渓流アングラーのみならず、トラウトマンが大好きなラパラCD3についてのレビューです。
あらゆる小場所で使えることから有名なCD3。
その使い方などをネットで見るとそれはもう大量に出てきますね。
最近でも頻繁に使われている場所といえば、やっぱり渓流。
渓流アングラーにってのラパラといえば、CD3とCD5が最も使われており、中でも僕のようにヤマメを釣る人達にとってはCD3は秘密兵器とも言われております。
そんなわけで、最近ルアーレビューはラパラしかしていないαトラウトです。フィッシングショーでろよ!
とかね、別に行かないんでいいんですけど、フィッシングショーが気になって出店ブースとかチェックして「今年も本州のユーチューバーにレビューを託したい」と思ってたんですが
なんでラパラがブース出ないの
は?え?は?
ちょっとまって
これだけレビューしてんじゃん?
僕こんなにラパラ紹介してんのに、まだ足りない?
あと100記事くらいラパラやれば出てくれんの?
村田さんまた「1日に70000個!」とか言わないの?
イキりまくった村田さんは釣り大学以外で見れないの?
とかゴネまくってたんですが
昨年はアバシ系のルアーがあったからやってきた感があるし
村田さんはまたDUOブースに出現して「安いよ!」って八百屋売りしてたんですね
でも今回はDUOじゃない、DUOも好きだけどラパラも好き
しかもDUOとおなじくらい安い。
大手の量産プラとウッドはいつだって貧乏人の味方
ということで、今回はウッドのほう
ラパラのカウントダウンシリーズの中では渓流向きと言われているCD3オンリーで、再び超マニアックなレビューでも行って行こうと思います。
ラパラのCD3とは?
ラパラのカウントダウンシリーズには様々なサイズがありますが、CD3は2番めに小さいモデルであり、ライトゲーム向けのヘビーシンキングミノーです。
非常に小型のミノーで、小さな虫やエビなどを捕食しているターゲットに効果的。
ニジマス、ヤマメ、イワナなどのトラウトはもちろん、ソルトでもメバリングで使われています。
動画も撮影
今回もレビュー動画を撮影しています。
冒頭に作ったOPは釈迦坊主と川の主釣りのマッシュアップポテト。
文章読むのダリーって人は動画だけでもご覧ください。
CD3のスペック
CD3は全長3cm
ウェイトは4gと、このサイズのルアーにしてはかなりのヘビーシンキング。
現行ルアーで3cmに4gのウェイトを搭載したミノーはなかなかお目にかかりませんね。
フックはトリプル×2で、ベリーとテールの2箇所に12番を装着。
ただし、ベリー部分のフックが糸にからみやすいのでテールフックオンリーにするのが定番化していますね。
カウントダウンシリーズということは、やはりバルサ材で作られているのが最大の特徴。
リップはかなり独特で、ひたすら丸くカップ状になってます。
まるっとした小粒のボディが可愛い
CD3のデザインはラパラのミノーの中でも断トツ可愛い。
そう思っているのは僕だけじゃないはず。
全体が丸く、プリっとしたボディに愛くるしいペイントアイ。
しかも頭でっかちの2D感が素晴らしい。
想像してください。
季節は梅雨
降りしきる雨の中、帰路につくあなたは、ふと道端の電柱の近くで震えるCD3が落ちていたとしましょう。
あなたのは家はペット禁止。
親はバルサアレルギーで、ラパラなど連れて変えれば即タックルベリー送り。
しかし、この顔で懇願されたとしましょう。
こいつを黄色い保健所に送られてたまるか
僕がCD3を育てるんだ!
と、親に反抗し育てあげ、立派なCD11にしたくなるはずです。
もうそれくらい可愛い。
とくにこのナイルパーチが絶対無敵。
僕なんか家に帰ってくるとすぐにタックルボックスを開けて
赤ちゃん言葉で話しかけてるレベル。
まって、通報しないで?
いいじゃない、ルアーと話したっていいじゃない。
ストレスって簡単に人を狂わせるんだから。なにいってるの?この子の声が聞こえないのママ?え?なに?やめろ!はなせ!くっそ!!病院はもういやだ!!!
