ワカサギ釣り。
その起源は1928年にまで遡る。
それまで漁業の対象でしかなかったワカサギを釣りとして確立して依頼、日本では誰もが簡単に釣れるファミリーフィッシングとして普及した。
そして、その釣りに興じるのはαトラウトもやぶさかではない。
コスパ系貧乏トラウトアングラーとして日々自作ルアーやらダイソールアーカスタムを行い厳しい冬を乗り越えつつあるが、ワカサギを釣りだけは別だ。
だって美味しいから
ワカサギは美味い。
キャッチ&リリースが基本のトラウトフィッシングとは真逆の存在。
これぞ酒の肴。ビールに以上にあう上手さ。ファミリーフィッシングとは名ばかりのツマミ集めのハンティング。
オッサンになり気が付いたワカサギ釣りの楽しみではあるのですが、今回は以前に行ったワカサギ釣りの様子を詳しくご紹介します。
ワカサギのおすすめアイテムはこちらで紹介しています。
ワカサギは朝にめちゃくちゃ釣れる
ワカサギ釣りであろうとマヅメは鉄板。
ゆえに僕のワカサギ釣りは早い。
早朝3時に起床すると、そのまま荷物を詰め込み嫁と一緒に釣りに行くわけです。
もうこの時間だと真っ暗だしとにかく寒いわけでもはやファミリ感ゼロ。
しかし、僕はワカサギ釣りは絶対に坊主が嫌なのです。
釣るまでの苦労が無駄になるのが嫌
ワカサギ釣りは普通の釣りに比べて釣るまでのハードルが高い。
釣り券を買い、氷の上を歩いてポイントまで移動。
そこから氷にドリルで必死こいて穴をあけ、テントを設営。
そうしてようやくロッドを取り出すわけで、釣り場についてから実際に釣りをするまで1時間近くかかることもあるわけです。
にもかかわらずボウズなんて絶対にいやなわけで、何がなんでも釣りたいからこその朝マヅメ決行スタイルです。
釣り場についたら釣り券を買ってドリルを借りる
釣り場に到着したら、まずはワカサギ釣り券を買います。
僕が良く行く場所は北海道は剣淵町にある桜岡湖。
ここでは釣り券600円なのでそれほど高くなくて貧乏な僕はとても助かります。
さらにここに通う理由は、釣り券の他にもいろいろお得なサービスがあるから。
ワカサギ釣りでは案外この手のサービスの充実具合が重要だったりします。
ドリルを借りれるか
まずドリルのレンタルがあるのは一番良いですね。
北海道のワカサギ釣りは氷上で行うのですが、ドリルで自分で穴を開けるスタイルが一般的です。
ロッドや竿は借りなくて良いんですけど、ドリルがレンタルできるのはとても重要。年に一回行く程度なら購入するより2~300円出して借りたほうが良いですからね。
餌が売っているか
ワカサギ釣りで使う餌も現地で買える方が良いですね。
赤サシメインで売っているので、餌を買い忘れても問題ないです。
ちなみに僕はワームも使うので餌にはあんまり困らないです。
温泉券が付ている
ここがものすごい重要なんですけど、ワカサギ釣り券を買うと温泉入浴券が手に入るんです。
これは滅茶苦茶うれしいですね。
ワカサギ釣りが終わったらそのまま温泉に直行。そこで湯船につかって帰宅。このパターンは宇宙の法則すら凌駕する黄金の方程式です。
というかうちの嫁とかもはや温泉目当てで行っている所ありますからね。
ワカサギを釣るだけで無料で温泉券が出てくる釣り場は案外多い(湖の近くは温泉が多いので)のでネットで調べてみると良いです
ポイントまで移動してドリルで穴を開ける
釣り券を買ったら荷物を載せたソリを引いてポイントまで移動して穴あけです。
この穴開けがワカサギ釣り最大の難関。
僕はレンタルのドリルでせっせと穴を開けたわけですけどね、穴をあける時間は10分位です。
穴の開け方はシンプル。
氷の上にドリルの先端をおいて、体重を掛けつつ回す
「おらぁあああ!!あけぇええ!!なんじゃぁ!!おぅうう???あかんかいわれぇえ!!!」
と仁義なき戦いを彷彿とさせる掛け声で頑張る。
それはもう広島のテッペンとる勢いで回すと、いつのまか菅原文太のパワーが宿り氷の上に殺伐とした仁義なき漆黒の穴があきます。
僕の苦労と巨大組織の派閥争いで開いた穴と湖水とつながればあとはワカサギを釣るだけ。
となる前に重要なのがポイントの選定です。
