激安スピンテールジグでトラウトが釣りたい。
そんな貴方の希望。いや、僕自身の切なる願いに対して忠実に応えたいαトラウトです。
しかし、自分に正直でいるのも楽ではありません。
専用のものでない限り、スピンテールジグはトラウトフィッシングで使うには問題点が沢山。
というわけで、前回の記事で色々とカスタムを施したわけですが、このスピンテールジグを使って実際にトラウトを釣りに行こうかと思います。
とりあえず、フッキング率の悪さと尺程度のお魚さんでも食ってくれるように改造しているので、実際にエリアで試してみます。
早朝にダム湖にやってきた
まずは早朝。
この日、前日にバーベーキューをやったわけですが
あまり得意でもない安酒をかっくらい労働階級の休日を楽しんだ結果、恐ろしいほどの速さで熟睡。朝4時には目が覚めてしまいました。
それなら釣りにいくしかないでしょう。
というわけで、ふだんは行かないほうのダムへと向かってみます。
このダムは去年一度釣りに行き、小さなニジマスを一匹釣っただけの場所ですが、この時期はどういう感じになっているのか?
インレット側にとうちゃく。
こまで徒歩で向かったのですが、ヤブをこぎ小川を超えるダイナミックエントリー。
朝からインディー・ジョーンズしている場合じゃない。
そんな冷静さがあれば、こんな所にはこなかったんでしょうが
とにかく鳥がすごい。
写真はインレットの小川なのですが、この向こうに小さくうつっている白鳥が、僕がくるまえまで、このあたりを占拠していました。
さらにダム湖全体が渡り鳥たちのモーテルになっているらしく、飛来してきた白鳥、カモなどが大量に水に浮かんで朝から大合唱。
さらに羽をバタつかせて大騒ぎしてます。
なんでしょうか?朝っぱらからダンスバトルでもはじめたんでしょか?
「てめぇオレのシマあらしやがってファッキンメン?」
「ワイ?なにいってんだ今日この場でお前はRIPだぜニガ?」
「ヘイガイズ!もう血を流すのはやめな・・・ここは、ダンスで勝負だ!」
バタバタバタバタバタバタバタバタ!!!
みたいな勢いで一斉に翼をひろげて騒いでいる。
なんか4体4のチーム戦みたいになってる。
ギャング同市の争いで多くの血が流れていたんでしょう。
ダンスで決着を付けることで平和と文化を手に入れた、これぞまさにヒップホップ。
そんなブロンクス出身の白鳥さんたちを眺めつつ、とりあえずルアーを投げる。
が、これまたゴミが凄い。
投げれば投げるほどゴミが釣れます。
しかも水の濁りも相当きつい。
そういえば、前回このダム湖におとずれた時も濁りがすごかったんですが、なんか変な匂いがやけにするんですよね。
水質が相当悪いのがデフォルトなんでしょうが、インレットからも濁りだらけの水が入りまくってる。これはダメだなと思い撤収。新規開拓探検は失敗におわったのです。
お昼にいつものダムに向かった
さて、お昼になりαトラウトは買い物をすませると、釣りにいける時間ができました。
朝よりは時間はありませんが、新規開拓に失敗した雪辱はここで晴らすべきと思い、さっそくいつものダムに行きます。
このダム湖には大抵朝方向かうので、午後にやってくるのはひさしぶりです。
というか、雪が溶けてからまだ1回もここで釣りしてなかったですね。前回はダムの下側でしたし。
ダムについて、まずはゲキブルブレード7gをセット。
もちろんブレードにフックをつけてます。
こいつを投入後、しばらく探っていると、コンっという軽い当たりが。
フッキングして寄せてみると、今年初のダムニジマスさんが姿を表しました。
「いやいや、今年もよろしくお願いします」
と、懐から名刺でも取り出しそうな勢いで挨拶&即リリース。
貧乏人αトラウトとはいえ、腐っても社会人。
礼儀はもちろん大切。
というか、ニジマスさんには徹底的に下手にでて懇意になろうという魂胆。
