ダイソーのスキットルをハードボイルドに使ってみる【100均】

ダイソー
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釣りやアウトドアにも最適な例の品、ダイソーから発売されているスキットルを手に入れたので、その使い方をハードボイルドに説明していこうと思います。

スキットルとは、ウィスキーなどの蒸留酒をいれるための容器。

ポケットに忍ばせるために小型かつコンパクトで、アウトドアシーンで使われるため金属製の頑丈なボディが特徴。

そして、なによりもカッコイイ。

数々のハリウッド映画では、このスキットルが登場してくることもあり『スキットル=ハードボイルドなアイテム』のイメージがあまりに強い。

たとえば賞金稼ぎのジーパンのポケット、ギャングのテーブルの上、私立探偵のコートの内側、素行不良軍人の胸ポケット。

そして胸を撃たれるけどスキットルのおかげで助かり

「ああ穴が開いちまった、せっかくの酒が・・・・」

と、自分の命より酒のほうが大事なアル中っぷりを見せる。これぞスキットル。

そんなカッコイイアイテムが、まさかのダイソーから発売したらしい。

そこで、ハードボイルドな気分を味わえるダイソーアイテムを手に色々とレビューしていこうと思います。

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ダイソーからスキットルがハードボイルドに登場

ダイソーから発売されているスキットルは容量およそ180mlのタイプ。

オールステンレス製品なので、アルコールを入れても割れる心配が無いのが売り。

そう、アルコール類はプラ容器にいれると割れることがあるので、持ち運びが結構困りますからね。

アルコールランプ用の燃料を入れて運ぶのにも便利なアイテムだったりします。

100均好きかつ映画好きの僕は絶対に手に入れたかったダイソーのスキットル。

しかし近所のダイソーには例によって置いておらず、こちらも送って頂きました。ありがとうございます!(ほんとにこの辺りのダイソーは新商品が来るのが遅い)

袋に入っているとはいえ、すでににじみ出るハードボイルドなオーラ。

こいつは袋をとってしまったら一体どうなってしまうんだろう・・・

ひっひいいいいいい!ハードボイルドすぎる!ダイソー・ハードボイルドだぁあ!

ちなみにお値段300円。たったの300円でこんなハードボイルドなアイテムを売るなんて、ダイソーは一体何を考えているんだ、謎の組織とかに狙われてしまうぞ!

しかし僕はどうしてもコノ手のアイテムが好き。

しかもアウトドアでも使えるし、釣りキャンプで持っていくのもカッコイイ気がする。

というか、そもそもスキットルなんか普通売ってないから、こんなのがダイソーで買えるのは本当に有難いですね。

ダイソーのスキットルの使い方

ダイソーのスキットルはアルコール類を入れるためのもの。

箱の裏にも注意書きとして「ウィスキー・ウォッカ・テキーラなどのアルコール度数の高い蒸留酒のみ入れてください」とあります。

もし度数が低いアルコールを入れて放置すると雑菌の繁殖に繋がるので危険。

基本的には40度位の蒸留酒を入れるもの、つまりウィスキー系です。

ただし、アルコール度数が高いからといって糖度の高いお酒を入れるのはあまり向いていない。

こういったものは中をしっかり洗うのが難しいので、糖分が固まって使えなくなることもあるので注意です。

で、実際の使用法は付属のアイテムをこのように設置してお酒を注ぎこみます。

こうしたアイテムがちゃんと漏斗が付属してるのは有難い。

スキットルは飲み口がとっても小さいので、そのまま注ぐのは至難の業ですからね。

ちなみに付属品じゃなくても使えます。

なお、蒸留酒だけでなく、燃料用のアルコールを持ち運ぶのにも使えます。

最近キャンプブームですからね、スキットルにアルコール燃料入れてもっていくのも便利かも。

なにげに小型の金属製容器でカッコイイのって、あんまり無いですもんね。

しかし、注ぎ終わったらしっかり蓋を締めたか確認。

ふっても中身が漏れてこないかチェックします。

ダイソーのスキットルはお湯と洗剤でしっかり洗ってから使う

このダイソースキットルは大変安く便利ですが、箱出しでいきなり使ってはいけません。

箱の説明書きにもありますが、中が汚れてしまっているものが多いのでしっかり洗浄してから使うほうが良いらしい。

実際に中を確認してみると、たしかに茶色く汚れています。

ただ、普通の水筒などと違って、飲み口が凄まじく小さいので、スポンジもブラシも入らない。

そこで、まずは洗剤を少量中にいれ、そのあとお湯を注ぎ入れる。

そして蓋をして振る。

もうバーテンダーかいってくらい振る。

誰かにそれシェイカーじゃないぞ、スキットルだぞ?と突っ込まれるくらい全力で振ります。

するとあら不思議。

あの茶色かった中がこんなにも綺麗になるじゃありませんか。

これを3回くらい繰り返せば中は安全だと思いますが、気になる人はあらゆある方法を使い「もう安全だろ!」と納得できるまで洗ってください。エタノール系のアルコールを入れて洗ったりするのもアリかもしれませんが、個人的には食器用洗剤で十分綺麗になりました。

