というわけで、今回はこれまた激安ルアーで知られているタカミヤについて。
それにしても、日本にはたくさんの激安釣り具メーカーがありますよね。
まず、激安メーカーは正体が謎すぎる。
メディアへの露出があまりに少ないことからその正体は謎に包まれていることが多いのが事実。
というわけで、今回はオルルド釣具と同じように激安ルアーを販売しているタカミヤについて。
製品の品質についてはタカミヤのほうが若干上な気もしますし、なによりモロパクリみたいなルアーが少ないのが特徴でしょう。
激安釣り具メーカーのタカミヤとは?
まずはタカミヤ(TAKAMIYA)について調べてみました。
トラウトではあまり名前を聞きませんが、激安スピナーの安さに驚いたことも記憶に新しいです。
タカミヤは福岡市北九州市のメーカー。
創業は昭和24年とかなり古く、シマノ、ダイワに続いて歴史のある釣り具メーカーかもしれません。
初代社長である高宮氏は第二次世界大戦後の国鉄出身。
当時は超が付く大手企業だった国鉄をやめて釣り具屋をはじめたのがきっかけです。
「これからはレクリエーションの時代になる」
と、ハゼ釣りに夢中になる子供たちを見たのが切っ掛けで釣り具店をはじめたという社長。
ですが、まぁその本懐は絶対ヤバイ程の釣りキチですから。
国鉄やめてまで釣り具店はじめるやつはビジネスというよりただの釣りキチですから。
それから釣具店をやりつつ卸売業にも進出し、高度経済成長期を背景に業績を伸ばしていきます。
しかし、スーパーダイエーへの出店により業界で村八分にされ売り上げが前年比30%にされたりする大ピンチがあったり。
釣り具は売れるけれどテナント経営じゃお客様の要望にまるで応えられなかったりしたり。
色々なトラブルを経験したのち、さらに業績が伸びた結果、現在は年商235億円。
半端ない。
これ、半端なく福岡の有力企業です。
本社ビルは元西日本テレビの跡地という好立地を手に入れた、九州の有力企業の一つになっているわけです。
ですから、よくわからないメーカーなのは釣り具方面でのはなし。
釣り業界では「超」が付く有名な会社ですから、その正体について知らないのはアングラーだけなのかもしれません。
釣具のポイントを経営している
タカミヤは釣具を販売しているだけではありません。
もともとは釣具屋でしたし、その業績の大半も実売と卸によるところが大きい会社。
というわけで、きちんと釣具屋を経営しているのですが、その釣具屋というのがなんと
釣具のポイント
なんですよ。
(画像引用元:釣具のポイント)
全国に67の店舗を展開し、さらには海外出店も果たしている鯉さんマークでおなじみの、あの釣具のポイントです。
というわけで、タカミアルアーやロッドの取り扱いが一番多いのもやっぱり釣具のポイントです。
なにげにわけのわからない会社どころか、まじで老舗のヤバイメーカーが作っている釣具というのはおわかりいただけたでしょう。
タカミヤのラインナップはかなり分厚い
小売業、卸売り業と釣りの仕事なら大半はこなしているタカミヤ。
その総合力の高さを背に売り出しているのがタカミヤブランドの各釣り具です。
とくにタカミヤのルアーは「安くて使える」と各方面から人気沸騰中。
今までは無名のルアー扱いされていたのが、アマゾンなどの売り上げ好調により一気に知名度が上がった節がありますね。
ちなみに僕もかつてタカミヤのスピナーを購入しましたが、めちゃくちゃ安いですがまったく問題なく使えます。
では、タカミヤルアーのラインナップをここで一気にまとめていきましょう。
まずはイカの笑油だれ(醤油)を見てくれ
まずタカミヤ製品ので一番おすすめしたいのが
この醤油です。
正直言っていいですか。
釣り具よりも醤油のほうがほんと美味いから。
ですから、釣り好きのみなさんにはまずこの醤油をチェックしてほしいわけです。
イカの風味がたまらないこの醤油は、日本の釣りユーチューバー界トップの釣りよかでしょうで頻繁に使用されています。
何をつけても美味いということから、中毒性はかなり高いです。
それにしても、釣り具屋の醤油がなんでこんな美味しいのかわけがわかりません。
タカミヤのトラウトルアーおすすめはこれ
醤油の話はおいておいて(いやこれマジで美味いんだけど)まずはタカミヤの淡水(フレッシュウォーター)ルアーからいってみましょう。
