DUOさんあんた正気か!禁断のNINJAミノー・リュウキ38s【レビュー&インプレ】

ミノー
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今回はDUOから2019年に発売された新作ミノー「スピアヘッドリュウキ38s」についてレビューしていきたいと思います。

それにしても

僕は怒っていますよ

あの天下のDUOが、まさかこんなルアーを作ってしまうなんて、プライドというものは無いのか?僕はもう怒りで頭がどうにかなりそうですよ。

もう言っちゃいましょう。

ただの反則ルアーだろこれ

もうこれに尽きるんですよ、スピアヘッドリュウキ38sは

正直に言ってね?

このルアーを最初にネットで見た時に

『こんなもん釣れるに決まってるじゃねぇか!』

と憤慨していましたね、もう本当にやってくれたよDUOは!炎上だ炎上!

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DUOが送り出した対スレ鱒専用ミノー「リュウキ38s」

DUOが送り出してきたスピアヘッドリュウキシリーズの新作。

リュウキといえば、僕もお気に入りの渓流殴り込み部隊。

その遠投性能とハードなリップ、コスパの良さからエリアを問わずあらゆる場所をゴリゴリと突撃していく突撃ミノーの代名詞です。

その新作って、一体どんな化け物がやってくるのか?

リップの厚さをさらに増して厚焼き玉子位にしてくるのか?

さらに強度を増すためにボディを金属で作ってくるんじゃないかのか?

シュワルツネッガーの遺伝子でも組み込んでくるんじゃないか?

それくらいのコマンドーなルアーがやってくると思ってたんですよ。

ところがですよ。

なんですかこりゃ。

全長わずか38mm

総重量なんて、たったの2.8g

しかもこのリップを見てください。

ペラッペラですよ!ぜんぜんコマンドーじゃないんですよ!

そして、もう一ついえるのが

死ぬ程動きがゴツいので、使い方間違えたら釣れないのがリュウキなのに

こんなもん釣れるに決まってると見ただけでわかるサイズ感とリップ。

卑怯だろこんなの!そりゃ釣れるよ!

絶対釣れるマイクロヘビーシンキングミノーの登場

もういきなり冒頭からキレ気味だったんですけど

こんなルアーそりゃ釣れる。

と言いたいくらいのスペックになってますね。

超扁平ボディを持ち、固定重心をいれているのはリュウキシリーズと同じ。

ところが違うのは、そのサイズとリップ。

この二つが違うだけで、普通のリュウキとはまるで別物のルアーに変わってしまいます。

そりゃもう以前のリュウキが兵隊なら、こいつは忍者ってところ。それくらい違う。

ていうか、DUOは世界中にルアーを出しているメーカーだから。いっそのことNINJAとかって名前にすれば良いんですよ。どどっかのオリンピックでやたらと使われそうな名前にすればいいんですよ。どこの国かしらないけど。

まぁそれくらいに忍者してんなって思うのがこのミノー。

まさか、あのタフで頑固なリュウキがここまで変わるとは驚きですよ。

魚に気が付かれぬ距離で静かに水の中へ侵入し、あっという間に渓魚を釣ってくる。反則すら辞さない忍者軍団ですよ。

反則常套の渓流忍者ミノーリュウキ38Sの実力

ニンジャァ!

