油性塗装をはじめて2回目。
そろそろマッキー塗りで生計を立てられるんじゃないかと思っているαトラウトです。
友人が車の塗装をしたいといっているので、自慢のマッキー塗装をすすめたのですがマッキー何本用意すればいいのか見積もりを頼まれたので「あ、こいつ本気だな」と思い自らお引き取り願いました。ぬれるわけないでしょ。
マッキーを使ってスプーンを塗装しよう
というわけで友人の車をマッキーブラックに塗る計画がとん挫したので、自前のスプーンを塗装するこにしました。
塗装するのは家にやたら沢山にあるケンフォードスプーン
一個100円の激安スプーンですが、これが全長4.5cmに7gという今はやりの肉厚スプーンでもあります。
このルアーは子供の頃からみていますが、すでに当時から時代を先取りしていたようですね。
で、僕はこのケンフォードスプーンを近所のホームセンターで買ってきて、それを改造するのがお気に入りです。
今回はケンフォードスプーンを2通りの曲げ方にしました。
1つはバックスのようなフロントにきつい角度をつけたもの。
もう一つはフロントをストレート気味にし、後ろを大きくカーブさせたもの。
アクションはそれぞれ違ってかなり面白い。これは釣れる気がしますが、とりあえずマッキーを使って得意の油性塗装に入ります。
マッキーを使って油性マジック塗装開始
ケンフォードスプーンを曲げ終えたあと、前面にアルミテープを張り準備完了。
ここからマッキーを使って塗装に入ります。
こちらが印象はの時代を築くために作られた画材、マッキー。
かのマネやモネもマッキーを使い数々の名画を仕上げていましたしね。嘘じゃないです。本当ですって。いや本当に。ギャラリーフェイク読んできてくださいよ。
で、道北の貧困度合だけがゴッホと言われるαトラウトも印象はの影響を色濃く受けているんですね。いや本当に。ダイソーのマニキュアとマッキーを愛用したエネルギッシュな画風が一部に受けてるんですよマジで。
そんなαトラウトが今回選んだモチーフはスプーン。
ここから人生の苦悩をこれでもかと詰め込み、生きるエネルギーに満ちた糸杉やらヒマワリレベルの傑作を作り出していきます。
とりあえず塗る
マッキー塗装のコツはですね、とりあえず塗ること。
αトラウトは決して身構えたりしません。
なんかこう、パソコンを前にネットフィリックスを付けつつ、なんかココアとかのみつつ。
「あーきょうもつかれたーなー」的な溜息をおりまぜながら塗る。
すると、このように見事にナチュラルなフォルムをしたパーマークが仕上がります。
自然界にある柄というのは、そもそも均整が取れた形をしていません。
その微妙なアンバランスさを出すために大事なのは、そう、集中しないこと。
もうどうでもいい、もう疲れた。やっぱジェシカジョーンズ超エロいわ
などなど、、死んだ目をしつつ書くことで滑る筆先がリラックスしたパーマークができます。
釣ろうと思いすぎない
塗装をするとき、人はつい釣ろう釣ろうと思い気合を入れ過ぎてしまいます。
しかし、人生はそう甘くはありません。
好きであれば好きであるほど距離を遠ざけられたり。
金が欲しい金が欲しいと思えば思うほど金が逃げたり。
そういう苦難の人生を歩んできた人間は常に悟るもの。
そこで、魚を釣るための塗装の時は、あえて「釣らない」という気持ちがだ大切です。
なんかこう、半分紫にしとけばいいよね?
なんかこう、ブルピンとか作っておけば釣れるよね?