※なおクレンザーは使用禁止

ダイソーのスキットルをハードボイルドに使ってみる

せかっく買ったダイソーのスキットル。

はやく使いたいと思ったものの、家の中に蒸留酒が無い。

あるのは激安焼酎の大五郎と、ビールばかり。

なんてハードボイルド感の薄いラインナップ・・・これではせっかくのスキットルが楽しめない。

そこで僕は、すぐさま近所のコンビニに歩いて向かい、スキットルに注ぐためのウィスキーを手に入れることにしました。

僕が向かったのは近所のセイコーマート。

とりあえずここに売ってたジムビームを買います。

アルコール度数は40度なのでスキットルで使うのには最適なうえ、ちょうどCMでジムビームが流れていたのでつい買ってしまいました。

スキットルに似合うのは、やはりアメリカンなバーボン。

ジャックダニエルでも良いですが、これくらいの大衆的な感じが僕は好き。

・・・いや、ここからは『僕』なんていうナンパなチャラ坊しか使わない一人称は捨てるべきでしょう・・・

・・・『俺』

そう、俺はバーボンを手に入れると、すぐまさスキットルに入れようと試みた。

けれど生憎駐車場は車が多い、こんな所でスキットルにバーボンをぶち込むのを見られたらやってられない、アル中がバレるのが怖い?いいや、俺はどこでもバーボンをブチカマシちまうハードボイルドな野郎だってバレちまうのが嫌なのさ。

それに、ハードボイルドは騒がしい駐車場で酒を飲むのは似合わない。ひとけがなく、薄暗く、なにか危険な香りがする場所でこそ酒をのむべきだ。

そこで、俺はコンビニを後にして雪の中を歩きだし、危険な香りに引き寄せられるように、孤独な夜の帳の中を進んだ。

気が付くと、俺は公衆トイレの中にいた。

いいじゃないか、トイレ、わるくない。誰にも見られずに酒をスキットルに移し替られえる。おまけにスリリングだ、薄いドア一枚へだてて誰かがやってくるかもしれない危険な香りがたまらない。

おまけに汚い。NYの場末のBARよりはましだし、ちゃんと掃除されて臭くもない。だが壁は落書があり、最低な気分にさせてくれる。超ハードボイルドだ。

そう、ここは俺にとってトイレは絶好の酒場。

おまけに危険な香りに心が癒される。俺はまるでオフクロの腹の中にでもいるみたいな気持ちでダイソーのスキットルにバーボンウィスキーを入れはじめた。

この瞬間がたまらない。

美しく注ぐ音が金属を通して響き、俺の胸を高鳴らせる。ここで我慢できず瓶から直に飲んじまうやつは、ただのアル中だ。ハードボイルドじゃない。

なにせハードボイルドなやつ常にタフじゃなきゃダメだ。忍耐強く、待つのに慣れてる。そういう男じゃなきゃ務まるもんじゃない。

ふと衛生的にどうなんだろうと思ったが、そんなことは知ったこっちゃない。

40度のアルコールは全てを忘れさせる。トイレの雑菌も、この街の悪も、オレ自信の過去も、すべて無かったことにしてくれる。もちろん酔ってる間だけだ。

さぁ、これで完成だ。

隣の「オ〇コ」のダーティーな落書きを背景に、ダイソーのスキットルにウィスキーが注がれ、ついにハードボイルドアイテムが仕上がった。

まずはそのまま飲んでもいいが、外で飲んでみたい衝動にかられた。

やはりウィスキーが一番うまいのは冬の夜。そう、ここは冬のニューヨーク。雪が積もる都会の片隅。だから、けっして北海道の北の方の過疎化が進む街とかではない。ぜったいにニューヨーク。そう俺のハードボイルドがいっている。

トイレから出て俺はまずは路上で一口目をやった。

美味い。

普通に飲むのとまるで違う。

熱い酒が喉を通りすぎたころには、すぐに二口めが欲しくなる。それに、スキットルの小さな口からは、度数の高い酒を飲むのに丁度良い量が出てくるのが有難い。なんてウィスキー向きの容器なんだ。

さらに寒空の下を歩きながらチョビチョビと飲みつつ歩くと、なにか次第にポカポカしてくる。いや、ハードボイルドはチョビチョビとかポカポカとかなんて言葉は使わない気がする。