とか言と、外人がやたら好きですよね、ニンジャァ

僕も案外嫌いじゃありませんし、ニンジャスレイヤーだって見てましたよ。

なんかミステリアスなフインキで、術を使ってナルトしちゃうって感じ?うん、ぜんぜん螺旋丸。

でーも

ジャパーニズな僕らは?もちろん忍者のスペック位知ってるわけですよね。

で、ニンジャっていうと、信じられないくらい地味。

市井に溶け込み、普段は農民として生きているし、いざ仕事となって任務をこなすけど、だいたい密偵。

で、暗殺とかもあるらしいけど、毒殺とか余裕でやる感じね。螺旋丸っていうかトリカブトだから。渦巻ナルトじゃなくて皆薬師カブトみたいな感じだから。超卑怯だよ。

てな感じなんですが、このリュウキ38sはもうコレってくらい卑劣にヤマメ釣ってくるわけ。信じられない反則ルアーですよ。

リュウキとは思えない超軽やかな動き

まず特筆すべきは、その軽やかなアクションでしょう。

リュウキシリーズはアップクロスじゃ大して動かなかった。

なのにこいつは、驚くほど動くんですよ。

なんでだろうかと思ったら、そりゃサイズに対して、リップが大きく、さらに薄くなったのが原因でしょうね。

特に公式では何も書かれてませんが、こうしてワンサイズ上のリュウキ45sと比べてみると一目両全。

2g近く上の45sとリップ幅に大した違いがないんです。

おまけにこのリップなんえすけど

従来のリュウキのシンキングミノーに比べて薄く作られてるんですよ。

こちらも45sと比較してみるとよくわかりますね

45sの場合、アイとリップに隙間がありません。

ところが、38sになると、途端にアイとリップとの間に隙間が生まれています

たった2㎜の差でしょうが、これが驚くほどアクションに影響を与えています。

リュウキなのにアップクロスが得意

アクションが軽くなったこともあり、このルアーはアップクロス特化型と言えるほど軽やかなアクションを出してきます。

それはもう忍者のごとく水に入ると、シュンシュンと動いてアピール。

それにたまらずヤマメが飛びだし「クセモノめ!であえであえ!」とばかりに、仲間まで呼んでくる始末ですよ。

しかし、それはリュウキ38sの罠。

侍なみに血気盛んなヤマメたちをおびき寄せ、いっきにフックを食わせ「図ったな!」と言わせてくる。

こいつの軽やかな動きは、今までリュウキを使ってきた来た人ほど驚くでしょうね。

しかもこいつ、アップクロスのタダ巻きでも動くんですよ、ブリブリと。

考えられます?あのリュウキですよ?