ルアーのレビューのたびに幾度となく病院に送られそうになっていますが
心配しないでください、精神科なら週1通いだから僕は正常。
常に医師にメンテナスしてもらってるので、常に万全の体制。
おくすり手帳にシールをはるかのごとくレビューだって簡単ですよ。
ラパラCD3のアクションは何かブリブリしている
さて、肝心のCD3のアクションですが。
これもまた現代のミノーとはまったく違うというか、使ってみるとわかる新鮮味。
3cmに4gとくれば、もはや完全なヘビーシンキングミノー。
しかし、3cm台のミノーに4gものをウェイトを詰め込んだアイテムは一部のメバリングミノー以外にほとんど存在しません。
そんなわけで、渓流のみならずCD3はメバリングにも多用されていますが、アクションの質は独特ですね。
ただ巻きで左右へとブリブリ動く
ラパラのCD3はタダ巻きでブリブリと動きます。
アクションはヘッド側が大きく、それに続いてテール側が追従するようなタイプ。
そのため、リトリーブスピードを落とすほどに、ヘッドを細かくと振るような動きなりますね。
ボディサイズに対してウェイトが大きいので、低速で動かすとあまり動きません。
ただ、この動きのほうが良い相手も多いので、スローリトリーブも有効なアクションですね。
ラパラCD3の使い方
ラパラが生んだカウントダウンの可愛い方、CD3の使い方ですが、基本的には巻くのが効果的ですね。
ブリブリさせる動きを活かして、リトリーブで食わせるというのが基本戦法。
しかし、渓流ではそうもいかず、特殊な使い方のほうが釣れることが多いです。
CD3はやっぱりタダ巻き
ラパラのカウントダウンシリーズといえばタダ巻き。
ということで、このCD3もやっぱりタダ巻きが一番使い勝手が良いです。
流れが無い場所なら、そのままキャストしてカウントし、巻き始めてスタート。
ただ、このミノーは立ち上がりが早いとはいえません。
どんな速度で巻こうが、巻き始めは軽くロッドをあおってルアーのバランスを崩してあげるといいです。
それとリトリーブスピードはかなり上げても大丈夫です。
小さいミノーですが、ウェイトがあるのと、カップ状のリップが流れを上手くコントロールしてくれるので、水から飛び出しにくいです。
軽いジャークでリフト&フォール
続いてリフト&フォールで誘う方法です。
立ち上がり時に上手くバランスを崩せれば気持ちよく動いてくれるので、軽くジャークを入れるようにリフト&フォールをしてボトムを取るように動かすと理想的なアクションで広い範囲を適切な速度で誘えます。
このアクションはボトムだけじゃなく、表層でも使えますし、タダ巻きで起きれない魚に食わせるのに向いてます。
冬が近づいて水温が下がり、活性が低い時には案外この方法が効きました
トゥイッチでリアクション狙い
トゥイッチでの反応は他のヘビーシンキングミノーよりも悪いですが、使えないこともありません。
できるだけ素早く動かすほうが良いので、ナイロンよりもPEのほうが動きはよくなります。軽いトゥイッチよりも、少し強めに入れたほうが良いです。
飛距離とトゥイッチへの反応の悪さがデメリット?
