部の塗装が剥げて鉛がでてきますね。
ただ、ルアーなんて使っていればなんでもハゲます。
ゲキブルはとても安いので、ハゲた部分の塗装ついでに好きなカラーに塗るのもおすすめです。
僕のおすすめは黒塗り。この色で虫を演出し、警戒心が高いエリアでもゲキブルを使えるようにしてます。
ゲキブルを改造しよう
最後に、ゲキブルの改造方法についてご紹介します。
安くてそのままでも釣れるゲキブルですが、さらに手を加えることでさらに攻められるエリアが広がります。
というわけで、僕が行ったカスタム例を紹介します。
根がかり防止カスタム
根がかりを防止するため、ゲキブルの上部にステンレスワイヤーを通して触角のように突き出しています。
これにより障害物の回避性能がアップするので、ロストどころか根掛かりも恐れずルアーを引いてこれます。
また、ストラクチャーにあえて当ててリアクションバイトを誘える優れもの。
テールフックを外すとより回避能力を増します。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ボトム用カスタム
こちらはボトムを引くときのための改造です。
フックをテールのみに装着。
さらにテール部分を曲げてフックを浮かせています。
ただゲキブルを使うのではなく、安さゆえに改造で楽しく使うのがゲキブル使いたるものです。
フェザーフックカスタム
フェザーフックを装着したタイプです。
これも塗装がはげたものを黒系に蛍光の迷彩に塗っています。
ゲキブルを使えば釣りが楽しくなる
これだけ汎用性が高いのに、安くて使えるゲキブルは釣りを楽しくさせる要素が沢山つまっています。
僕がゲキブル使いになったのも、釣れるのは勿論のこと、カスタムやペイント、アクションのさせかたを含め、全部アングラーの思い通りにできるからです。
それに、お金がなくても楽しめるルアーですからね。
バイブレーションは根がかりしやすいことで有名だし、それが原因で投げるのを躊躇う人も多いですが、ゲキブルだったらなんの躊躇いもなく使えます。
しかも、メタルバイブレーションを使う人は実はバス系以外ではそう居ないです。
魚が慣れてない今だからこそ、他のルアーよりも釣果が伸びているというのも絶対にあります。
これを読んだあなたもゲキブルを使って釣れなかったあの魚も釣ってやりましょう。
紹介ルアーはこちら
コメント
はじめまして。
2年程前に、ネットの通販で使えるかな~と思い、何気なく「激震」(ゲキブル)を買っていたのですが、最近、河川のアメマス釣りで本格的に使ってみたところ、なかなかの釣果が得られました・・(笑)
私は湿原河川で14gを使ったのですが、ボトムを意識しての釣りでしたが、記事にあるように、色々な使い方が出来て面白いメタルバイブだな~と思いました。
コスパも良く、税込み1個200円以内で買えるのは非常に魅力です。
これからも何か分からない事があったら相談しますので、色々教えて下さい。よろしくお願いします。
はしどい様>コメントありがとうございます
湿原河川でゲキブル14gボトム狙いのアメマスは絶対効果ありますね!
ゲキブルは面白いですよね。シンプルさゆえにハマりやすいです。
いえいえ、こちらこそ色々と教えて頂きたい次第でございますw
ゲキブル使いとして、いずれゲキブルでイトウをキャッチできたらゲキブルマスターになれそうな気がしています。