基本バス系のアイテムが大半をしめてますが、トラウトにも使える面白いルアーが沢山。
ともかくどれも市場の半額程度で売っているところが貧乏人にひたすらありがたいです。
スピナーアソート
トラウト釣りで最近地味に人気が復活しつつあるスピナー。
こいつをいっきに30個もまとめて買ってみたい、なんか滅茶苦茶大人買いしたい。
しかも3000円位で!と思ったら、こちらのスピナーがおすすめですね。
一個90円程度で買えますし、どれもカラーが違っているので、これ一つ買っておけば1シーズンは確実にもちますね。
タカミヤのバス用ルアーはかなり充実
タカミヤはバスアイテムも充実しており、かなり豊富なルアーがラインナップされています。
なかでもビックベイトは安くて使えると評判。お金がないキッズから貧乏なサラリーマンにも愛されています。
FALKEN SHAD/53SP
【スペック】
全長: 53mm
自重: 4.8g
タイプ: サスペンド
フック: トリプル3
実売価格:500円前後
ブラックバス用のシャッドとはいえ汎用性は高し。
この手の安いシャッドはやっぱり万能ですから、どんな釣りでも活躍してくれます。
余談ですが、実はこのシャッドはトラウトで使用済み。
とにかく安いし普通に使える。
なにげにホーマックなんかに売っていて、バスではなくトラウトフィッシングでも活躍しております。
タカミヤの人気激安のビックベイト
【スペック】
サイズ:150/127
全長:150mm/127mm
自重:32g/20g
タイプ:フローティング
レンジ:約50〜70cm
フック:トレブル×2
実売価格:900円前後
タカミヤのルアーといえば、この激安ビッグベイト
タイプはリップレスとリップ付きの2タイプ。
サイズも120㎜と150㎜の2タイプあります。
ためしに買ってみるにはあまりにも高価で、攻め切れる場所も少ないビッグベイト。
しかし、これだけ安ければお試しで使うのもよし、ギリギリのポイントを攻め続けるのもよしですね。
タカミヤのソルトウォーター用ルアー
安いルアーは淡水域よりも、なぜだかソルト用に多く見られます。
たぶん市場的にソルトのほうが入りやすく、安いルアーを好む人も多いんでしょう。
タカミヤのルアーもソルト用の方がバリエーション豊かです。
ソルトで人気のスピンテールリグ
【スペック】
サイズ: 14/20/30/40g
フック: #1/0 オフセット
実売価格:800円前後
ソルトで最近人気がでているスピンルジグのワーム用リグ。
ワームを装着して使うタイプなのでロックでもサーフでも使用可能。
狙える魚種も幅広くて、とてつもなく使い勝手が良い1品。
通常のスピンテールジグとは違い、根掛も少ないのでストレスも少ないです。
案の定価格も安いので、ソルトゲームに一個もっていると便利です。
激安シーバス用ミノー
【スペック】
サイズ: 90mm
自重: 8g
タイプ: ミノー
レンジ: フローティング
実売価格:400円前後
シーバス用ミノーとしてはトップクラスの安さといえます。
これを超えるのはもはやミノーモンスターしかいません。
カラーバリエーションも豊富で、フローティングモデルだから根掛も少なく、入門用には最適です。
ハーフソリッドバイブが結構安い
【スペック】
サイズ: 58/70/78mm
自重: 13/21/26g
フック: 有(#8)
実売価格:500円前後
ハーフソリッドバイブとは、鉛の塊であるメタルバイブを樹脂でコーティングしたもの。
メタルバイブよりも派手すぎずナチュラルなアクションを出しつつ、かっ飛びの飛距離も確保してくれる優れものです。
カラーバリエーションも豊富で、夜行カラーやケイムラ塗装があるのがうれしい。
価格も500円代で購入できるのでめちゃくちゃありがたいです。
タカミヤで安くて使えるルアーをゲットしよう
タカミヤの製品はどれも安いですし、案外製品のダメな部分とかも少ないです。
安いながらもメーカーが真面目だとこういうルアーになるんでしょうね。
これから新しいルアーに挑戦したいけど、値段が高すぎて買えない。
根掛が怖くて高いルアーを良いポイントに送れない・・・という僕のような貧きアングラーのみなさんは、ぜひタカミヤのルアーを使ってみてはどうでしょうか。
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