今回は鯰用のルアーを自作してみましたよ。
というのも、最近あのジッターバグをもう一度手に入れようと思ってたんですよ。
鯰でも使えるし、トラウトだってデカイのならジッターバグに食ってくるはず。
それに、カップが付いたルアーって、なんかいいーなって気になってきたのもあり、かつて持っていたけれど手放したあのルアーを手に入れようと思ったんです。
しかし、やっぱり金がない。
いや、今回は金だけじゃない。
というかジッターバグならメルカリでも安く売ってるし、買おうと思えばは買えるんですが。
嫁からついに経済制裁が決定してしまったのです。
いやいやいやファーウェイは釣り具作ってねぇから!
と強く訴えたのですが
嫁「No!America fast!」
と強い愛国精神を見せてくるので仕方が無い。
それどころか、我が家に壁を作り僕を自室に閉じ込めて、釣りに行くことすら許さない姿勢すらみせてきます。
こうなったら仕方が無い。
いや、というかもとから貧乏なんだから、釣り具なんて買えないのは当たり前。
ということで、愛国者達の計画によりジッターバグ購入に失敗した僕は、自国でジッターバグを生産するしか方法が無くなったのです。
実はジッターバグ系のカップをもらっていた
経済制裁により、自国で生産するしかなくなった貧乏国αトラウト共和国。こんなことなら、核兵器の開発とか、ミサイルの発射とか、端末にバックドア仕込むとかやるんじゃなかった。
そんな中東と半島とアジアの大国みたいな所業を繰り返し、ついに嫁によってルアーを自作するしか無くなったぼくですが、パーツの供給だけは途絶えていなかったのですよ。
実は、前回もらった鯰用ルアーの中に、ジッターバグなどのノイジー系に使うカップが入っていたんですよ。
あれ、これはもしかして。
ノイジー系のルアーを作れということなのか?
もしかして、作っちゃっていいんですか?
と、これぞ天啓とばかりにジッターバグ系のルアーを作ろうと考えたんですよ。
ただ、やっぱり作るなら、ガッチガチの鯰仕様にしたい。
バスとかもいいけど、鯰を釣るので安心して使えるような、超頑丈なやつが。
てなわけで、強度重視の自作ジッターバグチャレンジです。
まずは自作ジッターバグ用の木材を削る
てなわけで
まずは木材を削り、ジッターバグのボディを作っていこうと思います。
というか、こういうカップの付いたルアーって、何系ってよべば良いんでしょうか。
多分ノイジー系でいいんでしょうけど、羽物とカップ物とでも言い分けていいのかわからないので、しばらくはジッターバグ系とでも呼んでおきましょう。
で、ジッターバグのボディをまずは作ろうってわけで、家にあった木材を使ってみます。
で、中でも硬そうなやつを選ぶ。
以前ホームセンターで家具を作るために買ったやつのあまり。
トップウォーターにしては比重が高いかも。
けれど、強度重視ならやっぱりこれが良い気がする。
てなわけで、一生懸命削ってみる。
うう、さすがに硬い。なんだこれ?ヒノキか?
しかし、これもジッターバグを手に入れるため。
というわけで1時間ほど必死に削っていく。
仕上げにサンドペーパーで形を整えてあげれば、いよいよ形ができあがりました。
うん、なんか全然ジッターバグっぽくない。
失敗した鳩サブレみたいになってます。
こんな道北の田舎で東京銘菓を作っても仕方が無い。
けど、なんかこんな丸っとしたボディが良い感じだし、このまま作っていこうと思います。
コーティングを施して赤く染める
続いてコーティングをほどこします。
使うのは、やっぱり何時ものダイソー製エポキシ接着剤。
こいつをマニキュア落としで薄めて、筆で縫ってやる。
これを2~3回繰り返すことで、ガッチリ下地が完成です。
で、このままでも良いんですけど、せっかくなんで色を塗ってみよう。
ってことで、マッキ―の赤を塗ってやる。
それが乾燥したら、今度は上からエポキシ接着剤のトップコートを塗り、そいつを2回繰り返せば完成。
これでボディ表面はカッチカチですよ。
ジッターバグ化するためカップとリブを付ける
ジッターバグを作るなら、やはりカップを付けるのが大切。
ただし、このカップの角度がアクションに大きくかかわってくる。
てなわけで、仮付けを行いながらアクションをチェックしつつ装着。
角度をつけて、できるだけ斜めに付けると動き出しが良くなりますね。
で、カップは穴をあけてネジで埋め込む。
なんですが、気が付いたら穴を三つ付けてしまいましたよ。
いくら頑丈にしようたって、三つにはやりすぎた気がする。
二つが基本なんですが、まぁ三つでも良いでしょう。うん。
さらに、ここからリブを作る。
リブというのは、フックをルアー本体に固定するための金具。
頑丈なルアーを作るためには、頑丈なリブが必要。ヒートンじゃまずぶっ壊れます。
しかし、現在は我が家の不動産王の経済制裁中で部品屋のリブを買うことができない。
くそう・・・どうすればいいのか・・・
と思いつつ、手元にあるキャタピーのリブを見ているうちに。
「あれ・・・これ0.5㎜のステンレス板を使ってるぞ」
ということに気が付いたのです。
それなら家にもある。
というか、やりようによっては、キャタピーのリブより頑丈なものが作れるかも。
と思い、試作品のリブを作り装着。
なんか不格好ですが、頑丈さだけはしっかりと完成しましたよ。
自作のジッターバグ「リンゴ飴」が完成
てなわけで、自作のジッタ―バグが完成しましたよ。
名前は「リンゴ飴」
鳩サブレからリンゴ飴に変わってしまったので、結局お菓子。
なんか赤い色で塗ったのと、コーティングのせいでリンゴ飴に見えて仕方がありません。
で、腹部はこんな感じ。
自作のリブを装着して、これまた頂いたスプリットリングを装着。
あんまり動きは良くないのですが、強度は抜群だと思われます。
べりーにはコーモランのコロラドブレードの1番を装着。
こいつがボディにカチカチと当たって音を立てながらナマズを誘ってくれます。
で、肝心のカップはこんな感じ。
ネジ3連でかなりイカつい。、まぁ強度ばばっちり。角度はジッターバグより少し浅目、キャタピーより深めって感じの中間ですね。
一応風呂場でアクションをチェックしましたが、これが重い木材をつかったもんだから、動き出しはじゃっかんヌルめ。立ち上がりはよくないですね。
その後はパタパタと良い感じで動く。これは巻き出しは若干煽る感じが良さそうですね。
あと、こいつがまぁ重い。
総重量で18g
サイズが小さいののいザグナより重いので、完全なぶっ飛び仕様ですよ。
頑丈仕様で作っていたら、結果こうなった感じなんですね、うん。
てな感じで、経済制裁にも屈せず、救援物資のパーツを使いジッターバグを作ることに成功しましたし、もちろんこいつにバックドアはありません。
あとは、実際にこいつで釣ってみてルアーの強度をチェックすること。
ていうか、そもそもちゃんと釣れるかを確かめないと。
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