と、絶対これなら釣れるという気持ちではなく、「まぁこれならいいかな」程度にとどめておくことが釣果につながります。たぶん。
なんかテキストを書いてみる
最後になにかテキストを書いてみましょう。
この辺りでおわかりでしょうが、特に意味なんてありません。
意味なんて求めてたらね、ルアーに文字なんて書かないんですよ。
とりあえずルアーをなくした時のため自分の名前を書いてきました。
うん、なんかこう小学校の修学旅行のワクワク感を楽しめますね。
お母さんもう人のルアーに名前書かないでよはずかしいよ的な懐かしさ。
もしこのルアーが水辺に落ちてたらご一報ください。回収?いえ、プレゼントします。
あとはこんな感じで文字を書いてみました。
ゴールド系ルアーには「金だ!」という文字を。
しかし、金ばかりにとらわれてはいけないので「人は愛」という文字を。
「アイディンティティ」はあれですね、これ本気で意味ないやつです。
続いて「虫です」「虫かも」というテキストですが、黒系のスプーンに書きました。
虫をイメージしているブラックカラーですか、虫だと自己主張しすぎると「いやいやスプーンでしょお前」とトラウトに勘繰られるかもしれませんよね。
そこで、主張を少し曖昧にすることで「え?虫?虫なの?」となんか混乱してうわーなにこれースプーンなのかなー虫なのかなーえーなにこれーえーーもーー口で触ってみよー。
はい、ここでフッキング
という感じでスレッスレのトラウトをバイトに持ち込む作戦です。
続いて「モラル」ですが、なんですかねこれ。
ルアーにテキスト書いている時点でモラルもへったくれも無いですからね。もう一度いいますけど、なんですかねこれ。
最後はこれ「スプーン」です。
これはさっきの虫とは違い、あえて「スプーンですよ」と正直に打ち明けることでトラウトの疑念を時、好奇心からさらにその先。つまり愛による深いバイトを得るためのものです。
「え?スプーンなの?それ言っちゃっていいの?」
「いいんですよ、もう自分嘘なんかつきたくないんで」
「なんで?スプーンでしょ?」
「でも、自分、スプーンじゃなくてもいいんです」
「え?」
「自分、トラウトさんと付き合えるなら、ルアー、やめます」
「本気なの?」
「はい」
「もうスプーンじゃなくなるんだよ?」
「関係ないです、だって・・・」
「え?」
「こんなにも好きなんですから!!」
「キュウゥウン!!!」
そして恋に落ちるトラウトとスプーン。
同棲をはじめて将来を約束しう。
しかしスプーンに浮気疑惑が浮上し過去に釣り上げたトラウトとのトラブル。
しかし浮気はただの勘違いだとわかり第一子の妊娠が発覚。
ついに本物の幸せな家庭を手に入れここでフッキングです。
油断しましたね。
もう完全に食ってますよこれ。深々と上あごにフック貫通。っこまでくるともうフックアウトという名の離婚のほうが難しいレベル。愛ゆえにバラシはなし。バーブレスだろうがおかまいなしです。
これぞαトラウトのスプーン奥義、魚をだますのではなく、コミュニケーションをはかることで本当の意味で釣るわけですね。
(なにこれ。本当の意味ってなにこれ。怖い、自分のテキストが一番理解できない)
マッキー塗装を完成
というわけでマッキーを使ってスプーンを塗ってみました。
とりあえずこれ位作っておけばしばらくもつでしょうが、僕の腕ではロストが恐ろしいですね。
ただ、肉厚系スプーンを購入すると結構高いので、自作でおぎないカラーリングもほどこす節約術。しかも楽しいですからね。悪ふざけとかもしていますしね。
ちなみにマッキーだけでは飽き足らず、ダイソーの蛍光ペンを今回もやっぱり使ってしまいました。これ本当に便利です。
マッキーで色をぬっている場合ではない
マッキーで色を塗っている場合ではありません。
今回スプーンをカスタムしていたら、フックが足りないことが判明。
これは次は自作ルアー仕上げようかと思ったんですが、先にスイミングフックを作らなければならなそうです。
ただ、普通のスイミングフックだとあれなんで、あまったPEラインでスイミングフックを作るというユーチューブで学んだ方法で作ってみたいと思います。
しかも今年はイトウまで狙うつもりですが、本当にPEラインで大物トラウト相手にできるのか物凄い不安。
先に作りかたなどしっかり調べてからガッチガチのフックに挑戦したいと思います。αトラウトよ、さすがにフックに悪ふざけはできないぞ!一体どうなる?
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