というわけで17セドナのインプレッションとなります。
使用期間は2カ月目に突入しようというところでしょうか。
渓流域をメインにルアーを投げ倒しまくってきたわけですが、使ったロッドはほぼ鱒レンジャー。
だいぶ偏ったインプレになりそうですが、もう正直言いましょう。たぶんね、これどんなロッドに合わせても問題なし。だって鱒レンジャーでも大丈夫だったもん。
なんてわけわかんないこと言ってますけど、鱒レンジャーが最低のロッドみたいなわけじゃない。いや世間一般じゃそうかもしれないけど、鱒レンジャーのことは僕だけがわかってるんだとかヒモ男にひかっかりやすい女子の思考をトレースしたところで、さっそく鱒レンジャーインプレに行ってみましょう。
渓流やダム湖などメインにインプレッション
とりあえずシマノの17セドナを使ってみたのは渓流がメインです。
釣り方はだいたいがアップクロス7割、ダウンクロス3割っていう位です。
やってたのは渓流ルアーで、ミノーとスプーンとメタルバイブレーションを主に使用。
狙ってた魚はもちろん渓魚です。
使用ラインはPEとナイロン
使ってたラインは0.6と0.8号。
渓流では0.6号を主に使っているのですが、なんかヤバそうなニジマスとかが居そうな怖い所は0.8号も使ってました。
それとダム湖なんかではやっぱりPE0.8号使ってました。10gのメタルジグでも高切れするのがおっかなかったですから。
あとはナイロンラインも使いました。
だいたい6lb~8lbあたりを使ってました。4lbは使ってません。
餌釣りは今のところ未使用です
ルアーばっかり使ってたので、餌釣りはもちろん使っておりません。
本当はセドナでの餌釣りも試したかったんですがね、餌のほうはノベ竿ばかりで楽しんでしまい、リールの出番がございませんでした。すいません。
インプレの結果はドラグ性能の優秀さを発見
まず一番気になってたドラグ性能について。
これはもう文句ないです。
インプレッションの結果としては、まずここを押したい。
安価なリールのドラグなんて、もちろん僕も信用なんてしてなかったんですけど、持った時に「お、これは・・・」と思ったのが、これが使って大当たり。
安物感を殆ど感じないドラグ性能でございました。
ドラグの出方がスムーズ
安物リールのドラグのきついところは、ドラグの出がガタガタすること。
それでも大物相手なら特には気になりませんが、ヤマメさん相手で、しかもPEラインを使うとなると厳しいものがあります。
ところが、17セドナのドラグは想像以上にスムーズ。
ドラグの出方も安定していて、スタートから力が緩むまで、常にかかった力のぶんだけ出ていく感じです。
特に最初の出だしがスムーズで、調整しておけば小さなヤマメさんも苦労せず釣れる性能でした。
以前からボロリールばかり使っていたので、このドラグ性能は本当にありがたい。とくに小さな魚を釣ってる僕にとって、17セドナのおかげでバラし率が減った実感すらあります。
ドラグを緩めすぎると失敗しちゃう
ドラグのスタートが重いリールを使っていた僕は、最初に緩めすぎてしまい失敗しました。
このリールは普通にミドルクラスレベルのドラグ性能なので、出始めが固いってことはありません。
同じ力で引いたら、最初から最後までほ定速でドラグ出ていくので、普通にキツメのドラグ設定で釣れるリールです。
安いくせに巻きやすさが凄い
リールの巻きやすさについては、もう凄いですね。
巻き心地はスムーズで驚きますし、これも安物リールから乗り換えたら驚くレベル。
ていうか忘れてましたけど、セドナも格安エントリークラス。
使っていると、結構そのことを忘れてしまいます。エントリークラスとはいえ、ギリギリ搭載されたHAGANEギアの恩恵は確実にありました。
巻き心地の滑らかさと同じく、巻いている最中のルアーから掛かるテンションの変化なども感じやすいレベル。
密着度が高いギアを使うと、ここまで巻き心地が変わるとは思いませんでした。
ストレスなく巻ける
リーリングに関するストレスは感じませんでした。
