自作のビッグバドで遊星からのナマズが釣れるか試してみた【自作ルアー】

プラグ
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ナマズと出会ったのは今年の夏。

そもそも、道北地方でナマズのルアーフィッシングが出来るなんて思いもしなかったし、雷魚釣りにいったら偶然ナマズが釣れたのは今年のこと。

だからもう、なりゆきで、偶然に、そりゃもう意味もわからずナマズ釣りをはじめたのが今年の夏でしたよね。

それがすっかり冬になり、今年も雪との総力戦を迎えた11月。

そりゃ道北なんだから、この時期になれば雪もふるっていうか、これでも平年に比べたら遅い方。あまりに寒すぎて自宅が南極観測所に思えてきたと思ったら、自宅に遊星からの物体Xが侵入したαトラウトですよ。やめろ!クソ!このロープをほどけ!俺は違うんだ!!

まぁね

暴れていたのはさっきまで

今は血液テストの結果人間だと判明してるんで大丈夫。

だから、とりあえずこの記事を書けていますが、まだXに寄生されたのが誰かわかりません。とりあえずうちの猫の顔面が割れ、見たことも無いあくびの仕方をしていますが、まだ誰かわかりません。

だから、ともかくですよ

ともかく火炎放射器だけは手放さずこの話を続けなければ・・・未知の生命体に殺される前に、僕がこの夏にやっていたナマズのルアーフィッシングについて書き残さなければならないからです。

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道北の未知の生命体ナマズを自作ルアーで釣る

道北地方において、僕の家にいると思われる物体Xもそうですが、ナマズだって十分みちの生命体ですね。

そもそも、完全に国内外来種である北海道のナマズ。

明治になり北海道に多くの移住者がやってくると、そのうちに本州からナマズをとりよせ、食用として養殖をはじめたのが切っ掛けのようですね。また、。北海道にいるナマズは、ただの養殖魚としてではなく、本州からの移民のホームシックを癒す役目も果たしていたようです。

そんなナマズですが、そもそも冷水への耐性は低い魚。河川では増えることはなく、水温が低い湖でも不可能。

だから、生き残ったのはわずかな河川と止水域のみ。

その止水で偶然ナマズを発見したわけですが、ルアーで釣れるなんて知らなかったし、そもそもタックルなんて持っていない。

けれど、ナマズ用タックルをもらったことを切っ掛けに、ついに自作のナマズルアーを作ることになりました。

ビッグバドを自作!ウッド製のバドを作ってみるぜ
今回はビッグバドを作った記録です。 ビッグバドといえば、僕が知る限り最も有名なアメリカンルアーですね。 なんせボディがビールの缶なんですから。 このふざけ具合といい、センスといい、やたらでかい図体といい、もうとにかくアホなルアーだなと思って

ただ、作ったナマズルアーをそのまま送ってもよろしくない。

実際に作ったら、実際に釣れるかどうか確かめてみなくては。

てなわけで、自作のナマズルアーである道北ビッグバドを作ったので、こいつでナマズを釣りに行ってみました。

自作ルアーを持ってナマズを釣りに行く

いや、しかし今思い返すと急展開にも程がありましたね。

ナマズを発見して数ヶ月で自作ルアーを作り、それでナマズを釣りに行くなんて、普通はあまりやらない。

けど僕はナマズタックルを一式もらったので、そのお返しに自作ルアーをプレゼントしたかったし、そのテストもしたかった。

てな感じでナマズが釣れる例の沼へと向かいましたよね。

使うのは自作ルアー達、それらすべてのスイミングテストもかねていたので、とにかく釣れようが釣れなかろうが、泳ぎをチェックして、ダメなところを修正しようってわけです。

で、釣り場についせ早々に投げたのは自作ナマズルアー第一号のリンゴアメ。

よくわからず、ひたすら強度だけを目的に作ってしまったこともあり、重量20g越え。まぁ重い。

とりあえず鯰レンジャーに98スコーピオンで投げると、まぁこれがぶっ飛ぶんだな。

動きのほうは、スローリトリーブではアクションが弱い感じ。

流れの中でダウン気味に使うとか、落ちパク狙いなら問題ないけれど、止水ではリトリーブ速度に難があるかも。

で、続いて少し軽いヒノキのビバ材で作ったイモバグをキャスト。

こいつは動きが結構良い感じで、さっきよりも軽く、遅い巻きでもしっかり動く。

うん、いいぞいいぞ、こいつは釣れちゃう感じだな。

と、いろんな場所にキャストして巻いてみるも、残念ながらノーヒット。

こいつはマズい。

というか、あれ、ナマズが全然バイトしてこないんだけど

ついこの間まで、この辺りのポイントにルアーを入れたら、結構出たんだけどなーと思いながらキャストを繰り返しますが、不思議なことに1バイトすら出てきませんでした。

ナマズが見当たらず自作ビッグバドで遊ぶ

なぜだ、一体なんで鯰が出てこない?

ついこの間まで鯰が出てきたと思ったら、突然鯰が消えたかのように出てこなくなった。

僕が自作ルアーを作っている間に一体何があったのか?

まさか気温が下がりすぎてしまったのか?

