ジッターバグを自作する第2回・掘りたてのイモバグを作る

プラグ
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というわけで今回もジッターバグを自作してしまいました。

にしても、ジッターバグを作るのにハマってしまっています。

なんかコノルーア、トップウォーター系の中でもひときわ「巻いて釣ってる感」が凄い好きで、ただ巻きでカポカポ動いてすごい楽しい。

そこで前回使った「リンゴ飴」に続き、ジッターバグ2号を作ることにしました。

しかし、前回作ったジッターバグがやたらと頑丈さ優先で重く、動きが鈍かったので、今回はまともな材料を使って優秀なジッターバグを作っていこうと思います。

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今回はヒノキでジッターバグを作る

前回のジッターバグ作りでは、やたらと硬い木を使ったんですけど

あとで調べてみたら、おそらく杉であると判明しました。

杉は堅いわ。さすがに硬すぎる。

じゃぁ今回はなんの木を使おうかと悩んでいたんですよ。

そりゃできれば良い木がいいし、願わくば生ハム原木とか使いたい。

生ハム原木なら、ルアーを作りながら生ハム食って、ルアーを削りながら生ハム食えるし、作ったルアーもただの生ハムだしもう最高。

しかし、生ハム原木は浮力が無さすぎる。

さすがに美味しいし、生ハム原木ルアーはロマンの塊過ぎるのです。

ということで使うことにしたのがヒノキですよ。

ヒキノキといっても、ホームセンターで売っている米ビバ材というタイプ。

こいつは硬さがあるけれど加工しやすく、浮力もそれなりにあるので自作ルアーの材料としても重宝されているもの。

まぁ家にあった謎の原木ではなく、今回はきちんとホームセンターで買ってきましたから、そりゃ一応調べてきますよ。

で、この米ビバ材をカットし、ジッターバグの原形を作ります。

まずはカッターナイフで削るんですが、いや、さすがに前回の木より断然削りやすい。

バルサほど簡単じゃないけど、結構扱いやすいです。

で、形を整えていくんですが、やはり慣れていないので、なんかキレイに丸くならないので、苦心しながら削り続けます。

ある程度形が出来たら、あとはサンドペーパーでヤスリがけ。

ヤスリは布やすりの100番と300番、それと400番を使って表面をきれいにしてあげます。

エポキシ接着剤でコーティング

表面のヤスリがけが終わったら、続いてエポキシ接着剤でコーティングしていきます。

今回は塗装をしないので、下地&トップコートを兼ねて厚めに掛けていこうと思います。

で、一応100均のエポキシ接着剤と、ホームセンターで買ったちょっと高めのエポキシ接着剤を使ってためしたんですが。

なんか100均のほうが断然ぬりやすい。

たぶん固まるのが遅いからなんでしょうか、ホームセンターのほうがネイルリムーバーでうすめても、塗ってる最中で塊初めて失敗。

一方、100均のエポキシ接着剤はキレイに塗れルし、変な濁りも出ません。

というわけで、エポキシ接着剤を使ったコーティングは、僕的には100均のタイプがおすすめ。

もちろん2液混合式のタイプが一番のおすすめですね。

で、薄めに塗って、乾かして、塗って、乾かしてを繰り返して5回位。

このあたりで十分な厚みが出来てくるので、コーティングは終了ですね。

で、塗装しなくても、ウッドなら結構良い感じになりますね。

米ビバ剤は木目があまり強くないので、なんかイモみたいになってしまいましたが。

とりあえずオーガニックな見た目なので、むしろオシャレな気もする。農薬使ってません感がインスタ映えサラダを作る魚女子に人気が出そうです。

リブを作ってフックを装着する

続いてルアーにフックを装着するためのリブを作ります。

リブを作るのにはステンレス板が必要なんですが、こいつもホームセンターで売ってますね。

0.5~1㎜の板で作るのが良いんですが、1㎜超えると硬すぎて専用工具ないと切れないので、僕は0.5㎜で作ってます。

こいつを細く作りすぎると強度が足りなくなるので、若干太目にやるのがコツでしょうが。

ていうか、細すぎるやつは加工も難しいしいので、じゃっかん太目にやってますね。

で、フックが絡まないように、リブの前方はさらに太くして、これ以上スプリットリングが移動できないようにしています。

まだまだ試作品なので、もっと良い感じの形にできたらいんですが、いまだその技術はなく。

とりあえず、こいつも強度重視で作っている感じです。

カップとリブを装着して完成

最後に作ったリブと、ジッターバグには無くてはならないカップを装着して完成です。

このカップも頂きものなんで、ばっちり使わせてもらうことにしますよ。

まずはリブの装着から。

ネジを二つ使って固定しますが、その前にスプリットリングを入れておくとあとで苦労しません。

ちなみに、僕は頂き物のデカいスプリットリングを使っているので、間を広くとってます。

本物のジッターバグは、リブのスプリットリングを入れるスペースがかなり狭いので、こんなでかいリングはまず通りません。

それと、肝心な位置決め。

今回はテール側にスプリットリング2個、フロントに一個の状態で、5番のトリプルフックを装着しても絡まないように設定しました。

しかし、これは後にフロントフックを装着することを考えてのこと。

今回、僕はテール側のフック一本にして、フロントにはブレードを装着するカスタムを施しています。

ネジを閉める時は先に小さめの穴をあけ、そこに接着剤を流し込んでからネジを閉めるとガッチり固まります。

続いて肝心のカップの装着なんですが、これもコツがあることが判明。

それは、カップの上側の角度をできるだけ水平に近づけること。

水平にすると動きがわるくなりますが、それより少し上位。

これで、カップの下側が丁度垂直に近くなり、水を受けてルアーを跳ね上げてくれます。

この角度を間違えると、泳がないジッターバグが出来てしまうので要注意ですね。

試しに仮止めをして、何度か泳がせながら位置を決めるのがベスト。

ボディの重さや長さによって角度の微調整が必要になるはずなんで、ぜひ仮止めをしながら動きをテストしてください。

カップは前回3つのネジで止めましたが、今回は2つ。

本家ジッターバグも2個止めですし、これで十分強度が確保できます。

自作ジッターバグ2号『イモ』が完成

こうして慣性したヒノキ製ジッターバグ『イモ』

この名前は、なんか見た目がイモっぽかった。ただそれだけの超安直なネーミング。

あと作ってる最中に「これ、明太子とかバターのせたら美味そうだな」と思ったから。マジ腹減った。

シンプルイズベストなジッターバグなのですが、白っぽい色なんで視認性はなかなか。

それと、前回作ったヘビー級のリンゴ飴に比べると、自重も軽く、アクションも軽やかに。

立ち上がりはリンゴ飴より明らかに上です。

あと、フックをできるだけテール後部につけて、ボディサイズを小さくしても、できるだけフックが絡まないように工夫してみましたよ。

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