今回は釣り人にありがちな「釣れなかった時の言い訳」を皆で持ち寄り、いかにダーティーかを判断するという配信を行ってきました。
しかしまぁ、皆さまも今年は多くの言い訳をしてきたでしょう。
僕も今年はさんざん釣れない言い訳をしてきて、多くのカルマが溜まってしまいました。
そのカルマを皆さんと共に浄化すべく、多くの咎人が集まる道北貧釣の配信では自助会による集団セラピーを実行したのです。
釣れない言い訳はダーティーさにレベルがある
さて、今回の釣れない言い訳を供養する会では、皆さまの多くの勇気ある告白が集まりました。
そのさなか、釣りの言い訳には「ダーティーレベル」が存在し、明らかにダーティーとわかる言い訳もあれば、一見してジャッジが難しく、笛を吹きにくいプレイも存在することです。
「ターンオーバー」はあまりにも多用される言い訳
釣りの言い訳の中で、即座に「はいこれ反則」と笛を鳴らすレベルなのは
やはり「ターンオーバー」ですね。
ターンオーバーとは、冷たい水と温かい水が入れ替わることにより、水質が一気に悪くなる現象。
主に湖などで起こりやすく、このターンオーバーが起きると魚の活性が著しく低下するといわれています。
が、しかしこれが釣れない言い訳に使われすぎているため、ターンオーバーだと言われても
「あ、絶対こいつ言い訳してるな」
としか思えなくなってしまったワード、それがターンオーバーですよ!
なぜなら、ターンオーバーはアングラーの言い訳にはこれ以上ないほど都合がいい。
一見してターンオーバーが起きているのかは実際は判断しにくい上、普通に水が濁ってるだけでターンオーバーと言ってしまう人多数!じっさい僕も良くわからない!
そんな代物ゆえに、湖での釣りで魚が釣れない際には
「なんかターンオーバーって言っとけば良いや」
という人間が生まれやすくなってしまった・・・そう、ターンオーバーが悪いんじゃない、言い訳をしたいアングラーにとって、ターンオーバーがあまりにも都合の良い存在なのが悪いのです。
今日はデカいのしか狙ってないわけが実際は無い
今日はデカいのしか狙っていない。
こんなワードはかなり聞いたことがありますよね。ああ、この人は小さな魚など眼中になく、とにかくデカいの一発狙いなんだなと。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
丸一日ビッグベイトを投げ続けていたのでしょうか?
もしそうなら、確かにビッグワン狙いと言い切れる。
しかし、もし途中で一度でもフィネスな釣りをしていたら、それはもうデカいの狙いではない。
そんな人が言う「今日デカいのしか狙ってないから」は、もはや釣れない言い訳にしかならないのです!
『今日は釣る気ないから』は、だいたい釣る気しかない
今日は釣る気がない。
もはや悟りの境地に達し、魚と戯れることだけを目的としているため、魚が掛からなくてもまったく気にしていない。
そんな発言をする自称達人アングラーはこの世に多々いますが、ここで一言いいたいのは。
それは釣れないダケなんじゃないのか?
という疑惑を聞いてる側に与えすぎていませんか?
そうですね、ええ、わかってます。
もう釣りに行っている以上、釣るきの無いアングラーなんて実質ゼロ。
多かれ少なかれ釣る気で行っているので、釣る気が無いなんて人はいません。
正確には
「今日は少し釣れてくれればいい」とか
「今日はめちゃくちゃ釣れて欲しい」とか
「今日は500投中1ヒットが欲しい」とかです
ただね、本当に500投で1ヒット欲しいのか?ほんとうはもっと釣りたいんじゃないのか?
ちょっと強がって言い訳していないか?そのあたりが本当に怪しいワードです。
「魚がスレている」は本当なのか?
そして、最後は魚がスレている問題。
これは激戦区では確かにスレているのは間違いないし、僕もスレて釣れなくなった場所は遭遇しています。
しかし、メディアやYouTubeなどでは「激タフフィールド」「デスリバー」「激スレポイント」「スレッカラシの激戦区」などなど、めちゃくちゃスレていることをコレでも押し出し、魚が釣れないような状況で釣ってみせるのカッコイイーなどという演出が多すぎるため、そもそも
「そこ、本当にスレてんの?」
という疑惑すら湧いてくる・・・いや、ただその日釣れなかっただけじゃないのか?と。
それゆえに、もはや「スレている」というワードを、本当に言葉の通り受け止められるアングラーはかなり減ってしまった。
というより、そんなの当たり前だろ!という感覚すら湧く人もいる。
という状況ゆえに、スレていると事前に振る事自体が「めちゃくちゃ保険かけてる」と思われがち。
さらに、釣れなかった事に対して「スレていたから」といいうと、いやめちゃくちゃ言い訳してるじゃん・・・とすら思われてしまうのです。
しかし来年もしっかり言い訳していこう
この他にも数々の反則言い訳が飛び出し、中には「それは一発退場だろ」「無期限出場禁止だよ」と僕がつっこんだ言い訳も登場し、白熱した釣りの言い訳合戦が繰り広げられました。
やはり、釣り人は言い訳をする生き物。
それは確かにカッコ悪い行動かもしれませんが、僕はそれこそが釣り人なんだと思う。
いや、むしろ言い訳のバリエーションが豊かなアングラーのほうが、面白いんじゃないか?
そう思いはじめた僕は、おそらく何か狂っている気がしました。
来年も、やはり釣れない時は、この言葉をみんなの前で発していこうと思います
「激タフでターンオーバーだから無理無理!あ!でも別に釣る気なかったから!」
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