と思ったら、なんか草が変な感じでぽっかりと穴が開いた場所がある。

結構人がいるように。

ああ、これナマズ結構釣りにきてんのね。

そういえば、道北で鯰が釣れるなんて、あまりに珍しいし、そりゃ来るよねうん。

ていうことは、ナマズは結構釣られたのか?

というか、この辺りの鯰は数も少なそうだし、だいたい僕が釣ってしまったのか?

ともかく、スレが進んでしまったようで、こりゃ釣るのもなかなか難しそうだけど、とりあえず動きのチェックだけしようってことで、最後に投げたのは自作ビッグバド、その名も「道北バド」ですよ。

こいつは個人的に気に入っているルアーなんですが、リップ系は狙った通りのアクションを出すのがかなり難しい。

てなわけで、最初に泳がすと、やっぱりまっすぐ泳がない。

さすがビッグバドを模したアル中ルアー、泳ぎ方まで酔っぱらってる。

そこでアイを曲げ、リップの角度を曲げることでリトリーブする。

すると、いい感じに泳ぎはじめました。うん、これなら飲酒運転で捕まらないレベルだと思う。多分。

呼気検査でギリギリ逮捕されない泳ぎ方が出るようになった道北バドを投げては、さらに微調整。アルミリップの角度をかえたり、別のリップに差し替えたりしながら動きを見ていくと、ついにその瞬間が訪れました。

自作ビッグバドにナマズが強烈バイト

道北バドを投げ続けていましたが、やはりノーバイト。

こりゃスレちゃって今日はダメだな、もうちょっと日にちを置いてから来よう。

とか思って、最後にいつものポイントにバドを投げ、少し強めにリトリーブし、グリグリを水面直下を泳がせていた時

突然バドが横にすっとび、水中に黒い物体がうねる。

そう、待ち焦がれたナマズの登場です。

まったく油断していた所でのバイトで、いつものアクションカメラすら回していなかったから、今となっては記憶を頼りに書くしかありません。

けれど、あのバイトの瞬間は今でも鮮明に覚えていますね。

いつもの水面バイトではなく、水面直下でナマズを掛けたのも初めてで、一切水面にも出て来ず、急にローリング。

なんだ、あれ、やばい、あれ、雷魚か?これ雷魚か?

と最初ヒヤヒヤしながら巻いてみると、手前にきて黒いシルエットが見える。

頭がでかい、大丈夫、ナマズだ・・・!

と、水際の葦をかき分けてランディング。

ようやく自作ルアーでナマズをゲットできました。

釣れたのはソコソコのナマズでしたが、自作ルアーで鯰が釣れたのは本当にうれしい。あわててアクションカメラのスイッチを入れて撮影しました。

けど、映像にはとれていなくても、あの時、水面下で僕の道北バドが真横にすっ飛んだシーンは、今でも脳裏に焼き付いています。

自作のビッグバドでもナマズが釣れた

てなわけで、こうして自作ルアーで初めてナマズを釣ったわけですが。

その記念すべき第一号ルアーは、タックルを譲ってもらったアサヒさんにお返しにプレゼントしちゃったんで、もう手元にはありません。

そんなアサヒさんは、僕が作ったナマズルアーに触発されたとのことで、今やナマズルアービルダーとしてご活躍中。ハンドメイドのカッコイイ塗装がほどこされたジタバグ系が人気なんですが、特にマンピーっていう商品が面白い下ネタルアーなんで、ぜひメルカリで検索してください。(ちなみに僕も頂きました)

僕もアサヒさんの自作ナマズルアーを見て「あーこれ釣れるやつだなー」と感心してしまい、もしかしたらこの冬の間に、来年のナマズ釣りに向けて再び自作バドを作るかもしれません。

まぁね

自作ルアーで釣るっていうのは、本当に楽しい。

1から何かをやるって、本当に大変だし、モノを作るっていうのはひたすら努力を重ねる世界。派手さなんか一切ないし、地味で根気のいることなんだけど、その過程ではじめて結果を出せた時の喜びっていうのは、釣りの世界も変わらず嬉しいもんですよね。

こんなクソみたいな人生で、そういう喜びや感動を得られるのは、きっと数少ないこと。

自作ルアーで魚を釣るっていうのは、そういう貴重な瞬間を手に入れられる大切な時間が得られるもの。どんな下手でアホなルアーでも、自分で作って自分で釣れた魚を見れば、僕の人生、そうクソでもないなと思えるもんです。

でも、やっぱり人生はクソなんだと思うのは、それは一瞬のことで、すぐに人はその幸せな瞬間を忘れてしまい、明日へと進むしかないこと。なんというか、いつまでたっても悟りきれない未知の生命体で居続けるような哀れさ。昨日まで人間だった気がするのに、今じゃ遊星から物体Xに乗っ取られているし、次の日には物体Yとか、物体Dとかになっているかもしれない。

だから、こうして新たな記事を作ろうと、釣りブログを書き続けているかもしれないし、金もないのに新しいルアーやロッドを買って試したくなるし、別の自作ルアーを作ろうとか思うのかもしれません。

まぁ、ともかく来年のナマズ釣りは、今シーズンとは別のものになるのは間違いなさそうですね。

てぁああ!猫がぁああ!おまえが!!おまえが寄生されていたのかぁああぜーんぜんきがつかなかったぁああ!!(捕食音)

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