とにかくなめらかなリーリングですし、ガタ付きもありません。
もう永遠と回してられるレベル。
スプーンをずっと巻くのも楽ですし、10gのジグを投げてシャクるのもストレスありません。
もちろんミノーイングでも、結構雑な巻き方しても変になりませんね。
重量もほぼ気にならず
リールの重さも気になりませんでした。
というか、5フィートクラスのロッドに乗せるリールとしてはベストっぽいかも。
同クラスのエントリークラスリールと比べると若干軽い仕上がりとなっているので、ロッドを軽快に扱いたい人にもおすすめしたいですね。
気になるラインローラー
使っていて一番気になったのはラインローラーの部分でした。
ブログのほうでコメントで「ラインローラーにベアリングが入っていない」と教えてもらって、結構気にしてたんですよね。
しかも交換用のベアリングなんかも販売されているし、そのまま使ってみてどうなるのかとチェックしてみました。
ラインのバックラに関してはAR-Cスプールの恩恵が強い
まずバックラッシュに関しては、ラインが劣化しない限りはまるで起きません。
ここはラインローラーというよりもAR-Cスプールの恩恵が強いのかも。
やっぱりスプールがバックラシュが起きにくいので、PEを使っていてもバックラが頻繁に起きるってこともないです。
ナイロンに関しても同じ感じで、ラインが劣化してはじめてバックラするっていう程度でした。
PEラインの使用では気になるところは無し
PEラインをメインに使用していたのですが、今の所ラインにトラブルはまだ起きていません。
ただ、ヨレがまったく無いというわけではなく、それなりにあります。
ヨレの具合に関しては、ライントラブルがまだ起きない程度ですから普通って所でしょうか。
PEを使っている場合は特にヨレは気にならなかったです。
ナイロンラインでのヨレも今の所はない
ナイロンラインを使ってみましたが、こちらもヨレが酷いっていうことは無かったです。
使用の程度はPEラインよりも低いので、確実なところはまだわからないですが、渓流で5g前後のルアーを使っていて、さほど感じることは無かったです。
ラインローラーの動きを確かめてみた
ただ、ベアリングが付いていないと確かに不安が残ります。
そこで、ナイロンの6lbを使い、ラインローラーの動きをチェックしてみました。
結果ですが、チェックした2gまでのルアーなら特別ローラーが動かないということは無かったです。
ただ、1gのルアーはチェックしていませんし、さらに長期間使ったらどうなるかはわかりません。
ラインローラーにベアリングが無いということは、滑らかさへの影響よりも、使い続けた後の劣化のほうが気になります。
最近のリールなので、ベアリングがなかろうがさほど影響は出ないでしょうが、水につけてオイルが固まる。もしくはオイルが抜けたりしたら、当然ベアリング有りより動きが鈍るはずですしね。
摩擦によりガタ付き出るってのもあるかも。ベアリングは元々摩擦抵抗によるパーツの劣化を防ぐためのアイテムですし、長期間使用したあとは、当然劣化が出てくるはずしね。
そういう意味では、ベアリングがついていないっていうことは、まったくリスクが無いってわけではないと思います。
17セドナはエントリークラスとして最高のリール疑惑
というわけで、17セドナのインプレの総論としては
「エントリークラスとしては最高のリール疑惑」ということになりました。
ダメな所といえば、ラインローラーにベアリングがない不安。
これだけで、あとはもう文句の付け所が殆ど見当たらない。
価格を考慮した場合には、実用面ではこれ以上のリールが出てきたらマジで引くっていう感じです。
それくらい使い勝ってが良いので、国産のエントリークラスのリールなら、セドナ選んでおけば間違い無いかも。
貧乏で高価なリールとか買えない。でも性能だって我慢したくない。そんな僕にとって、セドナは本当に神リールだと思いました。
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