ええ、そうですよ。
社会人ってのは何よりも汚いんですよ。
美しい風景にそぐわないリアルな話はおいておいて、まずは一匹目をキャッチした時の感想です。
食ってきたのはテール部分で、下顎の先にフッキング。
やっぱりルーア本体ではなく、ブレード部分に食ってきてたみたいです。
サイズは25cm位の尺未満。
これ位の大きさだと、チェイスしてから食ってくるなら、やっぱりブレードにフックがあったほうが釣れるみたいですね。
そんな考察をしつつ釣りを続行。
春の雪解け水をたらふく飲み込んだダムは満水状態になっていて、歩いて攻めれる場所も随分と減っています。
いっつも魚がついているブレイク→フラットのポイントもいけなくなってる。
うーんこりゃルアー投げづらいな、と思いながらも枝の間からルアーを遠投して、ファーストブレイク付近からリフト&フォールをくりかえした時に、即座にヒット。
今度はやけに元気がよく、水面近くまでやってくると盛大にジャンプ。
おお、今年はじめてのニジマスが飛ぶ瞬間。
なんかいよいよ釣りが始まったなーという印象。
これもまた可愛いニジマスさんです。
こちらもブレード部分にヒット。今回は上顎です。
やっぱり食いが浅いとこっち側みたい。
ここで護岸がコンクリート打ち担っている部分に移動。
このあたりはまだ足場も良いですし、釣るのが楽。
ですがやたらとゴミが多い。
お腹にフックがあるゲキブルだとやけにゴミばかり拾ってくるので、ここはスプーンにチェンジして、シャローにやってきた小虹さんを狙うことに。
使うのはシマノのカーディフ・スリムスイマー5g
中古で新品同然のものが売られていて買ったんですけど、以前から1回も使わなかったこいつをチョイス。
ダムで使うには軽すぎるんですが、気になっていたので投げてみる。
キャスト感覚はこのグラムのスプーンにしては良く飛ぶ。
リトリーブさせると、これがまたきもちいの良い動きっぷり。
スプーンなのにミノーみたいなウォブンロールていうのかな。これはすごいぞ。
しかも浮き上がりが悪いので、若干早めに引いても大丈夫。
沈みやすいし、河川で使っても良いかも。
とか思って動き見ながら関心していましたね。
ええ、さすがミラクルジム(古)の作品。
あの人色々言われているけど、作るものはまじで本物だな。
と、いつものルアー観察をしていたら、足元に小虹がチェイスしてきて、いきなり足元でバイト。
「ええ今えええ??」
と驚きのあまりフッキングした瞬間、スッポーンと抜けてしまう。
まずいまずいと慌ててネットに戻すと、相当可愛い小虹さんがいました。
これは今年生まれたばかりじゃないかな。
どうにもこういう小さいサイズの小虹さんがウロウロしています。
その後、別のアングラーさんと挨拶。
やっぱりインレット付近のほうがいるんでしょうねとお話。
そういえばこのダム湖のインレット、去年の冠水がはじまったころに行った時だけ、でも、春先はインレットこそが本命。
というわけで、とりあえず次時間があるときは、インレットにでも探検に行ってみようかと思います。
なお、やっぱりスペイルを固定したのが正解で、一度もエビることありませんでした。
スピンテールジグは成功した
とりあえず、スピンテールジグの後ろにフックをつけることで、小さなトラウトでも釣れることが判明。
精神病院送りにされたエジソンと言われる僕もたまには結果を残すということです。
が、手元のゲキブルの残量が少ない。
しかも、前回の釣行でスナッグレスカスタムのゲキブルも木の枝にひっかけ紛失。
幾らスナッグレスにしようがキャスティングが下手では話になりませんでした。
とりあえず時間があるときにスナッグレス+ブレードフックで使うことが重要です。
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