タダ巻きどころかPEラインでガンガン煽らなきゃ動かなかったコマンドーリュウキが、そりゃもう可憐に動くんです。

38mmという極小サイズでまるで警戒させない

次に書き記すべきは、やはりこの極小サイズです。

場所が場所なら「マイクロルアー」と呼ばれてもおかしくない大きさ。

もうここまでくると管理釣り場で使うサイズですよ。

ただし、こいつは管理釣り場並みにスレた魚を捕るために作られたもの。

スレているのはエリアだけでなく、渓流でも同じ。

先行者が入ったポイントはもちろん、環境の変化でもヤマメは口を使わなくなりますからね。

とくに今年は水不足が懸念されていますが、そのせいで地域によっては渇水が激しくなりつつある。

すると魚たちも警戒モードに入ってしまい、あまり口を使わなくなります。

こんな時でもヤマメを釣れるのが、この38㎜という極小サイズなんでしょう。

なんせ、ここまで小さい忍者ルアーなら、やる気がなくなり餌も食わないヤマメも

「うむ、拙者でもかつる」

と余裕で襲ってこれますし

あと、サイズが小さいので虫にも擬態しやすい。

こいつを黒とか緑に塗ってやれば、あっという間に虫パターン対応ルアーの慣性。

食い気がなくとも、食い気があっても釣れる大きさ。

しかも扁平ボディですから、シルエットが小さいので警戒心を与えにくいタイプです。

実際にリュウキ38sを使った感想


そこで実際にリュウキ38を使ってみた感想を。

前回の記事で書いた通り、トップで魚を出そうと思ったら、まったく表層に反応しないので、おもわずフォローでリュウキ38sを入れてみたって感じ。

それで見事釣れてくれましたが、もう本当に反則なみに釣ってきますねコイツは

フォール速度が小渓流でひたすら使いやすい

まず思ったのは、フォール速度がひたすらに使いやすい速度になってることです。

遅すぎないし、そこまで速すぎない。

2.8gという重量にしては速いほうなんでしょうけど、着水してワンテンポ置いて巻きだすと、だいたい水下15㎝には確実にいる安心感。

わかる人にはわかるでしょうが、このフォール速度は枝沢では恐ろしく扱いやすいですね。

ヤマメ釣りの定番である浅い場所

水深がないけど、深い場所は膝上程度。

そういう場所で投げて使うのに絶妙ですね、このフォールは。

食わせるフォールってわけじゃないんですけど、釣り人側にすると良いテンポで巻いて打てる感じ。

なお、フォール中はもちろんフラッタリングです。

アクションを引き出しやすくただ巻きでヒットに持ち込める

従来のリュウキとは違い、トゥイッチングへのレスポンスが格段に向上している38s。

そのおかげで、短距離で多数のヒラ打ちを入れられるので非常に釣りやすい。

正直にいって、今まで小渓流では45sとか使ってたけど

38sの軽やかな操作性に一旦なれると、もう45sが使えない。

あれは本流用になってしまう。そういうレベル。

あと一匹ただ巻きでもヒットできましたよ

2.8gながらキャストアビリティがマジ手裏剣

あとは投げ感ですけど、これも良いですね。

普通のヘビーシンキングだと飛びすぎだと感じるような小渓流ではものすごいマッチしてます。

本当に丁度いい、すごく絶妙。

もちろん2.8gですから遠投はできませんが、投げ感はスプーンに近いものがある。

小粒だけどフォルムが小さいのでピューンと飛んでくし、ピンポイントも余裕。空気抵抗をあまり受けません。

フリップとか、ピッチングでも良い感じ。

ていうかこれ、もはや手裏剣。

近距離でのピンポイントキャストが多い小渓流では投げやすいですね。

フックはテールフック一本以外つかえない

あと、デメリットですが

これがあまり見当たらない。

リップが薄くなったぶん、きっと折れやすいんだろうけど、まだ折れてもないし。

でも、今はっきりといえるのはフックサイズの問題でしょう。

こいつは反則ルアー並みにサイズが小さいせいので、なぜか標準装備のフックですから絡むんですよ。ちょっとは考えてよ。Dコンパクトにそのあたり負けてるよ。

なので、コイツをフック交換して使うならベリーを外してテール一本しかないですね。

僕はテール側に普通のシングルをつけ、ベリーにはウェイト調整のためワンサイズ小さいシングルを付けてます。

アクションはシングルにしたほうが軽やかになりますが、フォール中に若干動きが乱れますね。

このサイズになるとフックの重さでバランス取るんで、試しながらベストを探すと良いかもしれません。

小さすぎて小さいのも凄い釣れてしまう

あと、実際にやってみるとわかるでしょうが

小さいのがすごい来ます、本当に。

これも仕方ないんでしょうが、この時期は小さいヤマメが一杯なんで、できるだけ秋まで掛けたくない。

ところが、これだけ小さいと子ヤマメがわらわら沸く。

あんまり小さいの相手にしたくない人は、38sはあんまり向いてませんね。まぁ釣れるだけあり難いんですけどね。

スピアヘッドリュウキ38sは釣れない時に取り出せ!アイエ!

まぁね

正直いって、ここまで小渓流のヤマメ釣りで使いやすいミノー出てきちゃうと、もうヤバイ。

デメリットというのがさほど無いし、使い勝手も抜群。

しかもコストパフォーマンスが抜群に良い。

実売1000円前後、場合によっては900円代で売られているので、めちゃくちゃあり難い。

DUOさん若干やりすぎでないかと思うようなルアーですし、小渓流でヤマメを釣るのには最高のルアー。

ていうか、何も考えず小渓流でヤマメ釣りにいくなら、38sさえ持ってれば本当にOKってレベル。冗談じゃなく。

もうね

これといい勝負できるのは、スミスのDコンパクト位なもの。

今まで小渓流のミノーイングではDコンパクトが強かったのですが、ついに対抗馬が出現。

こいつがヤマメ釣りを制するルアーになるのか?

それは今後の展開次第ですが、今のところ言えるのは。

こいつで釣れなきゃ諦めたほうが良い。

アイエ!

ニンジャア!

コメント

  1. ケンドー・ニシン より:

    ドーモ、αトラウトサン
    ケンドー・ニシンです。

    ニンジャが現れたと聞いて、やって来ました。
    リュウキ38は手強そうですね。
    このままではケイリュウが奴らに征服されてしまいます。私のスリケンはスプーンなので、危機感を覚えます。
    リュウキ お前のハイクを詠め!

    • アバター画像 αトラウト より:

      アッハイ、ドーモ、ケンドーさん
      リュウキ38というニンジャが現れました
      ケイリュウはピンチにあります。スリケンスプーンの活躍を期待しています。
      インガオホー!