こういう時、ハードボイルドはなんて言うんだ?わからない、あんまりハードボイルド読んでないからさっぱりだ。

──しかし、外の風は冷たい。

現実の冷たさに凍えそうになりながら、さっきウィスキーを買ったせいでさらに冷たくなった財布を思い出し、さらには支払いを迫られる借金のことが頭をかすめ、またウィスキーを俺は飲み、ハードボイルドなマインドを取り戻す。

安いウィスキーに、ダイソーの安いスキットルで深夜徘徊をしながらら飲み続ける。

これがハードボイルド。

そう、ハードボイルドはこの現実を生き延びるために必要なのだ。

だが、もっとハードボイルドにならなくては。冷たい雪に覆われた、この夢も希望も無いこの街で生きるためにはタフなハードボイルドが足りない。もっとダイソースキットルを使いこなさなくては。

そこで交番の前にきた。

ウイスキーを入れたダイソースキットルを持って。

どうして交番なのかって?決まってるだろ、ハードボイルドは常に犯罪と隣り合わせだろ。のんびりノホホンと生きてるやつはハードボイルドなんかではない。いつだってヒリついて、生と死、シャバとムショが隣り合わせのリアルを生きる。

そのためには、交番の前でダイソースキットルを使う必要があるのだ。

さらに丁度良いことに、交番には指名手配のポスターがある。

こいつは良い酒の肴。俺はまよわず指名手配犯をみながらスキットルを煽った。

そして、賞金首たちのリストを眺め、次の獲物について考えれば、気分はとっくにバウンティー・ハンター、つまり賞金稼ぎ。俺は荒野を駆けるガンマン、ピンカートン探偵社の生き残り。早撃ちじゃ誰にも負けないロクデナシ。みえる。雪原の上を走るケサラン・パサランが。幻覚じゃない、間違いなくみえる。酔ってるとからとかじゃない。

もはや荒野の賞金稼ぎと化した俺は、次の獲物を狙う。

そう、ウィスキーだけじゃ足りない。

豆だ。

俺は今、猛烈に豆を食いたくてしかたない。

そこで、俺はセブン・イレブンに向かい豆を買った。

店内ではゴロつきどもが酒瓶をもち暴れていたが、しったこっちゃない、クールにセブンのおつまみナッツを買い自動精算機で金を払う。小銭だけはあるんだ、さぁ飲め自動精算機、俺のおごりだ。

そうしてナッツを手に入れた俺は、街にでてもう一度スキットルで飲みなおすことにした。

ウィスキーとくればナッツだが、こいつも歩きながらやると格別だ。

冷たくで食えたモノではないと思っていたが、案外ナッツは別で、酷く寒い雪の中で歩きながら食っても気にならない。

ナッツをほうばり、歯で砕き、そいつをウィスキーで流し込むと、あたたかな満足感が口から喉へ流れ込み、胃袋の中で熱く弾ける。

なんてハードボイルドな夜なんだろうか。

このままじゃデカをクビになった私立探偵になってしまうじゃないか。

しかも、こいつを運ぶのにバッグなんかいらない。

ジーパンのケツのポケットに入るサイズで作られてるから、手ぶらで酒を持ち歩ける。

おまけに、この音が格別だ。

ダサい水筒なんかと違って、スキットルは金属の板だけで作られてる。

そのせいで、歩くたびにスキットルの中で踊るウィスキーの音が聞こえてくるんだ。

そして俺はハーボイルドにハードボイルドな雪の夜をハードボイルドに歩き続けた。

冷たく誰もいない世界でも、スキットルさえあれば良い。

そうすればいつでもクールなハードボイルドで生きてけるのさ。

ダイソーのスキットルはハードボイルドな気分になれる

こうして俺はダイソーのスキットルによって、とんでもないハードボイルド野郎になっちまった。

たぶんしばらくこのブログの文体もこうなるかもしれないが、俺が悪いわけじゃない、悪いのは全部ダイソーのスキットルだ。

そう、こいつは滅茶苦茶なハードボイルドアイテム。

ヤワでナンパなチャラ坊でも、使えば一発でガッチガチのハードボイルドになる。

さぁ、今すぐダイソーに行ってこいつを買い、酒をぶちこむといい。

たとえ外で歩かなくても、家の中で飲むだけでも良い。

というかアウトドアで使うのが一番だ、スキットル片手にキャンプで燃える火を見るなんても良いだろ。まるで気分は西部劇だ。

それに釣りをしている最中だっていい。洗う手間を惜しんでがんばるというのならば、普通の飲み物いれても良いかもしれない(コーヒーは洗うの大変そうだし、捨てることになるかもだけど、そこは100均と諦めて)

ただ、一つだけ言っておく。

あるきながら酒をのんで寝るよ、たぶんそのまま現世とおさらばだ。

節度をまもり、クールに飲む、そいつがハードボイルドってもんだぜ

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