ドクターミノー2が見事着弾
ダイワから2020年に新たにリリースされるドクターミノーⅡ
前作ドクターミノー愛好家であった僕は、とにかくこのニュースが嬉しかった。
「やった!ドクターミノーの新作だぞぉ!」
と思い、またもや楽天の画面に張り付いていたのですが。
おかしい、なんで
なんで近所の釣り具屋(ホームセンター)に置いてないの?
いや、そりゃ当然おいてないけどね?わかってるよ?
でも、これだけブログで記事書いてるし
ドクターミノー位そろーっと入れてくれても良い気がするんだよ
ダイワのクルセイダーとチヌークSは入れてもドクターミノー入れないのはおかしいだろって話だよ。Dコン置くならドクターミノーおけよって話なんだよ。
と、この辺りに唯一釣り具があるホームセンターに無茶な注文を付けましたけど、まぁそうなるよね、普通に。
おまけにネットで初期ロットを買おうとしたら、もう全然数がないのね。
くそう・・・またか・・・
またここがド田舎だから手に入らないっていうのか?
ちくしょう!僕が一番ドクターミノーを上手くつかえるし
ついでにルアーレビューだって上手く書けるんだ!
と、なんかガンダムを下ろされる前のアムロみたいなことを叫び、買っても無いドクターミノーのエアレビューを書きはじめました。
おごりというものは怖いものです。
渓流ルアーのレビューを書き始めて1年余りという短い期間の経験を活かせば、ルアーなど買わずともレビュー位いけるはず!・・・とムシャクシャしながらキーと打ち
「ダイワから発売されたドクターミノー2!チタン合金炸薬リップで接触即爆破!放射能全開の劣化ウランボディを使用した音速の非人道的ミノー登場!」
という軍事主義が止まらないワクワクなリード文を書き始めたころ、Twitterに通知が。
見ると、以前にもルアーを頂いているフォロアーのエルナトさんが、ドクターミノー2が70Fしか無いと嘆いていた僕のツイートを見かねてDMを送ってきてくださったのです。
エルナト氏「道北よ、貴様そんなに力(ドクターミノー2)が欲しいのか?」
ワシ「はい、欲しいです・・・力ドクターミノー2)が欲しくてたまりません!」
エルナト氏「ならばくれてやる!」
とDMで送られてきたかと思うと、突然玄関で爆音が聞こえました。
慌てて外に出てみると、僕の家のポストが大破しているじゃありませんか。
ワシ「・・・な、なんだこれは・・・!?」
かと思いきや、粉々になったポストの破片にまぎれてドクターミノ―2が届いていたのです。
──これが、本物の力(ドクターミノー2)なのか?
僕はその場で膝を付き、アマゾンプライム便を超える速度で届く通称「反物質便」で送ってくれた渓流のジャバウォックことエルナト氏に深い首をたれ、その力にひれ伏しました。
ありがとうございます、これでドクターミノー2のレビューを書けるどころか
待ちに待っていた待望の渓流ミノーを実戦投入することができます!
ドクターミノー2とは?
ドクターミノー2とは、ダイワが発売している超コスパ系渓流用ミノー。
という名前で出ていますが、前作のドクターミノーに引き続き、基本万能プラグ。
トラウトがメインターゲットですが、ドクターミノーの使い手はソルトウォーターにも多い上、バスでも何でもいける。
つまり、ただのミノーではなく、バーサタイルミノーってわけです。
淡水海水とわず、渓流も本流も湖も池もどこでも使える超万能ミノーです。
そのバージョンアップモデルというわけで、徹底した基本性能はそのまま、より現代のミノーイングに合わせた性能が備わっているんですってよ。
トゥイッチ&ダートが今作のテーマ
ドクターミノー2の売り文句は
「トゥイッチ&ダート」
もうパッケージに書いてあるまんまですが、その裏側にもやはりトゥイッチとダートについて書かれています。
つまり、以前のモデルとは違って、よりルアーの操作性を上げたモデルと考えて良いでしょう。
さらに見えるのが「ワイドウォブリング」の文字
以前もモデルの弱点でもあったタダ巻き性能を向上させたんでしょうね。
巻いてよし、トゥイッチしてよしのバーサタイルなミノー。
それがドクターミノーのコンセプトなんです。
前作からドクターミノー2は何が変わった?
前作のドクターミノーのファンである僕ですが、2になり一体何がどう変わったのかずーっと気になってました。
だからこそレビューをしたかったんですが、いやいや、もう見た目から大きく変わってますね。
この辺りについてはダイワの公式動画で確認していたんですが、実物を見ると、もう全然違う!
てなわけで
まずは以前のモデルからの変更点と、その特徴について見ていきましょう。
大型化&強化された新リップ
まず一番最初に目についたのが、この大型化されたリップですね。
以前のドクターミノーは細く薄いリップだったのに対して、今回のモデルは幅広く、さらに分厚くなってます。
このリップでもって、ワイドなウォブリングを行うことが可能になったとか。
さらにトゥイッチ時に大きくボディをダートさせる役割も買ってますね。
さらに潜航深度も高そうで、以前のモデルよりも深いレンジまで攻められそうです。
ボディラインが大きく変化
続いてボディラインですが、これはもう別モノレベルで変化してますね。
前回のモデルが曲線を描いていたのに対して、今回はヘッドの後方がもりあがり、そこから後方まで真っすぐ細くなる感じ。
腹部はストレートになっていて、とてもスマート。
ボディ正面から見ると四角に近い曲線で作られていて、見た目以上に浮力をしっかりため込んでいる感じ。
で、ウェイト位置はセンターよりっぽい。
ほうほうほう、なるほどね?