ワカサギ釣りはポイント次第でまるで釣れない
氷上ワカサギ釣りはポイント選びが超重要です。
一度その場所にテントを設営したら大抵移動できません。
他の釣りのようにポイントを頻繁に変えられないので、穴を開ける場所は適当に選ぶのはやめた方が良いです。
釣り場のポイントは管理している人に聞くと大抵教えてくれます。
それと、ネットで釣れるポイントについて事前に調べておくのも良いでしょう。
僕が良く桜岡湖では深場から急に駆け上がりになっている場所で良く釣れます。
ワカサギは群れで移動しますが、餌となるプランクトンを食べるためにマヅメ時になると浅場を回遊するからです。それと、プランクトンが良く発生するのは森が近く、地底がコンクリ打ちになってない場所です。コンクリ打ちになっていそうな場所はまぁ避けた方が良いです
テントを設営して釣り開始
日が出始めてきたころ、いよいよテントを設営して釣りを開始です。
ワカサギ釣りようテントはまわりに雪をのせる部分があるので、風にあおられないように全部雪で埋めてしまいます。そのためスコップも持っていったほうが良いですね。
テント内部はこんな様子。
セットで購入したワカサギ竿に、隣にはワカサギを入れるコーヒーの空き瓶。
それとマキエサと飲み物。
足元は断熱シートをひいてその上に胡坐をかいてます。
セットで購入したワカサギ仕掛けを道糸に結び、ワカサギ用ワームを切って付ける。
そして穴の氷を救って、仕掛けを投入。上からマキエサを入れて準備完了です。
細かくシャクリを入れるといきなりヒット
朝マヅメの場合、大体日が出始める7時前後からいきなり釣れ始める気がしてます。
この時も仕掛けを入れた直後、小さな当りが・・・
シャクリを続けると、またあたり。竿先に小さな震え。
ヒット。
これがこの日のワカサギちゃんとの初遭遇です。
しかし、その余韻にひたる間も無く続々とワカサギがヒットしていきます。
一回釣れると止まらないのがワカサギ釣り。辺りが明るくなりはじめると、もう入れ食い状態に。
あまりの忙しさに傍らにおいていたカフェオレ入りのタンブラーに手を伸ばす暇すらなく、夕方のマックスバリューのレジのおばちゃんの気持ちが痛いほどわかる。
次々と釣れるワカサギ。
しかしまぁ、良く釣れる。
家からもってきた珈琲の空き瓶がどんどんとワカサギで溢れていく。
なんで僕がコーヒーの瓶にワカサギを入れているのかというと、以前に見たユーチューブのワカサギ釣り動画でヒッピー風のおじいちゃんが何故か珈琲の空き瓶にワカサギを、入れているのを真似したくなったから。
本当はボールにザル入れてワカサギいれて、そのあとジップロックに入れるのが一番良いんですけどね、そこは好みのスタイルを確立したいところです。
釣果は111匹
で、結局釣れたのはなんと『111匹』
ディズニーだったら111匹ワカサギでアニメ映画できそうな偶然ですが残念ながらワカサギです。
ワカサギは良くみると非常に美しい魚です。
ルアーなんかで見るワカサギカラーも普段からお気に入りなだけに
ワカサギの美しさについつい魅了されてしまいました。
では、おまちかねの調理タイム。
おすそわけでもっていったついでに料理開始です。
ころもに絡まるワカサギちゃんたち。
もうこの時点で食欲が抑えきれませんでした。
そして、ついに完成(してもらった)ワカサギの天ぷら。
ワカサギはひたすらビールと会います。
この苦みがたまらない。
もうなんぼでもビールが進む。アサヒビール本社を崩壊させてしまかって位ビールが進む。
僕にとってのワカサギ釣りは、至極まっとうなほどアルコールのためにやっていたりします。
ワカサギ釣りを楽しんでください
アルコールのためにワカサギ釣りをやるαトラウトのようなクズになる必要はありません。
家族とのアウトドアを楽しむため、もしくはワカサギ釣り本来の面白さを追求するためにワカサギを釣ることこそ多くの人にとっての本懐でしょう。
なんにせよ、ワカサギ釣りは楽しい。
レンタル設備が整っていれば誰もが手軽にできる釣りなのでぜひチャレンジしてください。
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