CD3は長い間販売されているミノーであり、日本でも多くの人が使っています。
ただ、だからといって万能ではなく、それなりにデメリットもありますね。
そんな部分もCD3らしいというか
むしろ、そのデメリットを知ってなお使い続ける人が多いの変わったルアーです。
最近のヘビーシンキングミノーに比べると飛ばない
カウントダウンシリーズに共通して言えることですが、さほど飛距離は出ません。
重心移動機能付きや、後方重心のヘビーシンキングミノーと比較すると若干劣るのはいなめません。
ただ、CD3を使う人はたいてい飛距離をあまり意識しませんし、そういう場面で使うようなルアーでもないので、たいてい気にはしてません。
トゥイッチングへの反応が悪い
トゥイチングへの反応はあまり良くありませんね。
この部分が、渓流でのルアーフィッシングでは難点となるところ。
特に流速が速い場所で釣り上がるような時は、かなり使いにくいルアーになってしまいます。
こういった場所で、他のヘビーシンキングミノーの様にトゥイッチで誘っていても、あっというまに手元に来て終了。
動きもさほどハードではにので、リアクションバイトを誘いにくいかもしれません。
トゥッチで誘いたい場合はシェイクよりも、ロッドワークは強めで、弾くようにアクションさせてあげたほうがいいですね。
渓流ではかつてCD3が多く使われていた
渓流釣りにおけるミノーイングは80年台から行われていたようです。
当時は当然バルサ製のミノーが主流だったわけで、そこにはラパラも当然入ってきます。
昔はフローティングミノーを使うのが一般的だったと言われますが、90年台頃になると、すでにヘビーシンキングミノーを使う釣り人が現れていたようですね。
しかし、かつてはフローティングミノーか普通のシンキングしか殆ど売られておらず、それが小型のミノーとなるとなおのことフローティングばかり。
そこでボディの下側に板重りなどを貼って工夫する人が現れましたが、まだ市販でヘビーシンキングミノーは殆どない時代。
そんな頃に活躍していたのが、ラパラのCD3だったようです。
初登場は1989年
ラパラのカウントダウンシリーズは1965年に発売されましたが、このCD3はそれから18年後の1989年に発売されています。
90年代初頭の小型ヘビーシンキングミノーといえばCD3しか殆ど姿を見なかった時代。
当然、そこで渓流のボトムを取るならCD3が最良だと判断したアングラーが多数いたでしょうね。
他にもCD3は様々な釣りで使われており、ソルトゲームのほうが出番は多かったとか。
しかし、2000年台後半に入るとDコンタクトが出現。
渓流でのミノーイングは一気にトゥイッチングで誘うヒラウチゲームに染まっていきます。
その手の動きがあまり得意ではないCD3は出番が少なくなり、ついに使われなくなることに・・・・
なることは無かったんですね、これが
なぜか使い勝手が良いとは言えないCD3の愛用者は結構多く、あの手この手で魚を釣っていますし、普通のヘビーシンキングで釣れない時になぜかCD3が爆釣することもある。
ソルトゲームでもやはり使う人は途絶えておらず、一定のコアなファンがCD-3を使うのですが、これも渓流と同じく、なぜか時折パターンにハマったかのように釣れるようです。
ラパラのCD-3のナチュラルさが釣れるのか?
CD3を去年の秋から使っていましたが、アクションの質はナチュラルだと感じています。
リアクションで魚を一気に釣るっていうルアーじゃないですね。
基本はただ巻くほうが良いし、ロッドワークへの反応が良いタイプじゃないので、バンバン動かして誘うような攻めのルアーじゃないです。
けれど、確かに魚は釣れるんです。
活性が低いヤマメもきちんと追って口を使ったし、ぜんぜん釣れる。
流れが速いところは強めのロッドワークで誘うしかないんですけど、それでも釣れる。
あと、ルアーローテーションで使うと良い釣果を出してくれます。
ヒラ打ち系で攻めてバイトせずにピューっと帰っていったら、つづいてCD3を投げて、ヒョコヒョコとトゥイッチで動かしたり、軽いジャークでリフトさせたりすると食ってきますね。
他のヘビーシンキング系ミノーと明らかにアクションの質が違うので、見切られたと思ったらこいつに変えても良いし、なんか活性が低いのか?とか思ったら、これに変えて縦の動きや、細かなアクションで誘ったりすると効果的な気がしてます。
CD3を愛で倒せ
というわけでCD3のレビューでした。
カウントダウンシリーズは、あとでCD5も加える予定ですが、僕みたいな渓流で尺以下の魚を相手にする機会が多い人にはCD3のほうがおすすめですね。
それと、最近のヘビーシンキングミノーにはない可愛さは何よりの魅力。
扱いが結構難しいけれど、全く憎めない。
タックルケースを開けてこいつがいると妙に癒やされますし、古めのタックルに良く似合うのも良い。
それとラパラはトラウトに限って使うルアーじゃありませんし、ソルトでのライトゲームのほうが実績が高いルアー。一つ持っておけば結構ありがたいお守りルアーです。
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