ってことは、こいつはありがちな渓流ミノーじゃない。
というか、むしろ小型のジャークベイトに近いボディ形状をしている。
浮力とリップを活かしたダートで左右にボディをすっ飛ばす
そして、フラッシングを演出して、魚のリアクションバイトを誘う。
その一連のパターンがデザインだけでくみ取れてきますね。面白いですね、これは。
渓流のミノーといえば、最近はヒラ打ち用の扁平ボディが主流。
そこにきてこいつは、ジャークベイト寄りのダートをトゥイッチで演出するというのが狙い目らしい。なるほどなるほど。
おまけに、このフラットなお腹はフラッタリング用。
ということは、もはや前作と別ものだと思って良いですね。
カラーリングの変化
そして新たなドクターミノー2はカラーリングも以前と大きく変わりました。
というか、現在僕も使っているシルバークリークミノーと同じカラー展開らしい。
てなわけで、やっぱりチャート系とか入っているんですね。
昨今の渓流ミノーイングでは、速攻で食わせられるチャート系はやはり最も使えるカラー。おまけに視認性も良いから、ルアーを目で見て操作できる利点もあるから、みんな一個は必ず持っているはず。
かくいう僕もチャートカラー信者ですから、このカラーラインナップの変化はありがたい限りです。
ドクターミノー2は最強のコスパミノー
僕がドクターミノー好きなのは、何を隠そうその値段。
なんと、お値段1000円以下。
なんと定価780円で買えてしまうヤバすぎるミノーなんです。
実売になると800円ほど。やばい、安すぎる。
ぶっちゃけ渓流ミノーの中では破格の領域であり、このコスパの良さは同じダイワのコスパ番長・シルバークリークミノーすらぶち抜いてますね。安い。
しかも、使えないミノーでこの値段じゃないです。
普通に釣れるうえ、どこでも使えるミノーがこの値段なんですよ。まじでダイワはやばいです。
そもそもダイワのルアーってどれも安いんですけど、このドクターミノーほど使えるターゲットが広いルアーも無いから、ひたすら重宝しますよ。本当にありがとう。グラッツェ。
ドクターミノー2のバリエーション
今回ドクターミノー2が発売さましたが、いきなり3種類×2パターンの展開になっていますね。さすがダイワ、金もってますよ。
まぁその資本のおかげで安いルアーを使えるんですが、金持ちが憎くて仕方ない僕的には複雑な気分。金銭よりも同類の貧乏人を見ないと心が休まらない貧しい心の持ち主ですいません。
で、それはいいとして
こんな僕とは違い、心豊かな方から頂いたドクターミノーの各バージョンを紹介します。
※シンキングのみですが、基本渓流はこっちがメインですからね
でもフローティングも面白そうなんで、そっちが手に入ったらそっちも追加します。
ドクターミノー2 42sで小場所攻略
渓流ミノーイングの中でも小渓流でヤマメやイワナを狙う時に重宝するのが、ドクターミノー2の42sです。
かなり小さいミノーで、低活性の魚にばっちり効きそうなサイズ。
自重も軽く、フォール速度も少し遅めなので小さな渓流や源流域では一番活躍する大きさですね。
スレた魚にも良いだろうし、ライトソルトゲームで小物を狙うのにも良いかも。
これだけ小さくてもリップはしっかりとしていて、ワイドで太い。
レスポンスが良く頑丈なリップなので、がんがん攻めれる。
自重は3gと小場所では最も使いやすいタイプ。
シングルフックを付ける場合はガマカツの8番が奇麗に入ったので参考にしてください。
【スペック】
全長:42㎜
重量:3g
フック:14番シルバートレブル
ドクターミノー2 50sは万能感が凄い
渓流ミノーとして一番汎用性が高い50sはもちろんラインナップされています。
42sよりもリップもボディも少しだけ大きく、見た感じでは
「あ、こりゃ釣れたな」
と思えるのが50sでしたね。
これが一番ヤバそうというか、どこで投げても良さそうだし、リップと浮力のバランスが一番整っているタイプ。渓流ならどこでも使える万能感が漂う。
もちろん渓流以外のライトゲームでも重宝するサイズですし、アピールもしっかり効かせられそうです。
試し投げをしたところ、キャスタビリティは思ったよい良い。
重心が若干後方によっているからなのか、トゥイッチへのリアクションも50sのほうが奇麗でしたね。
なお、シングルフックはガマカツの6番がジャストで装着できました。
【スペック】
全長:50㎜
重量:3.5g
フック:12番シルバートレブル
ドクターミノー2 70s もう普通に釣れる
トラウトフィッシングにおいては本流、止水域などの広い場所で大物を狙うのに多用される70sもしっかりラインナップされていましたよ。
トラウトなら大物狙いの時に多用されるのが7㎝。
本流や湖で使えそうなタイプ。でかいトラウト狙うならやっぱり70sですね。
沈むタイプのミノーですが、レスポンスが良くただ巻きもイケる。
でもやっぱりトゥイッチでパンパンやって誘いたくなるでしょうね、これ。
【スペック】
全長:70㎜
重量:6.6g
フック:8番シルバートレブル
ドクターミノー2の実釣性能はいかに?
こうして鬼のコスパ渓流ルアー、ドクターミノー2がせっかく手に入って嬉しい僕。
貧乏人の僕にルアーを送ってもらって感謝の極みです。土下座。
まぁね?
カウントダウンもそうでしたが、僕の好きなミノーがどんどんバージョンアップしていくわけだし、やっぱり性能がどう変わったのか、チェックしないと気が済みません。
本流の方でエリートを使って今年初フィッシュを上げましたが、小渓流での初フィッシュはぜひドクターミノ2のインプレ記事になれば良いなと思ってます。
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